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今回は、実際に外壁塗装の営業を16年、業界の表も裏も知り尽くしたキモトさんに”家の塗り替え、値引きテクニック”を教えてもらいます!
というわけで、こんにちは。
大阪で外壁塗装の営業をしているキモトです!
家の塗り替えをしたいけど、少しでも費用が安くならないかなぁ。。。
家の塗り替え費用って高いですよね?
でも、せっかく買った家だし、長く住むためにも塗り替えは必須。
実は、塗り替え費用を値引きするにも、交渉テクニックがあるんです。
業者や営業マンも人間。
交渉の仕方によって、塗り替え費用を下げてくれることも珍しくありません。
とはいえ、単に「料金高いからもっと安くして!」などとお願いして、変わるものでもないんです。
値引き交渉する上で重要なことは次の3つ!
- 相見積もりをとる
- 閑散期を狙う
- 業者にあわせる
家1軒にかかる塗り替え費用は、大体100〜200万円とかなりの幅があります。
テクニックを知っているか、知らないかで
数十万円の得をすることも、損をしてしまうことにもなります。
あなたがそうならないよう、この記事を読んでテクニックを知っておきましょう!
相見積もりをとる
値段交渉で、欠かせないのが相見積もりですよね。
ここでは、どのような手順にそって相見積もりをとるのが良いのかを見ていきましょう。
値引き前の準備 依頼する業者の種類を知ろう!
まず、塗り替え業社にどんな種類があるか知っておきましょう。
塗り替え業社は、大きく次の5種類に分けられます。
大手企業 |
CMなどで目にする企業「ヤスカベ」「KOHO」「あすか工務店」など |
営業会社 |
家の塗り替え営業のみをしている会社で、職人さんを下請けで雇っている |
工務店 |
営業から工事完了まで自社で行う。家の塗り替え以外のリフォームも請け負う |
専門店 |
営業から工事完了まで自社で行う。塗り替え専門 |
1人親方 |
個人で家の塗り替えなどを請け負う |
これを価格の高い順で並べると、一般的には次のようになります。
- 大手企業、営業会社
- 工務店、専門店
- 1人親方
「大手企業」は、価格が高いですが、そのぶん保証やアフターケアがしっかりしている強みがあります。
「営業店」は、仕事を見つけて「工務店」や「専門店」、「一人親方」に工事を依頼するといった工程のため、パワーバランスは営業店が高めです。
下請けで職人を雇っている分、価格も高めに設定されている場合が多いです。
「工務店」「専門店」「1人親方」は、価格は安いですが、小さな会社あるいは個人が全責任を負うため、なにかあったときの保証能力があるかどうかが鍵になります。
塗り替えの業社選びは、「安ければOK」というものではありません。
価格の他、実績や業歴、提案力や保証内容などトータルで考えて、どの業者に工事をして欲しいのかを考えるようにしましょう。
塗り替え以外の修繕とあわせて見積もりをとる
外壁以外にも修繕を考えているところがあるなら、塗り替え以外も合わせて見積もりをとるのがおすすめです。
例えば家内のリフォーム(キッチン、お風呂、床下)、屋根が瓦の場合は、瓦変えも一緒に見積もりをとるといった具合です。
業者からしたら、塗り替えのみの依頼でも他の依頼を合わせてしても、人件費というのは変わりません。
塗り替えだけの場合よりも、最低限確保する金額の設定額が低くなるため、値段交渉に応じてくれやすくなります。
最低3社の相見積もりをとって費用を比較する
相見積もりとるなら、最低でも3社分の見積もりは手にいれましょう。
1〜2社の見積もりだけでは、不自然に高い、あるいは安いことに気づけません。
お願いしようとしている業者が決まっていたとしても、比較は必須です。
見積もりを見るときには、外壁塗料の価格差・足場工事・人件費など、それぞれの単価を比べてください。
詳細な単価を見せず、「一式いくら」と表示している見積もりは、価格をごまかしている可能性があるのでご注意を。
見積書の注意点は、外壁塗装で騙された!?現プロが語る「これが正しい優良業者の選び方」で紹介しているので、ご参考に!
塗り替え費用を抑えるなら、閑散期を狙うのがオススメ!
仕事には繁忙期と閑散期ってありますよね。
閑散期に依頼することができれば、費用を抑えてくれる可能性は格段に上がります。
ここでは塗り替え業者の閑散期について解説していきます。
塗り替え業者の閑散期(シーズンオフ)は梅雨と年明け
塗り替え業者の閑散期は梅雨と年明けです。これは、天気に大きく関係しています。
雨や雪が降りやすい時期に塗り替えしたいと思う人は少数派。
だから、業界的に「6月」と「1月末〜2月あたま」にかけては、基本的に閑散期となります。
そんな時期だからこそ、値引きを交渉しやすい=安くなる時期だと言えます。
1点注意することは、雪が降りやすい時期だからといって、
年末に頼むことは絶対にやめましょう!
今年中に家のことを済ませておきたい家庭も多く、むしろ年末は繁忙期にあたります。
業者の都合にあわせて費用削減!?
交渉するときは、ある程度、業者の都合にあわせるのがおすすめ。
相見積もりや閑散期と合わせて行うことで、更に値引きにつながりやすくなります。
具体的なやり方について見ていきましょう!
塗り替え工事の日程を相手に合わせる
急いで工事をする必要がない場合、工事日程を相手に合わせることで、費用の値引き交渉をするのがおすすめです。
閑散期であっても、いったん工事を始めると1ヶ月程度必要になります。
家の塗り替えを請負った業者も同時に複数の物件塗装を受注するため、工事日程を任せてくれるお客様というのは、実は大変ありがたい存在。
職人の割り振りも調整できるので、値引き交渉がしやすくなります。
無理な交渉はしない
たまに、「そんな値引きをしたら赤字になってしまう!」くらいの金額を要求されることもあります。
これはかえって逆効果で、業者は「値引きしても、結果は同じ」と、値引きをためらってしまいます。
目指すべきは、「う〜ん、それだったらなんとか…」とギリギリ値引きしてもらえる金額。
相見積もりをとっていれば、家の塗り替えにかかる各費用項目の内訳がわかるので、「A社のここはB社より高い」と、<sp家を塗り替える費用は値引きしてもらえる?外壁塗装業者へ値引き交渉するときの3つのテクニックを現役プロがお届けします!an style=”font-size: 14pt;”>細かい値引きを積み上げていくのがコツです。
オプションの交渉をしてみる
職人を抱えている営業会社や工務店の場合、値引き交渉自体が難しい場合もあります。
そのような時は、金額ではなくオプションの交渉をしてみるのも有効。
「塗料をワンランク上げてもらう」「塗る箇所を広げてもらう」「特定の場所の塗る回数を増やしてもらう」などです。
塗り替えの値引き交渉のまとめ
家の塗り替えをできるだけ安く抑えるなら、相見積もりは、最低3社はとりましょう。
閑散期(シーズンオフ)は梅雨の時と年明けです。
「6月」もしくは「1月末〜2月頭」が1番値引きしやすい時期になります。
値引き交渉の際は、「あなたの都合にあわせますよ」という態度を業者に見せるのがおすすめ。
注意点は、無理な値引き交渉はかえって逆効果なこと!
複数社の見積書を比較して、ここはもうちょっと安くできるはずと、細かい値引きを積み上げていくと良いです。
値引き交渉が難しい場合は、オプション追加、変更の交渉もしてみましょう。