このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。詳しくは運営ポリシーをご覧ください。
こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
「地盤改良工事って、一体いくらかかるの?」
マイホームを建てる時、気になるのが「地盤」のこと。
地盤改良工事が必要となると、その費用がいくらになるか、特に心配ですよね?
実は、地盤改良工事の費用は、土地の状態や工法によって大きく変わります。
僕自身の体験では、30坪の家で地盤改良工事に400万円かかったことも!
一般的には、そこまで高くなることはないですが、それでも工事費用が100万円を超えてくることはザラにあります。
そこでこの記事では、30坪の土地における地盤改良工事の費用相場や、工事の種類、土地選びのポイントまで、分かりやすく解説します!
「地盤改良工事ってよく分からない…」というあなたも、この記事を読めば、地盤改良について詳しくなれること間違いなし!
ぜひ最後まで読んで、後悔しない家づくりに役立ててくださいね。
軟弱な地盤で地盤改良工事は必須なワケ
地盤はひとつの土地でも、場所によって硬さが違うことがあります。
特に、水分を多く含む粘土質の地盤や、埋め立てられた土地は注意が必要!
もし、軟弱な地盤の上に家を建ててしまうと、家の重さに耐えきれず、地盤沈下が起きてしまうかもしれません。
地盤沈下は、家の傾きや基礎の亀裂を発生させて、最悪の場合は倒壊してしまうことも……。
また、家が傾くことでドアや窓が開閉しづらくなったり、床が傾いて健康被害が生じたりすることもあります。
このような被害を防ぐため、軟弱地盤の場合は地盤改良工事が必要になるわけですね。
地盤改良工事には3種類ある
地盤改良工事には、大きく分けて3つの種類があります。
それぞれの特徴と費用を詳しく見ていきましょう!
表層改良工法
表層改良工法は、地盤の比較的浅い部分(2~3m程度)まで軟弱な地盤だった場合に、セメント系固化材で固める工法です。
例えるなら、地面にセメントミルクを混ぜて固めるようなイメージ。
工事期間も短く、費用も他の工法に比べてリーズナブルなのが魅力です。
30坪程度の土地なら、30万円~80万円程度が目安となります。
柱状改良工法
柱状改良工法は、セメント系固化材で地中の深い部分にある「支持層」まで柱状に地盤を改良する工法です。
支持層とは、建物をしっかり支えられる硬い地盤のこと。
地中にコンクリートの柱を何本も立てるイメージですね。
表層改良工法では対応できない、地盤の深い部分(5~10m程度)まで軟弱な場合に有効です。
費用は、30坪程度の土地で50万円~200万円程度が目安となります。
鋼管杭工法
鋼管杭工法は、鋼管の杭を地中に打ち込む工法です。
支持層まで杭を打ち込むことで、建物をしっかりと支えます。
地盤が非常に弱い場合や、建物の規模が大きい場合、地盤が10m以上深い場合に適しています。
費用は、30坪程度の土地で90万円~250万円程度と、他の工法に比べて高額になる傾向があります。
どの工法が最適かは、地盤調査の結果や建物の構造、予算などによって異なります。
専門家と相談しながら、あなたの家にぴったりの工法を選びましょう。
地盤調査は一般的に5万円程度
地盤調査は、家を建てる土地の地盤の強さや状態を調べる調査のこと。
建物の安全性を確保するために、欠かせない作業です。
主な調査方法には、以下の3つがあります。
- スウェーデン式サウンディング試験
先端にスクリューが付いたロッドを地面にねじ込み、地盤の硬さを測定する方法。
比較的簡易で費用も抑えられます。 - ボーリング調査
地盤に穴を掘って、地層の状態や硬さを直接確認する方法。最も正確な情報が得られますが、費用も高めです。 - 表面波探査法
地面に振動を与え、その伝わり方から地盤の硬さや地層の状況を推定する方法。
広範囲を短時間で調査できます。
調査費用は、方法や調査範囲によって異なりますが、一般的にはスウェーデン式サウンディング法が使われ、その費用は5万円程度が目安です。
地盤調査はハウスメーカー契約前に
地盤調査は、ハウスメーカーや工務店と契約する前にします。
そうしないと、地盤改良工事が必要になった場合、その額によってプランの大幅変更をしないといけません。
そもそもハウスメーカー側としても、地盤と同時に敷地図面を手に入れたいので、契約前に地盤調査を含めた敷地調査を勧めてきます。
ハウスメーカーによっては無料で調査をしてくれるところもありますが、あとあと断りづらくなるので依頼先は慎重に選びましょう。
あるいは、自分で業者に直接依頼することも可能です。
土地を買う前に地盤調査できる?
