小さい二世帯住宅でも充実の間取り例！35坪で「完全分離型」の家

このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。詳しくは運営ポリシーをご覧ください。

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こんにちは！
元ハウスメーカー、今不動産特化ＦＰのカルタです！

この記事で紹介するのは、35坪で建てる完全分離型の二世帯住宅の間取り！

玄関と１階の収納は共用スペースにしましたが、35坪という広さのなかで、LDKも水回り3点セットも完全分離です！

これなら、親世帯と子世帯で生活時間がズレていても、気兼ねなく暮らせますね。

本来35坪というと、単世帯の標準的とも言えるサイズ。

それでいてLDKも水回りも２つずつ作るのは苦労しましたが、狭さを感じることのない間取りになっていると思います。

どんな工夫をしたのか？
土地の広さやコストの関係で、コンパクトな二世帯住宅を考えているなら、参考にしてみてくださいね！

１階の親世帯は和室コーナーと寝室を兼用に

35坪で完全分離の二世帯住宅をつくるには、徹底的に無駄なスペースを省く必要があります。

そこで1階では、リビング隣に和室コーナーを設けて、さらに押入も配置することで、和室コーナーと寝室を兼用することにしました。

これで、和室をリビングの延長として広々と使えるだけでなく、寝室を別室につくる必要がなくなります。

生活空間はLDK＋和室で計20.7畳！
これなら狭さを感じることもないでしょう。

廊下をなくすために洗面所からトイレに

この間取りでは廊下を省くために、トイレには廊下からではなく、洗面室から入るようにしました。

こうすると、誰かがお風呂に入っているときに、トイレを使いにくいかもしれません。

ただ、廊下を削ったときのスペースとコストのカット効果は、かなり高いものになります。


1階の玄関隣に、共用の土間収納を配置

この間取りは、親世帯2人、子世帯4人の6人家族で、2階が子世帯の居住スペースです。

2階の方が居住人数が多いのですが、人数に合わせた収納スペースが確保しにくい問題がありました。

そこで、そのスペースを1階に収納スペースを分担してもらうことにして、つくったのが玄関隣の土間収納です。

4畳の広さがあるので、シーズンオフの靴も丸ごと収納できます。

それぞれの世帯に見られても問題ないものだけ収納するなら、問題ない広さですね。

2階子世帯は廊下ゼロ。LDKから各部屋へ

2階は子世帯の居住スペースなのですが、ここも無駄なスペースを省くために、廊下をなくして、全ての部屋にLKDから入るようにしました。



階段を登りきったら、すぐにリビングで、仕切りのない広々18.5畳の空間になっています。

廊下がないので冷暖房が効きにくそうですが、それだけなら階段の登りきりに専用のパーテーションを付けるだけで解決できます。

親世帯も子世帯も、LDKの広さは一般的サイズもしくは広いくらいですね。

ただその分、各個人の部屋の広さは削らせてもらいました。

寝るだけなら大きなスペース不要！個室はコンパクトに

各個室はコンパクトに、子供部屋は２つに分けることはせず、６畳間を共有する形にしました。

掲載元：SUVACO

ただ、それとは別に収納を2人分確保しているので、そう狭くは感じないはずです。

なんなら、真ん中をパーテーションで仕切ってもいいかもしれません。

寝室も4.5畳ですが収納付きです。

それぞれ広くはないですが、この間取りはLDKと各個室がつながっているので、普段は家族で一緒に過ごして、個室は単に睡眠コーナーと考えていいと思います。

“子供部屋の広さは何畳？新築した先輩96人に聞きました！”でも解説していますが、そもそも子供部屋は、あまり広くする必要はないでしょう。


いかがだったでしょうか？

この記事では、完全分離の二世帯住宅35坪の間取りをご紹介しました。

無駄なスペースを省けば、30坪台の二世帯住宅も建てるのは可能です！

ただハウスメーカーによっては規格があって、あまり自由度の高い間取りにできないことがあります。

複数のハウスメーカーに声をかけて、プランを提示してもらうようにしましょう。

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