ベランダをなくすリフォーム

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ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

カルタ

洗濯物は部屋干し派だし、もうベランダいらないかも…
木製のベランダが腐ってきて怖い!修理するより撤去したい!

近年、ライフスタイルの変化や高性能な洗濯乾燥機の普及により、「ベランダ・バルコニー不要論」が増えています。
確かに、使わないベランダは掃除が大変なだけでなく、雨漏りの原因にもなりやすい「お荷物」になりがちです。

腐食が進んで塗装が剥げた危険な木製ベランダ
▲こうなると危険!シロアリの温床になる前に、撤去か架け替えが必要です。

「じゃあ、取っちゃえばいいじゃん!」
そう思うかもしれませんが、実はベランダをなくす工事は、単に解体して終わりではありません。

「外壁に開いた穴はどうする?」「2階の窓から落ちない?」「法律的に大丈夫?」
これらを解決するための「付帯工事」が、解体費用の倍以上かかることもあるのです。

今回は、不動産FPの視点から、ベランダ撤去にかかる「本当の費用総額」と、見積もりの前に知っておくべき「3つの落とし穴」について、専門的な調査データをもとに解説します。

💡 読む前にチェック!

「撤去費用」は家の構造やベランダの材質によって数十万円単位で変わります。
ネットの相場を鵜呑みにせず、必ず複数のリフォーム会社に現地を見てもらい、「撤去プラン」と「補修プラン」の両方で見積もりを取ることが失敗しないコツです。
私が推奨している無料の一括見積もりサービスなら、構造に詳しい優良業者を比較できます。
(※記事の最後で、損しない見積もりの取り方を教えますね!)

1. ベランダ本体の撤去費用(解体費)の相場

まずは、ベランダそのものを壊して処分するための費用です。
これはベランダの「材質」によって大きく異なります。あなたの家のベランダはどのタイプでしょうか?

① アルミ製バルコニー(最も安価)

近年の住宅で主流のタイプです。軽量でユニット化されているため、電動工具でボルトを外すだけで解体でき、費用は最も安く済みます。

  • 費用相場:15万円〜35万円
  • 特徴: アルミはリサイクル可能なため、処分費が安く抑えられる傾向があります。ただし、屋根(テラス)がある場合は別途5〜10万円ほどかかります。

② 鉄製(スチール)ベランダ

昭和〜平成初期の家に多いタイプです。錆びてボルトが固着していることが多く、切断に手間がかかります。

  • 費用相場(1階):30万円〜50万円
  • 費用相場(2階):40万円〜65万円
  • 特徴: 重量が重いため、搬出経路が狭いと人件費が加算されます。

③ 木製ベランダ

DIYや簡易施工のものが多いですが、腐食が進んでいると解体時に崩れる危険があり、慎重な作業が必要です。

  • 費用相場:30万円〜75万円
  • 注意点: シロアリが建物本体(母屋)まで食い込んでいる場合、その補修費が別途必要になります。

④ コンクリート(RC)造バルコニー(最も高額)

家の構造と一体化しているため、最も工事が大掛かりになります。「はつり工事」という騒音・振動を伴う作業が必要です。

  • 費用相場:50万円〜100万円以上
  • リスク: 鉄筋を切断するため、断面からの雨水侵入リスクが高まります。完全撤去ではなく、床を残して「室外機置き場」にする方が安全な場合もあります。

2. 撤去だけでは済まない!「3つの落とし穴(付帯工事)」

「解体費だけで予算オーバー気味…」という方に、さらに厳しい現実をお伝えしなければなりません。
ベランダをなくすと、以下の「3つの追加工事」がほぼ確実に発生します。これを見落とすと、後で高額請求に驚くことになります。

【落とし穴①】外壁に残る「傷跡」の補修(+10〜30万円)

ベランダを外すと、外壁には固定していたボルトの穴や、塗装されていない下地が剥き出しの状態になります。
これをそのままにしておくと、そこから雨水が入り込み、家の寿命を縮める原因になります。

ベランダ撤去後の外壁に残るボルト穴や補修跡
▲これが現実です。ボルトの穴や塗装の剥がれを放置すると、ここから雨漏りします。
  • 🩹 部分補修(防水シート+塗装):3〜5万円
    最低限の防水処理です。ツギハギ感は残ります。
  • 🎨 全体補修(サイディング張り替え等):10〜30万円〜
    撤去跡を目立たなくするには、一面を張り替えるなどの工事が必要です。
カルタ

✒不動産FPカルタの提案ポイント

「アクセントウォール」で逆転の発想!
古いサイディングは廃盤になっていることが多く、全く同じ柄で補修するのは不可能です。
そこで、補修部分にあえて違う色やデザインのサイディングを張って、おしゃれな「アクセントウォール」にしてしまうのが賢い方法!これなら「ツギハギ」ではなく「デザイン」として蘇りますよ。

