このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。
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こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
毎日上り下りするものだから、安全で使いやすい階段にしたい!
せっかくマイホームを建てるなら、走りまわる子供にも、足腰が弱くなった高齢者にも安全に使える階段にしたいもの。
では、そんな理想的な階段というのは、どんな寸法なのでしょうか?
今回は、階段でおすすめの1段の高さ、踏面、階段幅について紹介していきます!
より良いマイホームづくりに役立ててくださいね。
寸法から見る安全な階段と危険な階段
まずは、階段各部の寸法名称を知っておきましょう。
図のように、階段1段の奥行を踏面(ふみづら)、1段の高さを蹴上(けあげ)といいます。
階段幅はそのままなので、わかりやすいですね。
建築基準法・品確法・おすすめ寸法の比較表
それでは、踏面・蹴上・階段幅がそれぞれ、どんな寸法が安全で理想的かです。
まずは下の表を見てみましょう!
建築基準法の階段は急斜56度で危ない
注意したいのは、建築基準法で定められた各寸法は最低基準ということ。
現在の住宅でそのような寸法を採用しているところは、まずないでしょう。
もし、この最低基準で階段をつくるとすると、階段の角度は、23cm(蹴上)/15cm(踏面)で56度以上となります。これは、怖い!
スキー場のゲレンデがこの角度なら、足がすくんでしまうでしょうね。
また、踏面が15cmなんて、4・5歳の子供の足サイズ…!
階段の上り下りには、足裏の全てを踏面に乗せる訳ではありませんが、15cmはあまりに危険な階段です。
住宅困窮時代に制定された(1950年)建築基準法ですから、住居内の安全性は犠牲にせざるを得なかったのでしょう。
品格法の階段は40度と緩やか
現在はバリアフリー化が進み、上の表の品確法の基準が一般的です。
品確法では、その他の細かい条件もありますが、お願いする時に高齢者等配慮対策等級の「4」もしくは「5」と指定してください(4より5の方が等級が上)。
品確法の等級「4」もしくは「5」では、6/7で角度は40度ほどになります。
ですが、できればもう少し緩くするのがおすすめ。
おすすめの階段はもっと緩く38度
個人的におすすめしたい寸法ですが、蹴上・踏面をそれぞれ18cm・23cmとすると、角度は38度ほどになります。
カゴいっぱいの洗い物を持って、前がよく見えなくても比較的安心して、上り下りができる寸法と勾配です。
これなら、よく走りまわる子供にとっても、高齢者になっても、安全で理想的な階段といえるでしょう。
階段幅は85cm前後がおすすめ
階段幅は75cmが最低基準で、広いほど快適ですが、床面積上の制約から85cm前後が現実的な限度でしょう。
ただ10cmも広くなると、ガラリと印象が変わり開放的な印象になります。
階段昇降機を予定している場合は、少し広くしておいた方がいいです。
幅75cmでも付けられますが、85〜100cmは欲しいところ。
ただ、あまり広くすると、居室とのスペースバランスが悪くなります。
昇降機をつけるとその部分の階段幅は狭くなりますが、取り付け位置が低く一部だけなので、視覚的な印象は思うほど損なわれるものではありません。
階段の種類を安全順に並べると
階段といっても、直進だったり、S字型であったりと、その種類もさまざま。
ではどんな階段が安全かですが、次の図をみてみましょう。
上の図は、青が安全なポイントで、赤が危険なポイントを表しています。
つまりは、踊り場があると安全性が高まり、三角に切られた踏板(=廻り踏板)があると危険性が高まるということ。
ただ、踊り場は4段分くらいのスペースになるので、それだけ階段にとられる面積が広くなります。
安全な階段にこだわりたいけど、あまり階段に面積を割けないときは、シンプルな直進階段にするか、廻り踏板を階段の降りきりの近くにするのがおすすめです。
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