こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
「できるだけ介護の負担を軽くしたい」
「介護する側にも、される側にも便利な間取りにしたい」
介護を見据えて家を新築またはリフォームするとき、どんな間取りにすれば良いか、難しいところ。
「今」だけじゃなく、「将来」も考慮する必要があって、いったいどこまですれば十分なのか迷ってしまいます。
そこで今回は「介護しやすい家の間取り」について、実際に家を新築、もしくはリフォームした方たちに、間取りに関するアドバイスをいただきました!
経験者だからこそわかる実用的なアドバイスです!
すでに「こうしたら便利かな」というイメージがあっても、他の人がどうしたかを聞けば、新たな発見があるかもしれません。
参考にしてくださいね!
介護しやすいトイレの間取り
神奈川県在住 S・Yさん
お風呂は1日に1回、食事は1日に3回と、それ以上あまり増えることはないですが、トイレは1日のうちに頻繁に行きます。
だからトイレの負担を減らせば、介護のしやすさがまるで違います!
理想は寝室に被介護者専用のトイレをつくることなんですが、トイレをひとつ増やすと費用負担は大きいです。
我が家は、寝室の隣にトイレを配置しました。
鳥取県在住 H・Eさん
今は、それほど介護が必要でなくても、将来を見越してトイレは車椅子でも入れるくらいの広さにしておいた方がいいです。
トイレが狭いと一緒に中に入りづらいので、腕の力だけで被介護者の体を支えることになって大変です。
あと、トイレには「手すり」はもちろん、「ひじおき」を付けるのがおすすめ!
介護される側も座る、立つの動作がずいぶん楽になりますし、健常な家族もふだん使っていて便利ですよ!
鹿児島県在住 H・Uさん
トイレのドアは引き戸が一番です!開き戸は本当に不便…。
被介護者の手が麻痺していたりすると、開き戸では開けにくくて、その都度フォローが必要です。
特に内開きのドアは、トイレの中で転倒したときに助けられないので絶対に避けてください。
広島県在住 S・Iさん
ウチは、トイレを広くして、便座の横にベンチのような座れる場所を確保しました。
ベンチの下には、介護用のおむつとかも収納できるようになっていて、とても重宝してます。
あと、洗面台もなるべく広く深いタイプがおすすめ。
手洗いが簡単ですし、衣類を洗うときにも便利ですよ!
数多くアドバイスいただいた中で、トイレに関するものが特に多かったです。
あまり広いスペースをとれないときも、トイレにむかって正面に扉をつけるより、トイレの側面に引き戸の扉をつける方がおすすめです!
介護しやすいお風呂の間取り
兵庫県在住 Y・Tさん
被介護者が湯船に浸かれることが前提ですが、人ひとりが寝そべって入れるくらいの広い浴槽があるといいです。
頭を支える部分がきちんとあって、湯船に浸かったままシャンプーが出来るとすごく楽です。
美容院のシャンプー台のイメージですね。
あと、床も滑りにくい素材にすることも忘れずに!
大阪府在住 T・Oさん
お風呂には、必ず手すりを付けてください。
介護する側が楽なのもありますが、介護される側にとっても安心です。
手すりは、動きやすさや腰の高さを基準に決めるようにしてください。
また、熱くなったり冷たくなったりしない素材にするのも重要ですよ!
大阪府在住 N・Oさん
お風呂のドアは、勝手に入ることができないように鍵がかかるようにした方がいいと思います。
被介護者が認知症の場合、水回りには特に注意が必要です。
大分県在住 K・Nさん
在宅介護であると便利なのは『シャワーチェア』と『床暖房とエアコン』です。
足腰が弱い高齢者にはしゃがむという行為が大変なので、服を脱いだらすぐに座れるイスがとっても便利です。
あと床暖房は脱衣室と浴室で生じる温度差を無くして、心臓などに負担かかるヒートショックの発生を減らすこともできます。
お風呂の介護は特に力仕事になります。
浴槽は、座位姿勢まで可能なのか、独立歩行も可能なのかと、状態によって選択する種類も大きく変わってきますので、慎重に選びたいところですね!
