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こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

カルタ




テレビが薄型・大型化になるにつれて、テレビを壁掛けにする家庭が増えています。

そうすると、
壁掛けにするにはどうすればいいの?
下地の補強は?

なんていう疑問がでてくるかもしれませんね?

壁掛けテレビ掲載元:RoomClip

そこでこの記事では、壁掛けテレビの下地補強について解説していきます!

壁掛けタイプには、固定式と角度を変えられる自在式のものがありますが、コレから紹介する情報は基本的にどちらも共通だと思ってくださいね。

下地を補強する2種類の方法

テレビの重量ってどれくらいか、ご存知ですか?

軽量化されてきたとは言え、50インチで20kg前後、70インチでは35kg前後になります。

その重量が何年も壁に掛かる訳ですから、それなりに耐久性のある方法、つまり下地補強が必要で、プラスターボードだけでは長期耐力に不安があります。

壁の内部には柱や間柱がありますが、それらの位置と壁掛けテレビを固定する専用金具との位置が必ずしも一致するとはかぎりません。

ですから、まず柱や間柱に補強の下地板(合板)を取付け、そこに専用金具を取付ける訳です。

既存壁の上に下地板を取り付ける方法

一番簡単なのが、既存の壁の上に下地板を取り付ける方法です。

ただし、この場合は壁内部の柱や間柱の位置を探し出しだす必要があります。

壁掛けテレビ下地材掲載元:テレビ壁掛けショップ本舗

プラスターボードの裏にある柱や間柱を探す道具には、針を刺して探すシンプルなものと、電極で壁面の静電容量の変化を電気的に読み下地を探すタイプのものとがあります。

<針を刺すタイプ>

 

<電極センサータイプ>

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価格は、どちらも2,000円前後で手にはいります。

下地板には12mm厚の合板を使い、柱や間柱にビスを使って固定してください。

下地板はテレビの陰になって見えなくなりますが、できれば事前に壁のクロス色に近い色を塗っておく方がいいでしょう。

すでに壁掛け位置の近くにコンセントやテレビ端子が配置されていて、それらがテレビの陰になる場合は、この方法が一番簡単でコストも掛かりません。

ただし、この場合は録画などの周辺機器を接続するコード類が見えてきます。

なので、録画機能内蔵のテレビやオーディオなどを繋がない場合に向いています。

DIYでも十分に可能で、費用は電極式のセンサーを購入したとしても1万円以下に抑えられるはずです。

壁の一部を撤去して下地板を取り付ける方法

掲載元:ライフプラス

写真のようにテレビの大きさを紙テープなどでマーキングしておき、下地板を取り付ける(埋め込む)部分のクロスとプラスターボードを撤去します。

このとき、壁のクロスをカッターで切ってきれいにめくりあげられれば、下地板を取り付けたあとの復旧が簡単です。

この場合も下地板は合板の12mmを使用してください。

一般的にプラスターボードの厚みは12.5mmですから、ほとんど段差ができずクロスを貼れば分からなくなります。

この壁を撤去する方法には、後述するコンセント類の移設や増設、そして録画機器などとの接続コードを隠す工事も同時に行える良さがあります。

設置部分の内部構造やコンセント類の増設・移設の有無にもよりますが、これらの工事を専業者にお願いすれば、5〜8万円ほど。

新築時に壁掛けとするのであれば、ほとんど費用が増えることはありません。

コード類を見せない工夫をしよう!

最近のテレビは、インターネットやパソコン、そしてゲーム機器などを接続できる多機能なものばかり。

でも、せっかく壁掛けでスッキリしたのに周辺機器との接続コードがテレビからぶら下がっていては、スマートとは言えませんよね?

壁掛けテレビのコードが邪魔掲載元:テレビ壁掛けショップ本舗

テレビを壁掛けにする場合、周辺機器との接続に必要なコンセントやコード類をいかに整理してスッキリ見せるかがポイントになります。

周辺機器との接続コードを見えなくするために、電源や電波受信用のコンセントと合わせてHDMIコンセントなども設置してください。

HDMIとは、映像や音声のデジタル通信規格で、もっとも一般的な接続方法です。

 

コレは、電源と受信のコンセントがセットになったもの。

 

コチラは、HDMIコンセントです。

ほかにもUSBコンセントやアナログ接続用のコンセントなどもあります。

いずれにしても、周辺機器に合わせたコンセントを下地板周辺に設置しましょう。

そして周辺機器を置く場所にも同じタイプのコンセントを設置し、テレビ側と周辺機器側とを壁の中で接続するわけですね。

テレビを壁掛けにする作業は十分に検討して準備すればDIYでも可能ですが、コンセントの移設や増設には電気工事士の資格が必要です。

なので、DIYの部分と電気業者に任せる部分とに分けて計画するのがいいでしょう。