この記事は、住宅に関する有益な情報をFPの視点でわかりやすくお届けすることを目的として作成しています。
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こんにちは!このブログも7周年。
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!

「平屋と2階建ては、どっちが安いの?」
「調べたら、平屋が高いっていう情報が多いけど…」
私が相談を受けるなかでも、この「平屋 vs 2階建てのコスト問題」で悩む方は多いです(特にここ数年)。
ネットやSNSで調べると「平屋は基礎や屋根が大きいから坪単価が高い!」などという情報ばかりで、本当のところが知りたいですよね?
経験で言います。
平屋の建築費は2階建てとほぼ同等にできる。ただし、土地が問題になることが多いです!
これを聞いて、「え、平屋が高いんじゃないの?」と思ったかもしれませんね。
そこでこの記事では、「平屋と2階建ての価格はほぼ同等」という私の経験を裏付けるべく、「同じ部屋数・ほぼ同じ部屋サイズ」の条件でつくった以下の間取りを使って、平屋と2階建てのどっちが安いかを徹底比較!
その上で平屋では避けて通れない土地の問題とその解決方法について見ていきます!


🏠 この記事でわかること
- 坪単価に騙されない「総額」での徹底比較
- 20〜30代の若い世帯目線でのリアル
- あなたのケースで本当に得する選択肢と、確実な相場の調べ方
※「自分の土地や予算で、平屋がいくらになるか今すぐ比較したい!」という方は、記事後半で紹介しているプロに無料で提案をもらう方法をチェックしてください。
前提条件を明確に(同じ機能で比較します)
「平屋は高い」と言われる最大の原因は、坪単価で比較するからです。
30坪の2階建てと、30坪の平屋を比べて「平屋の方が高い!」と言うのは、ハッキリ言って、ナンセンス。
なぜなら、平屋は、間取りの工夫次第で「余分なスペース」を削りやすいからです。
それでは「同じ3LDK・各部屋の広さはほぼ同じ」という条件でつくった、以下の2つのプランで比較します。
【平屋バージョン】


LDK23.5畳、主寝室+子供部屋2つの3LDK
【2階建てバージョン】


LDK20畳、主寝室+子供部屋2つの3LDK
【視覚比較】2階建ての「無駄」を削ぎ落とす
それでは、実際の図面を見比べてみましょう。同じ部屋の広さを確保した場合、2階建てでは必要だったスペースが、平屋ではどれだけ「削減」できるのかが一目でわかります。


画像の通り、2階建ての図面で「赤丸」で囲った部分に注目してください。
平屋にすることで、以下の面積と設備が丸ごと不要になります。
- 階段と階段ホール: 約2坪分が消滅
- 2階のトイレ: 本体代+給排水の配管工事費+トイレ1畳分が消滅
- 2階の廊下: ただ歩くだけの空間が消滅
- バルコニー: 高額な防水工事と面積が消滅


