ダイワハウスの特徴
このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。
詳しくは運営ポリシーをご覧ください。


こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

カルタ

ハウスメーカーのホームページを見て、なんかスゴそうなのはわかるけど、他との違いがよくわからない

そんなことってないですか?

ここでは、これからハウスメーカー選びをするあなたに、各社の特徴をわかりやすく解説していきます。

今回は、ダイワハウス

ダイワハウスの外観掲載元:ダイワハウス

Xevo(ジーヴォ)シリーズが有名ですね。

ですが、ダイワハウスHPのラインアップを見てみると、Xevoの後に色々なブランド名がついた商品が並んでいて、とても複雑な構成になっています。

そのため、選んだブランドをクリックして、その特徴を調べていく内に、他のブランドとの違いがわからなくなり、チンプンカンプンになるかも…。

ここでは、ダイワハウスの商品ブランドを、構造別に整理し、それぞれの住宅構造の特徴を紹介していきます!

参考にしてくださいね。

ダイワハウスの軽量鉄骨造

ダイワハウス軽量鉄骨外観掲載元:ダイワハウス

軽量鉄骨造とは、鉄骨材の板厚が6mm未満の部材で構成されているものを言います(後で説明する重量鉄骨造は、板厚が6mm以上)。

ただし、全てがそれぞれの厚みで出来ている訳ではなく、全般にと言う意味合いです。

地震に耐えうる3種の壁内装置

ダイワハウスの軽量鉄骨住宅では、地震に耐える3種の装置が用意されているのが特徴的です。

ダイワハウスの壁

D-NΣQST(ディーネクスト)・KyureK(キュレック)・DAEQT D(ディークト D)の順で地震に耐えうる力が強くなります。

まず標準で用意されているのが、※筋かい状の耐力壁であるD-NΣQST(ディーネクスト)です。

※筋かい=柱と柱の間に斜めに入れて構造を補強する部材のこと。



ダイワハウスのD-NΣQST(ディーネクスト)掲載元:ダイワハウス

D-NΣQST(ディーネクスト)は、ダイワハウスの開発によるもので、筋かいでありながら同時に制震機能も備わっているため、地震の揺れもある程度吸収することができます。

下の画像は、オプションになるXevoΣ商品専用のKyureK(キュレック)。
D-NΣQST(ディーネクスト)の揺れをさらに1/2に抑える性能となっています。

ダイワハウスのKyureK(キュレック)掲載元:ダイワハウス

純粋な制震装置としては、2階建て用のDAEQT D(ディークト D)もオプションとして用意されています。

ちょっと複雑になってきたので、軽量鉄骨造のブランドと筋かい・制震装置との関係を表にしておきましょう。

ダイワハウスの商品表

このように、同じ軽量鉄骨造でも、KyureK(キュレック)とDAEQT D(ディークト D)は使えないブランドがあります。

Xevo 03の「鉄骨ブレース」は、木造軸組みの筋かいをそのまま鉄製に置き換えたもので、制震機能はありません。

軽量鉄骨造の商品ラインアップ

  • XevoΣ Premium:性能と意匠を融和させた最上級のゆとりを実現
  • XevoΣ:Premiumの性能をそのままにした主力商品
  • Xevo ADVANCE:外観・内観・外壁をバリエーションから選ぶタイプ
  • LifeGenic:5つの外観・インテリアと89の間取りから選ぶ、規格型住宅
  • Xevo 03:3階建て、都市中の狭小間口に対応

ダイワハウスの重量鉄骨造

ダイワハウスの重量鉄骨外観掲載元:ダイワハウス

重量鉄骨では板材の厚みが6mm以上と述べましたが、下の写真のようにガッチリとした部材で、いかにも強そうですね!

ダイワハウスの重量鉄骨造掲載元:ダイワハウス

地震への対応をさらに強くする2つの装置

この構造では、柱と梁などの接合部分が強固で、揺れに対する変形がほとんどないため、筋かいなどの耐力壁を設けないのが一般的です。

ただし、全く揺れない訳ではありませんから、その対応としてダイワハウスでは、重量鉄骨造用のΣ型制震パネルというものを用意しています。

ダイワハウスの制振パネル掲載元:ダイワハウス

さらに、5階建てまで対応できる制震装置(フリクションD)を開発しており、業界初。

ダイワハウスの制震装置掲載元:ダイワハウス

これら装置をつけることで、外壁に大開口の窓を配置することが可能になり、柱間の距離も大きくとることができることから、大空間の居室にできるのが特徴です。

重量鉄骨造の商品ラインアップ

重量鉄骨造のブランドバリエーションは以下の2つで、「Skye(スカイエ)」と呼びます。

  • Skye3:3階建てで、重量鉄骨の良さを活かしたスパンの長さ(最大6.37m)や筋かいの制限を受けないことなどから敷地に合わせた自由設計が可能です。
  • Skye:3〜5階までに対応しており、自宅、賃貸、店舗と、その用途が広がります。

ダイワハウスの木造

ダイワハウス木造外観掲載元:ダイワハウス

ダイワハウスは鉄骨の家というイメージがありますが、木造住宅も得意!

地震に耐えうる集成材とグランデバイスの組み合わせ

ダイワハウスの木構造は、構造用集成材と専用の接合金物を組み合わせた、いわゆる金物工法です。

同社で特徴的なのが、国産材を使った集成材だということでしょう。

現在、流通している構造用集成材のほとんどは、北米やヨーロッパから輸入したラミナ材(2×4材のような板状のもの)を使って、国内で集成材に加工したものです。

ダイワハウスの集成材掲載元:ダイワハウス

鉄骨造が主力の同社で木構造の開発に際して、他社との差別化を意図したのでしょうね。

ダイワハウスは、木構造においても、下画像の制震装置(グランデバイス)を開発していて、制震装置であると共に、耐力壁としても国土交通大臣に認定されています。

ダイワハウスのグランデバイス掲載元:ダイワハウス

木造の商品ラインアップ

  • PremiumGranWood:2階建て商品で、空間演出・素材・技術のそれぞれで逸品を目指した商品です。
  • XevoGranWood:同じブランドで、1〜3階建までの対応としていますが、平屋暮らし、都市暮らし(3階建て)と、さらにブランド分けをしています。この辺が、分かりづらいところですね。
  • XevoWoodPlus:規格住宅の一種で、210プランの中から間取りを選び、外観デザイン、外壁仕上げなどを選んでいくもので、基本プランにプラス1のスペースを追加できるものです。

ダイワハウスの木構造では、邸別に構造解析を行い、そのデータを元に構造計算を行っています。

構造計算が必要な3階建てはもちろんですが、不要な平屋建て・2階建てにおいても邸別に実施されています。

まとめ

ダイワハウスの構造をみていく中で特に気づくのは、制震装置に力をいれていることで、各構造別に専用の制震装置を開発しています。これは、他社では見かけないものです。

住宅の安心・安全のため、耐震等級(性能)を上げることは、すでに常識となっています。しかし、現在では一歩進んで、繰り返される揺れに対する耐久性をアップさせることが重要になってきているんです。

ダイワハウスでは、これを「持続型耐震」と呼び、その重要性を提唱しています。



▼あなたの理想の間取りを手に入れるために

間取りは欲しいけど、しつこい営業はされたくない!

≫営業マンに会わなくても、自分だけの間取りプランが手に入る方法とは?