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元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
木そのものの香りや温かみを存分に味わうことのできるログハウス!
高原や林、湖畔に建つログハウスは自然との一体感があって、思わず心安らいでしまいますよね。
忙しい毎日……「ログハウスみたいな家で毎日を過ごせたら」とあこがれたとしても、それは仕方ないことです。
ただ実際にログハウスを建てようとすると、様々な問題があることに驚くことになります。
この記事では、ログハウスの現実的な問題点をあげた上で、現代の快適な住宅性能をもつ「ログハウスみたいな家」にする方法を紹介していきます!
法的な問題点は解決された?
2002年にログハウス(丸太組構法)に関する構造基準が建築基準法で整備されて、特殊な手続きなしでも建てられるようになりました。
またログ材の防火性能を実験で証明し、独自に大臣認定(防火認定)を取得するメーカーが現れることで、防火規制のある地域でも建てられるようになりました。
ただし、どのログ材メーカーでも大臣認定を取得している訳ではなく、選択肢の少ないのが現実です。
ですから、本格的なログハウスは、現状では防火規制のない地域での建設と見るのが妥当なところでしょう。
雨漏り、隙間風、メンテナンスの問題点は残る
法的な問題は一応解決されていますが、現代の最新の住宅と比べた場合の住宅性能、そしてメンテナンスなどの問題点は残っています。
雨漏りと隙間風は防げない
丸太あるいは厚みのある木を積み重ねるため、木の収縮による隙間を完全になくすことはできません。
ログ材の重ね部分には特殊加工をほどこしていますが、隙間風を防げず、暴風雨時にはその隙間から水がにじむように雨漏りしてきます。
ログハウス特有のメンテナンスが必要
ログハウス特有のメンテナンスとしては、ログ材の乾燥収縮によって壁が下がってくるセトリング現象の調整があります。
ログ材は1本当たり10〜15mmほど縮むと言われており、ログ材を貫通するボルトを締めなおす作業が数年間は必要になります。
また、建具や階段などにもセトリングに対する調整が必要です。
ログハウスみたいな家を建てるためのポイント
ログハウスには時代を超えて変わらない魅力があります。
ですが一般論としては、隙間風や雨漏り、そして負担の大きいメンテナンスをあえて選択する必要はないでしょう。
そこで、ここからは本物のログハウスではなく、現代の快適な住宅性能を有するログハウスみたいな家を建てる方法を紹介します!
木製板張りで優しさを表現
先に、防火認定を取得しているログ材メーカーがあると紹介しましたが、もうすこし利用しやすい外壁に木を使う方法があります。
ログ材ほどのボリューム感はだせませんが、優しい素朴な味わいは表現できます。
掲載元:shu建築設計事務所
主だった建材メーカーが、木の板材を外壁に使用できる防火認定商品をもっていて、ログ材メーカーの防火認定商品に比べて、圧倒的に選択肢が多くなります。
仕組みを簡単にいうと、下地にメーカーの指定防火材を使用して、その上に板材を張るもの。
木の部分は燃えても下地材で延焼を防ぐ、という考え方ですね。
認定されたときの仕様書に記載されている板材には、JAS(農林規格)や密度などの指定はあるものの、厚みが9mm以上のものならほとんど使用できます。
そこに自然木で作ったテラスや屋外テーブルなどを用意すれば、よりログハウスらしさを演出してくれるはず!
もっと本格的なログハウスに見せられる、丸太をカットした「ハーフログ」もあります。
掲載元:中勢森林組合
これを使用する場合は、認定仕様に記載されている板材に該当するかどうかは、建材メーカーに確認する必要があります。
カントリー風の外観にする
ログハウスの屋根は急勾配にして、室内は勾配天井にするパターンが多いので、それに習った感じにすると雰囲気がでます。
掲載元:有限会社ワイズホーム
サッシは木製がぴったりなのですが、採用できない場合でも、アルミ色ではなく、ホワイトやブラウン系の方が合いやすいと思います。
できれば、サッシの周囲に木製枠をつけると、より素朴な印象になります。
内装に自然木を多用する
掲載元:もみの木ハウス
板材やハーフログ材を効果的に利用すれば、ログハウスの味わいを演出するのは可能です。
床・壁・天井・建具などに、たっぷりと自然木を使うのがコツ。
環境保護や働き方の変化などで、都会から地方へ、あるいは都市から数時間圏内の自然の多い地域へと、生活圏を移動させる動きが活発になっています。
それらを背景にして、自然や素朴さの価値が見直され、ログハウスみたいな家が増えてくる気がします。
現代風のモダンなログハウスという設計手法もありますが、今回はあえて素朴さに重点をおきました。
参考になれば幸いです!