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こんにちは!このブログも7周年!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
リビング階段は、家族の気配を身近に感じて、コミュニケーションが取りやすいので人気♪
でも、「リビング階段は寒い!」と言う意見も聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
確かにリビング階段は寒くなりがち。
その理由は、階段を通じて温かい空気が2階に逃げて、冷やされた空気がリビングに降りてくるからです。
温かい空気は上に、冷たい空気は下に移動する、物理的な性格によるものですね。
では、リビング階段の冬の寒さを解決する方法はないのでしょうか?
この記事では、“コスト別、リビング階段の寒さ対策5選”を紹介していきます!
対策1:全館空調システムで寒さを防ぐ
そもそも、住居内に大きな温度差がなければ、冷・暖の空気の対流は穏やかで、リビング階段からの冷たい風を感じることもありません。
また、家庭内事故で多いヒートショックも防げます。
そのためには、高気密・高断熱を前提にして、全館空調システムで温度差を最小にすることがベスト。
掲載元:NKハウジング
全館空調システムの設備機器・設置費用は、標準的な住宅規模(40坪前後:4LDK)の場合、設備機器と設置で150〜250万円くらいが相場です。
断熱性能等級によっては、費用アップ
最近の住宅は断熱性能が向上していますが、その性能は基準法レベルの等級1からフラット35レベルの等級4まであります。
等級1や2では、十分な断熱性能とはいえません。
等級レベルが4までいけば、全館空調システムの設備機器と設置費用だけでOKですが、等級1や2の場合には、断熱性能を上げるための費用として、別に100〜200万円ほどが必要になってきます。
断熱性能が低いままだと、全館空調システムに限らず熱が外部に逃げ、ランニングコストは上がるばかりですからね。
対策2:床暖房で優しく暖かく
最初に説明したように、温かい空気は下から上に上がります。
その理屈から暖房に限れば、足元から優しく温めてくれる床暖房は、まさに理想的。
下図のように、床暖房では床部分が最も暖かく、エアコンなどの温風式では上にいくほど暖かくなっています。
掲載元:DAIKEN
床暖房には電気式と温水式とがあって、初期費用としては電気式よりも温水式の方が高く、ランニングコストは、その逆になります。
部屋形状にもよりますが、壁ぎわを除いた床暖房の施工面積は、床面積の50〜70%ほど。
そこで、20畳LDKの60%(12畳)を施工面積として、電気式と温水式でどれくらいの費用になるのか、相場を試算してみましょう!
これらは、新築時で標準的な床仕上材とした場合の参考費用です。
床暖房・設備の仕様によっては異なり、リフォームの場合には、既存床の撤去費用などが別途必要になります。
対策3:建具で暖気を逃さない
リビングや階段の形状にもよりますが、可能であれば、建具で暖気を逃さない方法が簡単で費用も安く抑えることができます。
リビング階段に建具をつける
下の写真のようなリビング階段なら、上り口に建具が付けられ、リビングの温かい空気が2階に逃げるのを防いでくれます。
掲載元:松装カーテンセンター
その際、建具はアクリル板などを利用した透明なものにしましょう。
降りる人と上る人との衝突を避けるために、人の気配がわかるようにすることが重要です。
同様に事故を防ぐために、開き戸よりも引き戸がおすすめです。
できれば、建具は階段を登りきった場所よりも上り口の方が、より落下事故を防ぐことができます。
費用は、建具と取付け費用で、10〜15万円ほどでしょう。
エコキャッチ・クローザーの活用
リビングのドアをすぐに締めるからと、半開き状態のままにすると、あっと言うまに部屋の暖気は廊下やホールに逃げてしまいます。
子供のいる家庭では、「ドアを締めなさい!」という小言をよく聞きますよね。
そんな時に便利なのが、半開きの建具を自動で締めてくれるエコキャッチやクローザーで、暖気が逃げるのを軽減してくれます。


掲載元:DAIKEN
勢いよく締めても”バン”という音が出ず、静かに締まり、指はさみも防いでくれます。
開け締めの多いリビングドアや上で紹介した階段に取り付ける建具におすすめです。
費用は数千円で、DIYでも取付けられます。
対策4:シーリングファンで暖気を下に送る
リビング階段だと、リビングが吹き抜けになっている場合が多いですね。
それで、なんの対策も行っていないと、吹き抜けの天井部分が暖かく、床部分は冷たいままです。
そんな時に、リビング空間の空気を撹拌し、均質な温熱環境にしてくれるのがシーリングファン!
空間をおしゃれにもしてくれます。
掲載元:重量木骨の家
シーリングファンと照明器具を兼ねたものもあるので、既存のシーリングライトと取り替えることもできます。
費用は器具にもよりますが、数万円からあり、高いものでも10万円以下でしょう。
吹き抜けで後付する場合は、足場などの費用(5万円前後)も必要になります。
対策5:カーテン・ロールスクリーンの活用
階段の上り口や降り口に建具がつけられない場合は、カーテンやロールスクリーンを使って、暖気が逃げるのを少しでも防ぐ方法があります。
カーテン、ロールスクリーン共に、暖気を逃さない効果は、建具ほど期待できるものではありません。
ですが、1万円程度で設置できて、必要に応じて開閉できる、コスパの良さがあります。
どちらも、足元まで隠すのではなく、少しは見える状態にしてください。
これも、階段での事故を防ぐためには重要ですよ!
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