集成材と無垢材の違いアイキャッチ

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こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

カルタ

木造住宅を新築するときに、構造材を集成材にするか無垢材にするか…。
迷いどころかもしれませんね。

なんとなく集成材は、木片の張り合わせでチープなイメージがあるかも知れませんが、一般的に無垢材よりも強度が高い優秀な建材です。

一方で無垢材は、風合いを活かしたい人に人気が高く、それぞれに一長一短があるといったところ。

ただ最初に言っておきます。
どちらかと言えば、私は集成材推しです。

この記事では、なんで集成材推しなのか、無垢材との違いを明らかにしながら解説していきます!

集成材と無垢材の違いがわかる6項目

集成材とは、木材の表面部分を削り取って薄くし、接着剤を使用して複数枚を貼り合わせた建材のこと。

集成材

一方無垢材とは、木材の表面から芯までをそのまま使った建材のことです。

無垢材

これからこの両者の違いがわかるように、6つの項目で比較していきますね!

集成材は3つの理由で強度が高いから

まず、集成材は無垢材よりも強度が高いとされています。
その理由は、大きく3つ。

  1. 木材の節や反りなどの欠陥がある部分を取り除くことができるため、強度を均一化することができるから。
  2. 木材の繊維方向を変えて張り合わせることによって、横方向の荷重にも耐えられるようになるから。
  3. 木材は湿度変化によって膨張収縮するが、集成材はその影響を受けにくいから。

このように、建材としての強度を高めるために集成材は開発されました。

決して、端材を寄せ集めて、安く仕上げようとしたわけではないんです(汗)

もう一方の無垢材の方は、自然素材特有の風合いが魅力ですが、その反面で乾燥や湿気により割れや反りなどが起きやすい建材です。

集成材は接着剤を使っていても安全だから

集成材に使われている接着剤は、人体へ影響を及ぼすのでは?と心配な人もいるでしょう。

集成材には、ポリウレタン系やメラミン系などの合成樹脂系接着剤がよく使われます。

これらの接着剤には、特定の化学物質が使われていますが、一般的には人体に影響を与えるほどの量ではないので、どうぞご安心を。

笑顔の子供とひまわり

建築基準法やJAS法(日本農林規格)では、接着剤に許容される化学物質の量について規定されています。

住宅に使用される集成材が、人体に影響を与えるか…?という点については気にしないでいいでしょう。

集成材は強度と風合いを兼ね備えるから

住宅の構造材として多く使われる集成材は、外材では北米産のスプルースやベイマツ、国産ではカラマツ・スギ・ヒノキといったところ。

外材のスプルースやベイマツは、比較的お手ごろな価格で、住宅の強度を高めながらも、コストを抑えることができるのでオススメです。

逆に、国産のカラマツ・スギ・ヒノキは、高級木材とされています。

無垢材=高級木材というイメージがあるかもしれませんが、集成材でも高級木材は使われていて、その風合いを楽しむことができます。

集成材なら、強度と風合いを兼ね備えられますね。

環境に配慮するなら集成材だから

集成材は環境を配慮する上でも、優れているとされています。

なんとなく天然物である無垢材の方が、環境に優しい気がしませんか?

でも実際には、木材を建材として製造するには多くのエネルギーが必要です。

集成材は、薄く削った木材を接着剤で張り合わせるため、1本の木でより多くの建材を製造できます。

エコのイメージ

加工に多くのエネルギーを必要とするのは、集成材も無垢材も変わりませんが、集成材の方がエネルギー効率が高く、結果として環境への負担を減らすことができるわけです。

エコ住宅としてこだわるなら、集成材に軍配があがります。

集成材は高品質でかつ安いから

一般的に、集成材の方が無垢材より安くなります。

家の模型

ただし、集成材の品質が劣るから安いわけではありません。

集成材の方が安いのは、さきほどの環境配慮で説明したとおり、無垢材よりも効率的に製造できるからです。

高品質でかつ安いのが、集成材なわけです。

床材で無垢材を使えば風合いはOKだから

集成材より無垢材の方が風合いがいい!と聞くかもしれませんね。
それは確かにそうです。

ただ、仮にあなたが集成材で建てた家に友人を招いたとして、その友人は果たして、壁の中が集成材であると見抜くでしょうか?

木の家っていいねー」というかもしれませんが、木の風合いを感じたなら、それはもっと目に見える部分でしょう。

だから、柱や梁などの構造材は強度の高い集成材にして、それで抑えられたコストで、床材を無垢材にする方が、よほど木の風合いを感じられるはずです。

無垢の床

まとめ

この記事では、集成材と無垢材の違いを比べたうえで、集成材を推してきましたが、いかがだったでしょうか?

集成材は、強度があり安全で、風合いも兼ね備え、環境にも優しく高品質なのが特徴です。

その上で無垢材より安いので、構造材は集成材にしておいて、浮いたお金で床など見える部分を無垢材を使った方がいい!

…というのが、私の集成材推しの理由でした。

あなたは、どう思いますか?


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