💰 不動産FPカルタの解説
この変換でわかるように、平屋は基礎や屋根の『坪単価』こそ高いものの、2階建て特有の“余分な面積(約4〜5坪)”をごっそり削れるわけです。
コスト比較表(坪単価に騙されない!)
では、面積の違いを踏まえた上で、実際のコスト(総額)はどうなるのでしょうか?
分かりやすく表で比較してみます。
| 項目 | 2階建て(32.7坪) | 平屋(28.0坪) |
|---|---|---|
| 坪単価(目安) | 約80万円 | 約96万円(高) |
| 建築費 総額 | 約2,612万円 | 約2,688万円 |
この計算根拠は、「平屋の坪単価は、2階建ての1.2倍くらい」という経験則です(もちろん、家の大きさや工法などによって違ってきますので、あくまでも目安です)。確かに平屋の「坪単価」は高いです。ただし、階段や廊下などの無駄を削ぎ落として面積をコンパクトにし、2階用トイレやバルコニーの設備費をカットすることで、結果的に「建築費の総額」は平屋でも2階建てとほぼ同等くらいになるケースが多いです。
住んでからの「ランニングコスト」はどっちが安い?
「初期費用が同じくらいなら、住んでからのコスト(維持費)は平屋の方が安いの?」とよく聞かれます。
結論から言うと、一長一短がありますが、維持費は総合的に平屋の方が高くなります。
平屋は、トイレやバルコニーがない分、経年劣化による設備の交換費用や防水処理などの費用は確かに浮きます。ただ、基礎と屋根の面積が広い分、防蟻処理や防水処理といったメンテナンス費用が2階建てよりも高くなります。その他税金や光熱費等、もろもろ踏まえて、生涯コストは平屋の方が高いと覚悟しておきましょう。
以下、分かりやすく、住み始めてからかかる5つのコストを「勝・負」のシンプル表で比較してみました。
| コスト項目 | 平屋 | 2階建て |
|---|---|---|
| ① 毎年の税金 (固定資産税など) | 負 | 勝 |
| ② 住宅ローンの利息 (広い土地が必要なため) | 負 | 勝 |
| ③ 基礎・外壁・屋根等のメンテ (防蟻処理・バルコニー防水) | 負 | 勝 |
| ④ 住宅設備の交換費 (2階トイレ等がないため) | 勝 | 負 |
| ⑤ 毎月の光熱費 (冷暖房の空調効率) | 勝 | 負 |
20〜30代に「平屋」が人気の理由
昔と違って、終の棲家を求めるシニア層だけでなく、20〜30代の子育て世帯の間で「平屋」のニーズが高まっているのをひしひしと感じます。
2階建てと同等の予算で建てられるなら、平屋にはお金以上のこんなメリットがあるからです。
① 「センターリビング設計」で建築費を抑えつつコスパ最大化


家の中心にリビングを配置し、直接各部屋へアクセスできるようにする「センターリビング設計」。平屋だからこそ実現しやすいこの間取りは、廊下を極限までゼロにできるため、生活空間を最大化しつつ無駄な建築費を抑える最強の手段です。
② 家事動線が抜群に良く、毎日の「時短」になる
上下階の移動がないため、重い洗濯物を持って階段を上り下りする必要がありません。ルンバなどのロボット掃除機1台で家中を綺麗にでき、共働きで忙しい若い世帯にとって、日々の家事ストレスが劇的に軽減されます。
③ 子供が独立した後の「無駄な空間」がない
子育て世帯の将来設計として、子供が自分の部屋を使うのはせいぜい十数年です。
子供が独立した後、2階建ての子供部屋は「物置」と化し、ただ掃除の手間だけがかかる無駄な空間になりがちです。
平屋であればすべてが1階に集約されているため、独立後も夫婦の趣味の部屋やワークスペースとして、無駄なく生涯にわたって家をフル活用できます。
平屋で避けて通れない土地の問題
ここまで解説したとおり、高いといわれる平屋であっても、2階建てと同等の建築費にすることは可能です。
ただし、平屋を建てるには大きな壁があります。それが、最初に伝えた土地の問題です。
土地によって建築費が高くなる
平屋は建物の高さがないだけに、2階建てに比べて、敷地の中で配置をどうとるかが、とにかく重要になってきます。土地面積が十分でない場合、家の中心に光を通すため、建物を「L字型」や「コの字型」の間取りにするなどの対策をとるケースが多いのですが、間取りの形状が複雑になってくると、平屋の建築費用が百万円単位で上昇する原因になります。


法規制で広い土地が必要になる
平屋は1階部分が広いだけに、建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の制限のこと)など、法規制のしばりを強く受けます。たとえば建ぺい率60%の地域であった場合、先ほどの平屋と2階建てとでは、平屋の方が大きな土地が必要になります。もちろん土地が大きくなれば、その分土地代は高くなります。


土地探しより先に平屋の間取りをつくるべき
このように、平屋は2階建てより、建物と土地にかけられる費用のバランスが一段とシビアなのは間違いありません。
とりあえず不動産屋に行って土地を探そうとすると、
「平屋には狭すぎる土地を買ってしまった」「土地にお金を使いすぎて、広い土地に極小の家というアンバランスな状態になってしまった」という失敗に直結します。
だから失敗しないためには、土地探しより先に平屋の間取りをつくってもらうことが重要です!
💡 失敗しない平屋づくりの「正しい順番」
- 平屋の間取りをつくってもらい、家のサイズと価格を知っておく
- 予算から平屋の価格と諸費用を差し引いて、土地にかけられるお金を把握する
- 希望の平屋が「収まるサイズ」で、「予算に合う価格」の土地を探す
この順番が大切なんです!
では、どうすれば平屋の本当の価格を知れるのか?










































▼ 実際に届く間取りプランはこんな感じです!


