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こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
差し掛け屋根(さしかけやね)という言葉は、あまり聞いたことがないでしょうか?
でも、おそらく日頃から良く目にしているはずです。
差し掛け屋根は下屋(げや)とほぼ同義語。
下屋の方が、一般的によく聞く言葉かもしれませんね。
差し掛け屋根や下屋というと、本体の屋根に比べて小さいイメージがあります。
でもなかには、上の画像のように本体の屋根よりも大きかったり、目立ったりするものもあります。
この記事では、そんな差し掛け屋根で外観がおしゃれになるポイント、差し掛け屋根の予備知識も紹介します。
参考にしてくださいね!
差し掛け屋根でおしゃれな外観にするには
差し掛け屋根を美しくおしゃれに見せるポイントは、屋根と軒の出の見せ方です。
差し掛け屋根は、ちょっとしたアクセントとしても、大胆な外観の顔役としても、結構目立つ部分。
具体例を見ていきましょう!
ポイント1:アクセントに瓦を見せる
庇と言うには大きく、屋根と言うには小さいですが、これも差し掛け屋根の一種でしょう。
南欧風のかわいいデザインが、差掛け屋根の瓦の色合いと形状で強調されています。
この建物は総二階建てですから、本来は1階に屋根は必要ありません。
ですが、あえて差し掛け風の屋根をつけることで成功していますね。
ポイント2:軒の出をキレイに見せる
限られた敷地の中で、写真のようにのびのびとした差し掛け屋根とするのは難しいと思います。
ですが、軒の出のラインを強調するために、先端の板(鼻隠しと言います)をライトブラウンに塗装しているところなどは参考になりますね。
ポイント3:深い軒の出を風情豊かに見せる
掲載元:でんホーム
写真の差し掛け屋根は、屋根下を縁側にして、風情ある表情をだしています。
このように、軒の出を深くして、和風の趣きをだせるのも差し掛け屋根の大きな特徴です。
夏には強い日差しを遮り、冬には暖かい光を取り入れる、昔ながらの知恵を活かしながら、おしゃれな外観に仕上がります。
差し掛け屋根は壁と接する部分に注意
差し掛け屋根の注意点についても見ておきましょう。
差し掛け屋根は、片流れが一般的ですが、寄せ棟や切妻の場合もあります。
どのタイプでも注意すべき点は、差し掛け屋根と本体の壁がくっつく部分です。
この部分は複雑な納まりのため、雨漏りしやすい箇所。
どのような納まりになるかまで知る必要はないですが、「雨漏りは絶対に嫌ですよ!」という感じで、設計者や現場監督に、十分注意してもらうようお願いしておいた方がいいかもしれません。
そういうのは意外と大事です。
牽制になりますから。
まとめ
総2階建てで無い限り、差し掛け屋根(下屋)はどこかにあります。
しかし、必要だからと言う理由だけで終わらせるのは惜しい!
遠目には2階の屋根が見えても、訪問する時や道路向かいなどの距離で視覚に入るのは1階の屋根です。
そして、道路側や建物正面に差し掛け屋根がある場合は、その屋根が家の表情、つまり顔になります。
そう考えると、おろそかにできないですよね。
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「工務店って、どうやって探せばいいの!?」
そう悩んでいるなら、
≫ 工務店の探し方・選び方まとめ!情報収集の方法から工務店の見分け方まで を参考にしてくださいね!
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