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健康状態に不安があって、団信に入れませんでした。
どうすればいい?

こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

健康状態によって団信に入れなかった場合、住宅ローンの審査は否決となってしまいます。
団信加入は住宅ローンを借りるための条件となっているからです。

ただ、一度団信を断られたからといって、まだ諦める必要はありません!

今回は、団信に入れないときにどうするか?6つの対応方法をご紹介します!

フラット35を利用する方法

まずひとつめの方法は、フラット35を利用する方法。

フラット35については、2017年10月1日に制度改正がありました。
以前は、団信加入はまったくの任意。
住宅ローンの返済とは別に保険料を支払う必要がありました。

改正後は、住宅ローンの金利に団信保険料が含まれ、別途の支払いは不要となります。
ただ、これで団信に入れなければ住宅ローンを借りられなくなったわけではなく、オプション扱いで団信なしの住宅ローン借入が可能です。

考慮すべきなのは、団信なしで住宅ローンを借りるということは、借主死亡のリスクを遺された家族が負うということ。

既に加入している死亡保障の額など現状を把握した上で、住宅ローンを早期に返済できるよう、しっかりとした返済プラン組んで審査に臨むようにしてください。

フラット35の中では、「ARUHI(旧:SBIモーゲージ)」という住宅ローン専門会社が有名で、融資実行件数シェアが20%を超えています。

下記の来店型店舗では、専属の担当者が相談から借入まで一貫してフォローしてくれるので、返済プランについても相談してみると良いでしょう。

詳細はコチラから》MR.住宅ローンREAL

ワイド団信を利用する方法

銀行のなかには、『ワイド団信』を扱っているところもあります。
ワイド団信とは、引き受け条件の緩和された団信のこと。
通常の団信に入れなくても、ワイド団信に加入できれば住宅ローンの借入が可能になります。

ワイド団信であれば、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を患っていても加入できる可能性があります。

ただし、団信保険料は(フラット35を除いて)銀行が負担してくれるのが一般的ですが、ワイド団信の保険料については自己負担
住宅ローンの金利に上乗せするカタチで、保険料(通常+0.2%~0.3%)を支払うことになります。

ワイド団信を取扱っている銀行をいくつかご紹介しておきます。

ソニー銀行は+0.2%と、他より低い設定となっていますね。

また審査の際は、いきなりワイド団信に申し込むわけでなく、まずは通常の団信で申し込み、入れなかったときにワイド団信に切替える形をとります。

配偶者を借主に、自分は収入合算者になる方法

夫婦共働きのときにとれる方法です。

住宅ローンでは、ひとり分の収入で借入できない場合、配偶者の収入を合算して審査できることがあります。
この場合の配偶者を収入合算者といい、借主の連帯保証人となります。

この場合、住宅ローンを借りているのはあくまでも借主だけ。収入合算者は、借主が返済不能になったときに住宅ローンの残高を保証するにすぎません。

だから、団信に加入するのも借主のみ。
そもそも収入合算者は団信に申込むこともできません。

詳しくはコチラをご覧ください。
どちらか一方の死亡で残高ゼロ!共働き夫婦の連生団信住宅ローンという選択

ただし、購入した土地・建物の名義は出資の割合によるので、住宅ローンの借入額によって配偶者の名義をつけなければ、莫大な贈与税が課せられます。

銀行によってはOKしてくれるレアな方法

かなりのレアケースで、普通は銀行から提案してくれない方法ですが、住宅ローンの借入額以上の死亡保険に既に加入していた場合、団信に入れなくても住宅ローンを借りることができる場合があります。

「団信には入れないけど、他に借入額以上の死亡保険に入っているから、借主が死亡しても保険金で返せます」ということです。

銀行によっては、その死亡保険に質権を設定するかもしれません。

ただ、この方法が利用できる銀行は少ないので、あくまで「ダメモト」と思って相談した方が良いです。
利用できても、ベテラン担当者でなければ知らないケースもありますが…。

多数の銀行に審査を依頼する方法

団信は銀行と提携している保険会社に申込みます。
この保険会社を「引受保険会社」といい、銀行によって提携先は違ってきます。

すべての引受保険会社が、おなじ基準で審査をするわけではないので、数多く審査を申込めば、どこかで加入が認められるかもしれません。

ただし、各銀行で提携の引受保険会社が重複していることもありますし、提携先が変更されることもあります。
団信に申込む前に、どこが引受保険会社になっているか確認しておいた方が良いでしょう。

窓口のある銀行であれば、仮審査より前に団信の審査だけしてくれるところもあります。
団信に入れたら、その銀行で仮審査に進めば良いので、効率的でオススメの方法です。

逆に、インターネットで住宅ローンを申込むときは、団信の申込みは本審査のときにしかできないので、注意が必要です。
健康状態に不安があるときは、仮審査の認可をうけても安心できません。

告知対象期間がすぎるまで待つ方法

団信の告知では、「過去3年以内に下記の病気で、手術を受けたことまたは2週間以上にわたり医師の治療・投薬を受けたことがありますか」など、告知の対象期間が決まっています。

もちろん「3年以内にはないが、5年前にはあった!」などと告知する必要はありませんから、告知事項に該当しなければ団信の審査には通ることになります。

まとめ

団信に一度入れなかったとしても、とれる方法はいろいろあります。
今回ご紹介した中でオススメの方法は、窓口のある銀行で、団信の審査だけ事前にやってもらいつつ、フラット35の申し込みをすすめること。
同時進行させて、団信の審査に通れば銀行ローン、通らなければフラット35と切替ていくと良いと思います。