介護しやすい玄関の間取り
鹿児島県在住 H・Kさん
玄関のドアは洋風にあわないかもしれませんが、引き戸がおすすめです。
手が不自由になってくると、ドアノブをまわすことも難しくなります。
また車椅子で出入りするときに開けっ放しにできるので、広くスペースがとれて楽です。
北海道在住 J・Mさん
父親が、歩行器を使うことになりバリアフリーの家を建てました。
車いすを使うことを予定して駐車場は玄関の目の前に配置。
駐車場と玄関、上がりかまちの段差は2ミリです。
玄関から寝室まで補助バーも設置しました。
その他にもバリアフリーの手法を取り入れましたが、できるだけ身長差のある父母が共通で使えるよう工夫しました。
あと、これは建てた後で気づいたことですが、どこかにリハビリ用の小さな階段などを設置しておけば、母の足腰が弱くなるのを防げたのではないかと思います。
家は介護しやすいだけでなく、介護状態が進行しにくい工夫があると、よりいいと思います。
なるほど!リハビリを考慮した間取りという発想も必要かもしれませんね!
介護しやすい寝室の間取り
奈良県在住 M・Mさん
介助ベッドを置くなら、床の畳は傷つくのでフローリングのほうが良いです。
気分が滅入らないように、日当たりが良く、外に緑が見えるような位置に寝室を配置すると介護する側もされる側も気持ちが違います。
横になる時間が増えて、湿気や臭気がこもりやすくなるので、通気できるように窓の位置も工夫しましょう!
神奈川県在住 N・Iさん
リビングから隔離されたところに寝室があると、疎外感があり悲しい気持ちになります。
ウチの場合、寝室はリビングに隣接させています。
普段よくいる場所から、すぐに様子を見に行けるので、これで正解だったと思います!
東京都 E・Sさん
我が家の場合、生活動線を考えて玄関を入ってすぐのところに寝室を配置し、トイレ・お風呂も寝室の隣にしました。
移動距離が長くなると、介護する人もされる人も大変ですから。
あと、寝室には高さ調整できるベットがあると便利です。
寝る時は低床にして転落を防げますし、車イスに移乗する時はベッドを高して介護者の腰への負担を減らせます。
寝室は「玄関のすぐ近く」というアドバイスが多く、続いて「介護者の生活動線にあわせて配置」というアドバイスが多かったです!
介護しやすいキッチンの間取り
岡山県在住 A・Wさん
高齢者には、多少使いにくかったりして慣れるまで時間はかかりますが、IHヒーターと食洗器は必須アイテムだと思います。
認知症だと、ガスコンロでは火の不始末が怖いです。
食洗器は介護食を作ったり、片付けたりと何かと便利。
もし設置場所に余裕があるなら、ビルドインがオススメです。
火の不始末は確かに怖いですね。
リフォームの場合も、この際オール電化を検討してもいいかもしれません。
介護しやすい廊下の間取り
京都府在住 H・Sさん
廊下は広めにして、車椅子でも動けるようにしておくことをおすすめします。
重要なのは、車椅子の回転スペースをつくること。
突当たりに少し広いスペースをつくるだけでも生活の利便性はまるで違います!
確かに、車椅子生活では廊下を広げるのも大事ですが、回転スペースをつくる方が重要ですね!
その他の間取り
兵庫県在住 J・Iさん
フローリングは、靴下をはいたときは結構滑ります。
ペット用の滑らない特殊加工床が、転倒の危険のある高齢者にも効果があるのでおすすめですよ!
千葉県在住 S・Sさん
介護ベッドを入れる部屋の隣に、介護者の部屋があると良いです。
介護者が一人になれる空間があると、介護するストレスも緩和されます。
徳島県在住 C・Uさん
できれば室内ドアは引き戸で、さらに幅の広いものにしたらいいです。
幅が広いと、介護するときに横並びで室内に出入りできるので便利ですよ!
あとウチは導入してないですが、最近は家庭用自動ドアっていうのもあるらしいです。
便利かもしれませんね!
いかがだったでしょうか?
実際に介護に携わっている方々の実用的なアドバイスでしたが、各部屋ごとにいろんな工夫があるんですね!
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