※画像は私が過去に依頼した2階建ての事例ですが、要望欄に「平屋希望」と書けば、しっかり平屋のプランが届きます!
✍️ 本気度が伝わる「要望欄」の書き方(コピペOK)
タウンライフで理想の間取りをつくってもらうコツは、しっかり要望を書くことです。


👇 以下の文章を要望欄にコピーして使ってください。
・「コンパクトな平屋(28坪前後)」を第一希望として検討しています。
・家族構成は夫・妻・子供(5歳と3歳)の4人家族です。
・部屋数:3LDK(LDKは20畳以上希望)
・廊下をできるだけ少なくして、生活空間を広くしたいです(センターリビング希望)。
【土地の状況】
・希望エリア:○○市○○町付近
・土地の広さ:○○坪前後(※未定の場合は「30坪前後の平屋が建つ土地も一緒に提案希望」と記載)
【予算・その他】
・建物本体だけでなく諸費用を含めた総額の資金計画書(見積もり)もお願いします。
・予算はよくわからないのですが、住宅ローンの返済は毎月10万円くらい+ボーナス払いを考えています。
・まだ検討初期段階のため、電話でのご連絡はお控えください。まずはメールにて資料とプランの送付をお願い致します。
よくある質問(Q&A)
- 平屋と2階建て両方の間取りと見積もりをハウスメーカーに依頼できる?
- ほぼ無理です。
間取りと正確な見積もりを作るのは、設計担当者にとって結構な労力がかかります。
私は、職場結婚で妻が設計をしていたのですが、営業マンだった新人の頃にお客様に「両方作りますよ!」と安請け負いしてしまい、妻から「もう少し話を詰めてからにして!」としかられた経験があります(しみじみ…)。
営業マンとしても、迷っているお客様には「土地に入りやすく、無難に売りやすい2階建て」を勧めてくる傾向が強いです。 - 平屋だと水害時や、防犯面・プライバシーが心配です。
- 基礎の高さと外構(フェンス等)で対策可能です。
水害に関しては、必ず事前にハザードマップを確認し、必要に応じて基礎を高く設計するなどの対策をとります。防犯や外からの視線については、中庭(ロの字型・コの字型)を作ったり、スリット窓や高窓を採用することで、2階建て以上にプライバシーを守れる安全な家づくりが可能です。 - 土地が狭い場合でも平屋は現実的ですか?
- 建蔽率(けんぺいりつ)の壁があるため、プロの判断が必要です。
エリアによっては「土地の50%までしか家を建ててはいけない」などの厳しいルールがあります。そのため、狭小地では2階建てを選択せざるを得ないケースもあります。だからこそ、早めにハウスメーカーに間取りを依頼し、「自分の希望するエリアで平屋が建つのか」を判断してもらうことが重要です。
まとめ:あなたのライフプランに合う選択を!
平屋と2階建て、どちらが安いかと聞かれると、私は経験上「ほぼ同等にできる!」と答えます。ただし、問題は土地の方。
平屋は土地環境の影響を強く受けるので、土地によっては建物が高くなりえますし、
一階が広く、背も低い平屋の特性上、2階建てより広い土地が必要になります。
平屋は2階建てより、建物と土地のコストバランスがシビアなので、まずは平屋の間取りと価格を入手して、目安を掴むことが重要です!
とはいえ、展示場に行ったところで、土地探しの段階で間取りを依頼してもOKはもらえません。だから最初から間取りをつくってもらえることが決まっているタウンライフを使って、あなただけの間取りと価格を手に入れましょう!
あなたが理想の平屋ライフを手に入れられますように!
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