防音部屋の作り方
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こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!


カルタ

ときには、深夜にお酒を楽しみながら音楽を聴く、あるいは映画を見たりしてリラックスしたい!
でも、せっかく寝付いた子供が起きてこないか心配…。

子供にピアノの練習をさせてあげたいけど、近隣迷惑にならないかな…。

そんなとき、家に『防音部屋』があれば最高ですよね!

とはいえ、防音工事って高そう、どんな工事になるのだろう?・・・など、分からないことがいっぱいでしょう。

そこで今回は、防音部屋を作りたいあなたのため、防音部屋に必要な防音工事の内容や費用について紹介します!
参考にしてくださいね。

防音部屋の仕組み

防音の基本は、吸音遮音です。そして2次的に防振となります。これらの性能とバランスが、防音性能の良し悪しにつながります。

なんか、難しそうだと思っていませんか?

でも、細かいことまで気にする必要はありません。

防音の仕組みや作り方の概要を知って、全体像さえ分かれば、後はプロに任せればいいんですから。

まずは、防音に使う材料や役割、合わせて使用部位などを紹介していきましょう!

低音を反射する「吸音材」

吸音材は、文字が示すように、音を吸収する材料です。

専用の吸音板というのもありますが、断熱材(グラスウール、ウレタンフォームなど)にも吸音性能があります。

吸音材

吸音材といっても全ての音域を吸収できる訳ではなく、一般的に高音は通過しやすく、低音は反射しやすい性質があります。

実際には、通過あるいは反射する際に、一部が熱エネルギーになって、100%の通過や反射とはならないのですが…ここは専門的になりすぎるので省略します。

外壁には断熱材が入っていますから、とりあえずは併用できるでしょう。

間仕切り壁や床・天井に断熱材がはいっていない場合は、いれる必要があります。

音量を抑える「遮音材」

音量を抑えるため、一般的には、遮音板あるいは遮音シートを使います。

密度が高いほど、つまり重いほど遮音性能は高くなりますが、全てをシャットアウトはできません。

遮音材

問題は、その取り付け位置で、遮音材は音を漏らしたくない側に配置します。

例えば、外壁では断熱材の外側、間仕切り壁では防音部屋の隣室側に配置します(床・天井も同様に)。

以上をまとめると、音域によって吸音材で反射する音、遮音材で反射され再び吸音材を通過してくる音があり、それらのバランスが音響環境になります。

吸音材と遮音材

外壁断熱材の外側への遮音材の取り付けは、新築では可能ですが、リフォームでは外壁を撤去しないとできませんよね。

その場合、室内側に遮音材を取り付け、その上に吸音材を取り付けます。

ですが、室内ですから化粧仕上げになっている吸音板がいいでしょう。いずれにしても、それらの厚みで部屋が狭くなるデメリットがあります。

音による振動を抑える「防振材」

防振材は、音によって壁や天井・床が振動し、隣室側に伝わるのを低減してくれるものです。

専用部材が色々用意されていて、工法も様々にあります。

防音部屋が1階の場合は天井、2階の場合は床に採用するといいでしょう。

もちろん、天井と床の両方に取り付けられればベストです。


「吸音材・遮音材・防振材」のほかに、必要なものとしては、防音サッシ防音ドア、そして換気扇がある場合は、防音換気扇にしてください。

実は、これらを防音仕様にすることの方が体感的には効果があります。

リフォームで防音サッシにできない場合は、室内側に新たにサッシを取り付ける工法もありますので、検討してみてくださいね。

防音部屋にかかる費用は?

では、防音部屋はどのくらいの費用でできるのでしょうか?

これは、防音部屋にどれぐらいの性能を求めるのかで、費用は大きく変わってきます。

例えば、求める性能が防音のみか、あるいは音響効果も考慮するのかで大きく変わりますし、もっと細かくいえば、ピアノなのかドラムなのかなどの音源の種類によっても変わります。

さらには、新築かリフォームか、そして木造かコンクリートか、家の構造によっても…。

それじゃ、参考にならない…!」っていう声が聞こえてきそうですね。

そこであくまでも目安になりますが、木造の防音重視で、標準的な音量で使用するオーディオルームであれば、8帖大で200万円前後になるでしょう。

ただし、防音仕様とするための費用ですから、ここに本体の軸組や仕上げなどの費用は含まれません。

もっと安く!…と言うことであれば、DIYがあります。

防音部屋の素材

壁や天井のクロス(プラスターボード下地)に両面テープを使って吸音材を貼る方法です。

プラスターボードにも、ある程度の遮音性があるんです。

そして、床にパイル状のタイルマットを敷きつめるとすると、合わせても20万円以下でできますよ(8帖大)!

もちろん、本格的な防音工事に比べれば性能は劣りますが、一定の効果はあります。

工夫すれば、ドアに貼ることも可能です。
また、窓には厚手のカーテンが良いでしょう。

さいごに

防音のノウハウや技術は専門色が強いため、実績のある業者を選びましょう。

求める防音性能や音響効果のレベルが高ければ高いほど、それが重要になります。

言い換えれば、防音部屋の使用目的や求める防音性能と音響効果に見合った材料・仕様を選ぶために、経験とノウハウが必要です。

ですから、防音部屋の使用目的を明確にイメージして相談してください。

目的に合っていない防音部屋は、ただコストが掛かっただけになる恐れがあります。後悔しない防音部屋作りをしましょう!