窯業系サイディングアイキャッチ

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こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

カルタ

窯業系サイディングとは、陶器や煉瓦などの窯業素材を主原料とした外壁材のこと。

耐久性・防火性・耐候性に優れており、またデザインも豊富なのが特徴です。

窯業系サイディング

この記事では、そんな窯業系サイディングの特徴、価格やメンテナンス方法についてまとめていきます。

それでは、まいりましょう!

窯業系サイディングのメリット

窯業系サイディングには、どんなメリットやデメリットがあるか、確認していきましょう!

耐火性能が高い

窯業系サイディングには、高い耐火性質があります。

これは、窯業系サイディングの素材そのものが、不燃または準不燃材料であるため。

また耐火性能の高い特殊なコーティングが施されることもあり、火災時に建物の被害を最小限に抑えることができます。

デザインが豊富

新築住宅

窯業系サイディングには、木目調・レンガ調・コンクリート調・石積調・塗り壁調・タイル調といった多種多様なデザインがあります。

凹凸を目立たせて重厚感のある外観にしたり、細いスリットでシャープな外観にすることもでき、豊富なデザインの中から好きなものを選べるのは、大きなメリットですね!

塩害に強い

窯業系サイディングは、塩害に比較的強いとされています。

海辺の家

これは窯業系サイディングが、セメントやベラミックスなどの無機質素材でつくられており、塩害に強い性質を持っているから。

ただし、長期間にわたる塩害には耐えられないので、適切なメンテナンスが必要となります。

窯業系サイディングのデメリット

耐水性がない

窯業系サイディングには、耐水性がない欠点があります。

窯業系サイディングはセメントなどの素材でできていますが、セメントはもともと水に弱く、水分によって腐食や膨張を起こし、劣化していきます。

外壁として機能しているのは、サイディング表面を塗装で覆っているからで、経年劣化などでこの塗装が剥げてしまうと、ひび割れや変形などが起こるようになります。

サイディングのひび割れ

蓄熱性が高い

窯業系サイディングは、一般的に高い蓄熱性があります。

夏場などは、外気温が高くても室内温度が上昇しにくい利点があるのですが、逆に冬場は蓄熱性が高いことで室内温度が上昇しにくく、暖房効率が悪くなる可能性があります。

また、夏場にあまりに蓄熱してしまうと、逆に室内が蒸し暑くなることもあります。

価格相場は1平方メートルあたり6000円〜

家と電卓

このような窯業系サイディングですが、価格相場としては、1平方メートルあたり6000~12000円程度。

種類が豊富で、高級品についてはこの限りではないですが、モルタル外壁やタイル外壁に比べて、一般的に安価です。

ここに施工費用や配送費用、撤去費用などが必要になってきます。

耐水性がないので表面の防水塗装が必須

窯業系サイディングは耐水性がないため、表面に防水のための塗装が施されています。

塗料を持った女性

塗料には、アクリル系のものやシリコン系のものが使われることが多く、防汚性や耐候性が高いので、長い間キレイな外観を保つことができます。

最近では、断熱性や保温性を高めるために、断熱材を塗装に混ぜ込んだり、特殊な塗料を使用することもあります。

1年に1〜2回の洗浄メンテナンスが必要

窯業系サイディング外壁は定期的にメンテナンスをしないと、カビや苔が付着するなどして、外観を大きく損ねてしまう可能性があります。

そのため1年に1〜2回、洗浄をするのがオススメです。

水飛沫

汚れを落とすためには、温かい水と中性洗剤を混ぜた溶液を使います。

柔らかいブラシを使って、表面を傷つけないように優しくこすり、ホースからの放水で洗い流します。

高圧洗浄機を使ってしまうと、サイディングの表面を傷つけてしまう可能性があるのでオススメしません。

また、スチーム洗浄はサイディングの塗装や目地を痛める原因になるので、絶対にやめましょう。

10〜15年目は表面塗装の塗り替えタイミング

窯業系サイディングの塗り替えタイミングは、一般的には新築から10〜15年目くらい。

ただし、地域や立地環境、メンテナンスの有無によっても大きく違ってきます。

特に雨や風にさらされる場所では、塗り替え周期はもっと短くなるかもしれません。

もし反り浮きひび割れなどがあれば、専門業者に相談して早めに修理する必要があります。

外壁の塗り替え

 

まえに紹介したとおり、窯業系サイディングは塗装された表面以外は、耐水性はゼロ。

放っておくと、そこから雨水が浸水して急速に強度が劣化したり、建物内部にカビが発生したりします。

表面塗装の塗り替え費用は70万円〜

窯業系サイディング外壁を10年〜15年後に塗り替えしようとした場合、その費用は、単世帯向き35坪の家だとして70〜100万円くらいを覚悟しないといけません。

結構高いですよね…。

ただ塗料の種類によっても価格は変わり、防水性や耐久性が高いものは、費用もより高くなる場合もあります。

また塗装方法にも手作業による塗装と機械によるスプレー塗装などがあり、一般的には手間のかかる手作業の方が高くなります。

選ぶ業者によっても、価格が違ってくるので、見積もりは複数社にお願いするようにしましょう。

張り替えで解体する場合の費用は30万円〜

将来的に、サイディング表面を塗り替えするのではなく、全体を張り替えることになった場合、既存外壁の解体が必要になります。

既存外壁が窯業系サイディングである場合、その解体費用は、他の外壁材に比べて少し高く、一般的な2階建て住宅で30〜50万円程度です。

笑顔の大工さん

これに新規外壁の材料費、施工費や足場費用などがかかり、張り替え費用の総額としては、200万円〜250万円程度が相場になります。

まとめ

この記事では、窯業系サイディングについてまとめましたが、いかがだったでしょうか?

窯業系サイディングは、耐火性能が高いうえでデザイン性が高く、しかも他の外壁材に比べて安価なのが特徴です。

ただし耐水性がなく、表面の塗装が剥げて雨水が浸水してくると、ひび割れや反りなどがおき、外観を損ねるとともに強度も落ちます。

それを防ぐために、1年に1〜2回洗浄し、10〜15年経ったら塗装を塗り替えするなどのメンテナンスをしましょう!


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