リフォーム費用を住宅ローンで借りる

こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

中古住宅を買ってリフォームしたいけど、リフォームローンも借りないといけないの?

どの銀行を使ったら便利なんだろう…

住宅ローン

中古住宅を買う場合、その物件の入居に合わせてリフォームをすることがほとんど。

でも通常、物件価格は住宅ローンの対象になりますが、リフォーム費用については対象外です。

そのため、リフォームの費用については自己資金でまかなったり、別途リフォームローンを借入する必要があり・・・ました!



今まではそうだったんですが、最近ではリフォーム費用も含めて住宅ローンで借りられるところもあります!

住宅ローンと比べてリフォームローンは金利が高い

リフォーム費用も住宅ローンで借りられるのであれば、かなりお得ですね!

今回は、中古住宅を買ってリフォームする方のために、リフォーム費用を住宅ローンで借りられるか、人気5銀行を比較してご紹介します!

住信SBIネット銀行

リフォーム費用を住宅ローンで借りられる?



ネットバンキングの中でも、業界最低水準の金利を提供し続ける「住信SBIネット銀行」。

こちらは、中古住宅を買ってリフォームする際、リフォーム費用も住宅ローンに含めて借り入れすることが可能です。

ただし、使える人は限定されるかもしれません。

住信SBIネット銀行では、このように言っています。

中古物件(戸建・マンション)の引渡しまでにリフォーム工事が完了し、購入資金と同時にリフォーム資金をお支払いいただける場合はご利用いただけます。

中古住宅を買って、まだお金も払ってないうちからリフォームをさせてくれるわけありません。

だから想定されるケースとしては、中古住宅の販売元がリフォーム事業もしており、リフォーム後に引き渡しを受けるときです。

もしこのケースに当てはまるなら、リフォーム資金まで業界最低水準の金利で借りられるのでお得です!
検討にいれるべき銀行ですね!

住信SBIネット銀行は、ネット経由だけでなく来店型店舗もあります。
中古住宅にリフォーム費用を含める今回のケースは特殊なので、ネットでの審査は難しいです。
なので、直接担当者と相談しながら話をすすめることをおすすめします。

来店予約なら、コチラをご利用ください。
MR.住宅ローンREAL

じぶん銀行

リフォーム費用を住宅ローンで借りられる?×



急速に住宅ローン界に足場を築いた、ネットバンク業界の雄、「じぶん銀行」。

残念ながら、じぶん銀行ではリフォーム費用を住宅ローンで借り入れすることは不可能になっています。

だから、中古住宅を買ってリフォームするときは、住宅ローンとリフォームローンの2本立てで借り入れすることになります。

じぶん銀行HP上では、特にこの件にふれた記述はありませんでした。

ソニー銀行

リフォーム費用を住宅ローンで借りられる?×



オリコン顧客満足度調査では、常に上位をかっさらう「ソニー銀行」。

ですが、中古住宅を買うときリフォーム費用を住宅ローンで借りることは不可能となっています。

だからソニー銀行では、じぶん銀行と同じく、リフォームローンを別途申込する必要があります。

ソニー銀行は、こう言っています。

中古マンションの購入時は、購入資金のみがお借り入れの対象となります。増改築(リフォーム)資金は含めることができません。
※中古マンション購入のご融資後に増改築(リフォーム)資金としてお申し込みいただけます。

イオン銀行

リフォーム費用を住宅ローンで借りられる?



スーパーの超大手であるイオングループの銀行で、主婦層をターゲットに特徴あるサービスで他との差別化を図る「イオン銀行」。

イオン銀行では、中古住宅のリフォーム費用を住宅ローンで借り入れすることが可能です!

ただちょっと特殊で、リフォーム費用を含めた1本の住宅ローンを借りるのではなく、リフォーム費用分の住宅ローンを別個に借りることになります

つまり、「住宅ローン+リフォームローン」ではなく、「住宅ローン+住宅ローン」になるということですね。

イオン銀行はこのように言っています。

イオン銀行の住宅ローンは、リフォーム(増改築)資金にもご利用いただけます。

住宅ローンをご利用の場合は、ご融資時にローン取扱手数料がかかります。
また、抵当権設定費用なども必要となります。
無担保のリフォームローン・ソーラーローンもご用意しておりますので、リフォームの内容・規模や金額などを考慮して、最適なローンをご利用ください。

注意点としては、次の2点があげられます。

  1. 「物件」部分の住宅ローンと「リフォーム」部分の住宅ローンを2本借りることになるので、それぞれに事務手数料を支払う必要があります。
  2. イオン銀行は「つなぎ融資」を扱っていません

つなぎ融資とは、中間金に対して融資してくれる仕組みのこと。
中古住宅を買ってリフォームするケースでは、次のようなタイミングで中間金を要求される可能性があります。

1回目:中古住宅取得資金
2回目:リフォーム請負締結時資金
3回目:リフォーム着工時資金
4回目:リフォーム完了時資金

イオン銀行の融資のタイミングは、1回目の「中古住宅取得資金」と4回目の「リフォーム完了時資金」のみになります。

2回目と3回目の中間金を要求されたときは、自己資金で支払う必要があるということですね。

とはいえ、リフォームについては、かなり柔軟に対応してくれるといえます!

ARUHI(フラット35)

リフォーム費用を住宅ローンで借りられる?



フラット35の中でも、融資実行件数シェアが20%を超えている国内最大手の住宅ローン専門会社「ARUHI」。

こちらは「ARUHIスーパーフラット(リフォーム一体型)」という商品があり、中古住宅を買った際のリフォーム資金を住宅ローンで借入することが可能です!
https://www.aruhi-corp.co.jp/product/reform/

特長 1 中古住宅の『購入時』に 「リフォーム」を行うことを前提としたパッケージローンです。

特長 2 「中古住宅購入」と「リフォーム工事」に必要な資金をセットで借り入れ可能です。

特長 3 中古住宅の購入資金とリフォーム一部金にはARUHIフラットつなぎがご利用いただけます。

特長 4 リフォーム工事の内容や工事費に制限はありません。(※)

特長 5 【フラット35】Sが、ご利用いただけます。

注目ポイントは、特徴3の「ARUHIフラットつなぎ」があることです!

つまり「中間金が必要なときにも融資に応じますよ」ということ。

イオン銀行のときと違って、次の1回目~4回目までの費用をすべて融資でまかなえるということです!

1回目:中古住宅取得資金
2回目:リフォーム請負締結時資金
3回目:リフォーム着工時資金
4回目:リフォーム完了時資金

ただし、つなぎ融資を利用する場合は、事務手数料や利息の支払いも必要です。
リフォームの規模が小さく、使わずに済むなら、それにこしたことはありません。

まとめ

以上、中古住宅を買ってリフォームするときに、リフォーム費用も住宅ローンで借りられるかを検証しました。

今人気の5銀行を比較してみたところ、次のような結果になりました。

住信SBIネット銀行
じぶん銀行 ×
ソニー銀行 ×
イオン銀行
ARUHI

どれもインターネットで審査の申込ができますが、中古住宅にリフォームが加わる今回のようなケースは、住宅ローンの借り方もかなり特殊です。

なので、直接店舗に行って担当者と相談しながら進めることをおすすめします!

住信SBIネット銀行とARUHIを検討する場合、「SBIマネープラザ」であれば、同じ店舗でどちらの住宅ローンでも相談できるのでおすすめです!
(ARUHIは元々SBIグループでした。)