このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。
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限られた広さの土地に家を建てるには、どんな間取りにしたらいいの?
こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
テレビや雑誌には、狭いスペースを活かすよう、かなり奇抜な(ある意味生活感のない)間取りが紹介されていますね。
でも、長く暮らすにはちょっと心配…と思うこともあるんじゃないでしょうか?
最初に言っておくと、4人家族なら30坪未満の家でも十分。
奇抜な家でなくても、ポイントさえ抑えていれば、長く満足して暮らせる家は建てられます!
そこで今回は、各ハウスメーカーの30坪未満の実例を集めました。
いわゆる狭小住宅は、どうすれば満足いく間取りになるのか、そのポイントを確認していきましょう!
勾配天井×ハイサイドライトで相乗効果を
こちらは、勾配天井にして、高さで広さを演出する住友林業の30坪未満の間取り実例。
この間取りのグッドアイデアは、南側をハイサイドライト(高窓)にして採光を確保していること。
狭小住宅の場合、土地が狭いために隣家の壁が迫ってきていて、採光をとりにくいことが多々あります。
とはいえ、大きな窓をつけると隣家から家の中が丸見えになってしまいますね。
この間取りのように高い位置に窓を配置すると、隣家に光を遮られにくく、大きな窓をとってもカーテンを閉めっぱなしになることもありません。
勾配天井を広さだけでなく、採光の手段としてうまく活用している実例です。
この家の外観がこちら。
やはり隣家の壁面が迫ってきていますが、写真左側の壁を高くすることで自らは採光をとりこみ、片流れ屋根にすることで右隣の光をいたずらに遮っていません。
また、2階が1階に比べて広く張り出していますが、これをオーバーハングといって、狭小住宅では有効な広さの確保方法になります。
LDKの壁一面を大容量の収納に
次はダイワハウスの27.52坪の間取り実例。
西道路の立地で、南側に光をあてるため、東西に奥行きの長い形状をした家です。
この間取りから見られる狭小住宅のポイントは、2階LDKの壁面をごっそり収納スペースにしていること。
家をコンパクトに抑えようとするほど、収納をどうするかは大きなポイントになります。
限られたスペースでは、収納の床面積に占める割合はどうしても大きくなるので、どこに何を置くかをしっかりと考えて収納計画を練らないといけません。
LDKは他の個室に比べて広い分、その壁面を収納スペースとして活用すると思った以上の収納力が得られます。
備え付けの家具にすれば、サイズはピッタリ天井まで余すことなく使えるのでおすすめ。
写真のように、あえて見せる収納にして本をインテリアにしてもおしゃれなイメージになります。
中庭を活用して1階にも採光を
こちらはエスバイエルの28.24坪の実例。
黒い箱のような外観で窓がないように見えますが、実は中庭に向けて大きな窓を設置することで、しっかり採光を確保しています。
中庭は、間口が狭くて長細い土地では特に有効な方法。
家の形を「コ」の字型にして、空いた空間に中庭を配置することで光を全室にいきわたらせやすくできます。
またこの間取りのように、リビングの床と高さがフラットにした大きなテラスがあれば、中と外のつながりが生まれて余計に広く感じられますね。
狭小住宅では2階リビングのパターンが多いですが、1階をリビングにしたいのなら良い方法です。
蹴込みなし+格子手すりのリビング階段で光を通す
次は無印良品の家の29.05坪で建てた間取り実例。
リビングを吹き抜けにして、高さで広さを演出する方法はよくとられます。
この間取りはそこに加えて、蹴上なし、格子手すりのリビング階段を配置することでスペースを無駄なく使っています。
蹴上げとは、階段の段と段をつなぐ垂直板のこと。
これがないと視界を遮られることなく、広いスペースをとる階段があっても窮屈さを感じません。
さらに手すりを格子状にすることで光も遮られないので、ある意味「階段の存在感をなくす」ことができます。
玄関ホールをなくして生活空間に直結
こちらは積水ハウスの26.4坪の間取り実例。
仕切りがひとつなくなれば、それだけ部屋を広く使えて、壁も扉もなくなるので大幅なコストカットも見込めます。
この写真では、長い回廊のような玄関土間から、なんの仕切りもなく生活空間に直結。
無駄なスペースがないばかりか、洗練されたデザインにも感じます。
最近では、昔のように他人を玄関先に入れることはほとんどありません。
訪問販売の人が来ても、ほとんどはインターホンで済ませてしまいますよね?
それならいっそこの間取りのように、玄関ホールをなくしてしまうのも、ひとつの手です。
さいごに
今回は5つのハウスメーカーの間取り実例を見てもらいましたが、ご紹介したのは、どれも30坪未満の家。
狭小住宅とはいえ、ポイントを抑えればいくらでも住み心地の良い家ができます。
そして、これこそ設計士の腕の見せどころ!
ハウスメーカーや工務店によって、どんな提案をしてくるか見比べてみましょう!
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