【落とし穴②】2階の窓が「危険地帯」に(+15〜30万円)

2階のベランダを撤去した場合、そこに出入りしていた「掃き出し窓(床まである大きな窓)」はどうしますか?
そのままでは、窓を開けたら即転落…という非常に危険な状態になってしまいます。

ベランダ撤去後の掃き出し窓に設置された落下防止用のアルミ手すり
▲【安価な対策】窓の外に「落下防止手すり」を設置。安全ですが、窓を開けるとすぐ外なので少し怖いです。
対策方法費用目安特徴
①手すり設置5〜10万円窓の外に落下防止バーをつける。安価だが、窓を開けると怖い。
②腰高窓へ変更15〜30万円壁を作って小さな窓にする。安全で断熱性も上がる。
③完全壁化15〜25万円窓をなくして壁にする。家具が置きやすくなる。

【落とし穴③】足場代がかかる(+10〜20万円)

2階以上の工事には、安全のために「足場」が必須です。
足場代は工事のたびにかかる「掛け捨て費用」なので、ベランダ撤去のためだけに足場を組むのは正直もったいないです。

★節約の裏技:
外壁塗装や屋根修理など、「足場が必要な他のリフォーム」と同時に行うことで、実質的に足場代一回分(15〜20万円)を節約できます。

3. 結論:実は「新しいベランダ」に変えるのが一番お得かも?

ここまで読んで、「撤去するだけでこんなにお金がかかるの?」と驚かれたかもしれません。
そうなんです。外壁補修や窓の対策にお金をかけるなら、いっそ「新しいアルミ製ベランダに架け替える」という選択肢も検討すべきです。

新しく設置された清潔なアルミ製ベランダ
▲新しいベランダをつければ、外壁のボロ隠しもでき、窓もそのままでOK。結果的に満足度が高いことも。

新しいベランダをつけるメリットは3つあります。

  1. 外壁の傷跡がベランダで隠れるので、高額な外壁補修が不要
  2. 窓もそのまま使えるので、窓リフォーム費用がかからない
  3. 布団干しやエアコン室外機置き場として活用できる

4. マンションの場合は?「原則撤去NG」です

マンションにお住まいの方、ごめんなさい。
マンションのベランダは、個人の持ち物ではなく「共用部分(みんなのもの)」と法律で決まっています。

  • 撤去は禁止: 勝手に手すりを外したり、サンルームで囲ったりすることは管理規約や消防法で禁止されています。
  • できる対策: 「ウッドデッキ」や「タイル」を置いて床をフラットにしたり、室内側に「二重サッシ」をつけてインナーバルコニー風にすることは可能です。

まとめ:安易な撤去は危険!まずはプロに見てもらおう

ベランダをなくすリフォームは、解体費だけでなく「その後の処置」にお金がかかります。

  • 解体費:15〜50万円(材質による)
  • 外壁補修:10〜30万円
  • 落下防止対策:5〜30万円
  • 足場代:10〜20万円

総額で50万円〜100万円近くかかることも珍しくありません。
それでも、「雨漏りリスクがなくなる」「掃除の手間が消える」というメリットは、長い目で見れば大きな価値があります。

まずは、リフォーム会社に現地調査を依頼して、「撤去プラン」と「補修プラン」、場合によっては「新しいベランダへの架け替えプラン」など、複数の選択肢を提案してもらいましょう!

不動産FPカルタが教える
失敗しないリフォーム見積もりの鉄則

カルタ

ベランダ撤去工事は、家の構造(雨漏りなど)に関わる重要な工事です。「安さ」だけで解体業者を選んでしまうと、防水処理が不十分で後から雨漏りするケースが後を絶ちません。

絶対に失敗したくないなら、「建築士やリフォームのプロ」が在籍している会社に依頼するのが鉄則です。

私が推奨しているタウンライフリフォームなら、厳しい審査を通過した優良業者(工務店やリフォーム会社)だけに、一括で見積もりとプラン作成を依頼できます。
もちろん無料で利用でき、気に入らなければメールで断れるので安心です。

✍️ 失敗しない「備考欄」の書き方

相手もプロです。こちらの要望を具体的に伝えると、精度の高い見積もりが返ってきます。

【リフォーム内容】
・2階のベランダ(木製・約〇畳)が老朽化したため、撤去を検討しています。
・撤去後の「外壁補修」や、掃き出し窓の「落下防止対策」を含めた総額を知りたいです。

【予算・要望】
・予算は〇〇万円以内を希望。
・もし「新しいアルミベランダに架け替える」方がコストパフォーマンスが良いなら、そのパターンの見積もりも比較したいです。
・雨漏りが心配なので、防水処理の提案もしっかりお願いします。