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こんにちは!このブログも7周年!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
外壁をどんな配色にするかによって、その家のイメージは大きく変わります。
かんたんに塗り直せるものでないので、完成して「ダサい!」なんて言われないようにしたいところ。
そこで今回は、同じ外観を19の色に塗り分けて、比較できるようにしてみました!
使ったのは、【37坪間取り】大きなリビング吹き抜けに室内窓!子供部屋に声が届く家で紹介しているこの外観♪
この家の外観が、配色の違いでどう変わるのかを見ていきます。
コレから外壁を決めるあなたの参考になりますように!
モダンテイストは無彩色や寒色をベースカラーに
「現代的な」を意味するモダンテイストの外観にするなら、外壁を白・黒・グレーまたは寒色にするといいです。
外壁材はモルタル塗壁や、あまり凹凸のないサイディングがオススメ。
また一部アクセントとして、赤や青など彩度の高い色味を付け加えてもおしゃれになります!
1階を黒、2階を白のツートン外壁にしたパターン。明暗を分けることで、家の輪郭を強調することができます。
真っ白い外壁に、玄関ドアだけ赤のビビットカラーをアクセントとして追加したパターン。たったこれだけで少し目をひく外観になります♪
寒色をベースとした外壁パターン。ムダな装飾をしないのが、まさしくモダンというもの。このように濃い青は、汚れが目立ちにくい効果もあります。
ナチュラルテイストは淡い色味をベースカラーに
木・草・土など自然の色に調和するようなナチュラルテイストの外観にするには、淡い色味をベースカラーにします。
配色には、「ナチュラルハーモニー」という技法があります。
これは自然界の色彩法則に沿った配色をする技法で、下の色相環というものを使います。
2色を配色するときは黄色に近い方の色を明るくすると、自然界でよく見られる配色になり、違和感のない外観になります。
逆に、黄色に近い色を暗くする配色を「コンプレックスハーモニー」といって、くだけたイメージの個性的な外観になります。
黄色に近いアイボリー色を1階に、2階を濃い茶色にしたツートン外壁のパターン。ナチュラルテイストには木製サイディングや木調タイルがよく似合います!
1階をややベージュに近い白、2階を薄い茶色にしたツートン外壁のパターン。自然の木の色には素朴な暖かみがありますね。
1階を暗い赤色のレンガ調サイディングに、2階をアイボリー色にしたツートン外壁パターン。レンガを1階に使うと、どっしりとした家構えになります。
土色で統一した外壁パターン。左官仕上げの塗壁で凹凸をつけると、より味わい深い外観になります。この色味は汚れが目立ちにくいのも特徴です。
カジュアルテイストは、あえてくだけた配色に
よく使う「カジュアル」の言葉には、「さりげない」とか「くだけた」といった意味があります。
外壁をカジュアルにするなら、先ほどのナチュラルとは反対に「コンプレックスハーモニー」がオススメ。
くだけた感じが「おっ?」っと目をひく個性的な外観になります♪
外壁全体を明るい青にして、一部バルコニーを差し色として暗い茶色にした外壁。黄色から遠い青の方が明るい色なので、ちょっとくだけたイメージの外観になります。
コチラはさらに個性的。1階の外壁を明るい紫に、2階を焦茶にしたツートン外壁のパターンです。このようにコンプレックスハーモニーでも、2色間に白や灰など無彩色を入れると、くだけすぎずバランスの良い配色になります。
ダイナミックな青や赤の配色で個性をだす
青・赤・緑といった色味の濃い外壁をダイナミックに使っても、カジュアルで個性的な外観になります。
あまり使われていない色を上手に使えるかどうか…センスが試されるところですね。
1階に濃い青をもってきて、2回を白にしたツートン外壁のパターン。白との組み合わせで、より青が目立って立体感がでます。
さっきと同じように、1階を濃い緑に、2階を白にしたツートン外壁。2階をすべて真っ白にすると、ちょっと帽子をかぶったような愛らしさがありますね。
1階をベージュに、2階を濃い赤にしたツートン外壁パターン。派手な赤でも、組み合わせる色を少し濃くすれば、派手なイメージを調整できます。
和風テイストは、灰がかった配色を左官仕上げで
飽きのこない、日本という風土によくあう和風テイストの外観にするなら、灰がかった緑や茶を使います。
「抹茶」や「あずき」を連想する色合いですね♪
できれば、左官職人がコテを使って塗り上げる『左官仕上げ』がオススメです!
全体を抹茶色にした和風テイスト外観。この造作感のなさが、日本の美徳である「侘び寂び」を感じさせるというもの!
1階を暗い茶色に、2階をあずき色にしたツートン外壁のパターン。しっとりと落ち着いた雰囲気になります。
1階を縦の木製サイディングにして、2階を真っ白の漆喰壁にしたツートン外壁。このようなデザインでも、まるで『蔵』のような和風テイスト外観になります。
エレガントな外観にするなら、凹凸のある外壁で
エレガントなイメージの外観にしたいなら、凹凸のあるサイディングや全体をタイル外壁にするのがオススメ♪
こう言ってしまうと身も蓋もないですが、価格の高そうな外壁を張るだけ。
でも、どっしりと安定感のある外観には、憧れますね!
凹凸のあるグレーサイディングで家全体を包んだ外観。凹凸があると外観に陰影ができて、エレガントなイメージになります。
サイズ大きいタイルで家全体を包んだ外観。アイボリーの目立たない色味でも、タイルのつくる陰影がエレガントなイメージを醸しだします。
キュートな外観は、白やクリーム色ベースに
外壁は白やクリーム色をベースにすると、キュートな外観がつくりやすくなります♪
2色以上を組み合わせるなら、明るい色同士の配色がオススメ。
木目やレンガのデザインを組み合わせるときも、明るいものを選びましょう。
1階と2階で同じ白系色の違うデザインを使ったツートン外壁。木目の玄関ドアにすることで、色が少し引き締めまります。
1階を明るい色味のレンガ調サイディングに、2階を白にしたツートン外壁。「明るい色×明るい色」で、キュートなイメージがつくりやすくなります。
さいごに
外壁をリフォームするなら、相見積もりをするのが当たり前です。
3社以上は見積もりを比較するようにしましょう。
オンライン一括見積もりを使えば、複数の優良業者に自宅から見積もりを依頼できるので便利ですよ♪
同じ家なのに、外壁の色だけでこんなにイメージ違うんだね!
完成をよ〜くイメージして、いろんな外観の写真を見たりして決めましょう!