モジュールの違いアイキャッチ

緑コレは?

ハウスメーカーの営業さんに「うちはメーターモジュールだから広くて快適ですよ!」って言われたんだけど…。そもそもモジュールって何? 広ければ広いほど良いの?


緑カルタびっくり

そこが落とし穴なんです!「広い=快適」とは限りません。土地の広さや予算によっては、逆に「損」をしてしまうこともあるんですよ。

このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。詳しくは運営ポリシーをご覧ください。

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こんにちは!このブログも7周年
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

カルタ

「モジュール」という言葉、家づくりで初めて耳にする方も多いですよね。
簡単に言えば、「家をつくる時のマス目の大きさ(定規)」のこと。

日本には、大きく分けて2つの定規があります。

  • 910モジュール(尺モジュール): 日本の伝統的なサイズ(91cm)
  • メーターモジュール: 1m単位のサイズ(100cm)

「たった9cmの差でしょ?」と思うかもしれませんが、この9cmが「住み心地」「建築費」を大きく左右するんです。

今回は、それぞれのメリット・デメリットを、元プロの視点で分かりやすく図解します!

百聞は一見にしかず!「廊下の幅」はこんなに違う

まずは、一番違いを実感しやすい「廊下」の広さを見比べてみましょう。
論より証拠、こちらの画像をご覧ください。

910モジュールとメーターモジュールの廊下幅の比較
▲左が910モジュール、右がメーターモジュール

いかがですか?
壁の厚みを引いた「実際に通れる幅(有効幅)」で見ると、これだけの差が出ます。

📏 実際の有効幅(目安)

  • 910モジュール: 約78cm(すれ違うと肩が触れる距離)
  • メーターモジュール: 約87cm(荷物を持っていても楽々)

将来のリフォーム費用が「0円」になるかも?

この「+9cm」のゆとりは、特に「将来の安心」に直結します。
一般的な車椅子の幅は約63cm〜70cm。910モジュールの廊下だと、実は通るのがかなりギリギリなんです。

メーターモジュールの廊下なら車椅子も通行可能
▲特別な工事をしなくても、この通り通れます

一方、メーターモジュールなら有効幅が約87cmあるので、標準仕様のままで通行可能です。
「両親と同居する」「終の棲家(ついのすみか)にする」という予定があるなら、最初からメーターモジュールを選んでおくことで、将来のリフォーム費用を節約できるかもしれません。

【衝撃】同じ「6畳」でも広さが1.2倍違う!?

「広くて車椅子も通れるなら、メーターモジュールの方が絶対いいじゃん!」
と思いますよね?

でも、ここからがFPとしての本題です。
「A社の6畳」と「B社の6畳」、広さは同じだと思いますか?

実は、モジュールが違うと、部屋の広さがまるで変わってしまうんです。

910モジュールとメーターモジュールの部屋の広さ比較
▲同じ家具を置いても、これだけ「余白」が違います!

どうですか? 右側の「メーターモジュール」の方が、明らかにゆったりしていますよね?

メーターモジュールの6畳は、実質「7.2畳」!

難しい計算は抜きにして、結論だけ言いますね。

同じ「6畳」表記でも…

910モジュールの6畳
= 6.0帖(標準)
VS
メーターモジュールの6畳
= 約7.2帖(広い!)

なんと、「畳1.2枚分」も広くなるんです!

「知らずに広くなる」とお金がかかる

家は広くなればなるほど、建築費が高くなります。
もしあなたが「子供部屋は6畳で十分」と考えていたのに、知らずにメーターモジュールで建てると、勝手に「7.2帖分の建築費」を払わされることになるのです。

これが、「メーターモジュールは坪単価や総額が高くなりやすい」と言われるカラクリです。

結局、どっちを選べばいいの?

ここまでの話を聞くと「メーターモジュールはお金がかかるからダメなの?」と思うかもしれません。
でも、そうとも言い切れません。

それぞれの「得意分野」を知って、自分の家づくりに合う方を選ぶのが正解です。

① メーターモジュール(1000mm)の正体

大手ハウスメーカー(特に鉄骨プレハブ系)がメーターモジュールを採用するのには、ちゃんとした理由があります。
それは、「工場生産による効率化」です。

工場で大きなパネルや部材を一気に作って、現場で組み立てる。この時、細かい910mmよりも、キリの良い1000mmの方が管理しやすく、生産効率が良いのです。

カルタ

カルタの解説

スケールメリットでコスパ良し!
効率よく大量生産することで、高性能な部材をコストを抑えて提供できるのが強みです。
「広い家」を効率よく建てたいなら、メーターモジュールの右に出るものはありません。

② 910モジュール(910mm)の正体

一方、日本の標準である910モジュールの強みは「パズルピースが小さいこと」です。

ピースが小さい分、狭い土地や変形地でも、土地の形状に合わせて細かく部屋を配置できます。
また、最近の自由設計なら「廊下の幅だけ10cm広げたい」といった微調整(カスタマイズ)もしやすいのが特徴です。

カルタ

カルタの解説

調整力と柔軟性が抜群!
「必要な場所だけ広く、不要な場所は狭く」というメリハリが利きます。
無駄な面積を削ぎ落として、予算内に収める調整力は910モジュールに軍配が上がります。

まとめ:土地と予算に合わせて選ぼう

最後に、失敗しない選び方の基準をまとめます。

🏠 メーターモジュールがおすすめな人

  • 土地の広さに余裕がある(50坪以上など)
  • 将来の介護や、車椅子生活を重視したい
  • 細かい調整よりも、家全体のゆとりを優先したい

🏠 910モジュールがおすすめな人

  • 都心部や狭小地で建てる
  • 建築費を抑えて、部屋数を確保したい
  • 「ここだけ広くしたい」という細かい要望がある

「うちは土地が狭いけど、廊下だけは広くしたい…」
「メーターモジュールだと予算オーバーしそう…」

そんな悩みがあるなら、一度プロに「両方のパターン」で図面を描いてもらい、比較するのが一番の近道です。

ネットを使えば、あなたの希望条件に合わせた間取りプランを、プロが無料で作成してくれます。
「910モジュールで、トイレだけ広くできますか?」といったワガママな相談も、要望欄に書いておけばOKですよ!

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