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元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!

家づくりで間取りを考えるとき、「階段の寸法」まで気にしていますか?
「階段なんてどれも一緒でしょ?」
と思っているとしたら、それは少し危険かもしれません。
実は、階段の「踏面(ふみづら)」や「階段幅」は、たった数センチ違うだけで、上り下りのしやすさが劇的に変わるんです。
今回は、毎日使う場所だからこそ知っておきたい「安全な階段寸法の黄金比」について。
コストや間取りへの影響も見ながら、あなたの家に最適なサイズを「松・竹・梅」のランク別で見つけましょう!
まずは基本用語を知ろう(踏面・蹴上・階段幅)
階段の寸法を考えるとき、必ず出てくる用語が3つあります。

- 踏面(ふみづら): 足を乗せる板の奥行き。広いほど足がはみ出さず安全。
- 蹴上(けあげ): 1段の高さ。低いほど足が高く上がらなくて楽。
- 階段幅: 階段の横幅。
この「踏面」と「蹴上」のバランスで、階段の角度(上りやすさ)が決まります。
【比較】その階段、スキー場のゲレンデ並みかも?
「法律(建築基準法)を守っていれば安全なんでしょ?」
そう思うかもしれませんが、実は法律の最低基準はかなり緩い(急勾配)設定になっています。
こちらの比較図をご覧ください。

法律ギリギリ(56度)は危険!
一番左の「建築基準法(下限)」で作ると、踏面は15cmしかありません。
大人の足(24〜27cm)だと、半分近くがかかとからはみ出してしまいます。

このように、踏面が狭いと常につま先立ちで降りるような状態になります。
若いうちは良くても、荷物を持っている時や、高齢になった時には転落のリスクが高まります。
【松竹梅】あなたに合う寸法はどれ?
では、どのくらいの寸法にすれば良いのでしょうか?
予算やスペースに合わせて選べるよう、3つのランク(松・竹・梅)にまとめてみました。
基本的には「竹(標準)」を目指し、余裕があれば「松(理想)」にグレードアップするのが賢い選び方です。
【FP解説】広げても安い?でも「間取りのパズル」は超難問!
「安全なのはわかるけど、階段を広げるとコストはどうなるの?」
ここが一番気になりますよね。
実は、金銭的なコストだけで見れば、そこまで大きな差はありません。
- 「竹(標準)」→「松(理想)」にした場合
- 増える床面積:約0.5畳(半畳分)
- 増える建築費:約数万円〜15万円(坪単価による)
「え、たった数万円で一生安全になるなら、全員『松』にするべきじゃん!」
と思いますよね?

FPカルタの「本音」
実は、お金よりも大変なのが「間取りへの影響」なんです。
特に30坪前後のコンパクトな家では、階段をたった半畳広げるだけで、
「2階の廊下がなくなる」「収納が潰れる」「トイレが入らない」
といった玉突き事故が起きます。
階段を緩やかにするのは、間取りを作る側としては「超難問パズル」なんです。
だからこそ、無理をして家全体がいびつになるくらいなら、バランスの良い「竹(標準)」を選ぶのも立派な正解ですよ!
【注意】「廻り階段」の危険ゾーンを知ろう
寸法の次に大事なのが、「階段の形」です。
L字型やU字型に曲がる「廻り階段」にする場合、足を踏み外しやすい危険なゾーン(赤丸)が存在します。

内側の「三角ゾーン」は踏面がほとんどなく、踏み外す危険性が大!
スペースの都合で廻り階段にする場合でも、
「踊り場(青)」を設けるか、段数を減らしてリズム良く回れるように設計士に相談しましょう。
まとめ:図面で「寸法」をチェックしよう!
階段は、一度作ってしまうとリフォームで直すのが非常に難しい場所です。
契約前の図面を見るときは、部屋の広さだけでなく「階段の段数」や「1段のサイズ」もチェックしてみてください。
「標準仕様だから大丈夫」と思い込まず、自分たちの暮らしと間取りのバランスに合った「ランク(松・竹・梅)」を選んでくださいね!
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