実は、土地の売主には地盤調査を行う義務はありません。
そのため、土地購入前に地盤調査をしたい場合は、自分で費用を負担して調査を行う必要があります。
最近では、「地盤調査済」という土地もあり、これは売主が事前に地盤調査を行い、その結果を公開している土地のことです。
このような土地であれば、安心して購入できますね。
ただし、調査方法や調査時期によっては、信頼性に欠ける場合もあるので、注意が必要です。
地名に注目!水にまつわる名前は要注意!
地名は、土地の歴史を物語っているもの。
実は、地名には地盤の良し悪しを見分けるヒントが隠されています。
例えば、「沼」「池」「沢」「谷」「川」など、水に関連する地名が付けられている場所は、もともと水辺だった可能性が高いです。
水辺の近くは地盤が弱く、軟弱地盤になっていることが多いので要注意!
また、「新田」といった地名も昔は田んぼで、地盤が弱い傾向があります。
近隣の住宅をチェック!ひび割れや傾きは危険信号!
土地を見に行く際は、周りの住宅にも注目してみましょう。
特に、築20年程度の家の外壁や基礎に注目してみてください。
もし、ひび割れや傾きが見られる場合は、地盤沈下によって家がダメージを受けている可能性があります。
地盤が弱い土地に建つ家は、このようなサインを出していることが多いので、見逃さないようにしましょう。
地主さんの言葉を鵜呑みにしない!
土地の売主である地主さんは、自分の土地の良いところをアピールしたくなるもの。
「昔は畑をやっていたから地盤は固いよ!」なんて言われても、鵜呑みにしてはいけません。
実際に畑だったとしても、地盤改良が必要なケースはたくさんあります。
ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼する!
まえに紹介したとおり、地盤改良工事は、場合によっては数百万円という高額な費用がかかることがあります。
それを回避するひとつの方法が、ハウスメーカーや工務店に土地探しをしてもらうこと!
彼らは、地域の土地情報に詳しく、近隣の地盤調査結果から地盤の強い土地を紹介してくれる可能性があります。
そして不動産会社との違いは、家を建てることを前提に土地探しをしてくれる点。
地盤改良が必要な土地を避けたり、改良費用を見積もってくれたりと、トータルでサポートしてくれるので安心できますね。
ハウスメーカーや工務店に一括資料請求ができるタウンライフを使うと、家の資料だけでなく、土地情報も送ってくれるのでオススメです。
【PR】タウンライフ公式HP
まとめ
地盤改良工事は、家の安全を守るために欠かせないもの。
ただ、その費用は決して安くはありません。
土地選びの段階で、地盤の強さを気にする場合は、ハウスメーカーや工務店といった建築のプロにも相談してみましょう。
近隣の地盤調査結果を持っていて、適切なアドバイスをくれるかもしれません。
この記事が、あなたの理想の家づくりに役立つことを願っています!
2000万円だと
▼ どんな間取りになる? ▼
townlife家づくりなら、
予算にあわせたオリジナル間取りプランを全国のハウスメーカー・地元工務店に一括依頼できます!
- 今の間取りでいいのか不安…。
- いろんな間取りを比べたい!
- 土地を買うまえの目安にしたい!
という人は、無料なのでどうぞ利用してみてくださいね♪
チャット形式で、間取りの要望を答えていくだけ。最短3分で完了します。
↓↓毎月5000人以上が利用しています↓↓