このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。
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こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
住宅密集地で日当たりがわるい!
都市部では特に多い、土地の悩みですね。
でも、間取りに工夫しだいでは、日当たりの悪さの問題なんて、どうとでもなります!
なんの工夫もせず、家を建ててしまうと大問題。
人間は日の光で生活リズムを整えますから、健康面での悪影響もありますし、じめじめした環境は、家にカビを発生させる原因にもなります。
そこで今回は、“日当たりが悪い土地でも、明るい家になる間取りの工夫5選”をお届けします!
それでは、まいりましょう!
①吹き抜け×ハイサイドライトで室内に光をとりこむ!
1階から2階へと突き抜けた吹き抜けは、住宅密集地の狭い土地に建てる家でも、広々とした空間を演出してくれます。
そしてこの吹き抜けにハイサイドライト(壁の高い位置にある窓)を組み合わせれば、まさに最強の採光システムに!
ハイサイドライトからの光は、壁に反射して全体をつつみこむような、やわらかなものになります。
天井まで届くような大きな窓にして、空を眺められるリビングにするのも素敵ですね!
ただ、次の点には注意しておきましょう。
- 隣家が近いと家の中がまるみえになるかも
- ハイサイドライトは掃除が難しい
ハイサイドライトの掃除用にキャットウォークという吹き抜けの通路を設置する方法もあります。
でもコストがかかりますし、小さな子供が入りたがって危険かも…。
②背の高い窓を使うだけで、採光性はぐんとアップ!
天井高にもよりますが、標準より背の高い窓を使うだけでも、採光性は格段にアップします。
出典:エコガラス
間取りに大きな変更を加える必要がないので、かんたんに採光性を高められるのが大きなメリットですね。
リビングから外へ出られる「掃き出し窓」の標準的な高さは、1830mmや2030mmです。
標準より高くなってくると、特寸品としてコストが跳ね上がることもありますが、サッシメーカーによっては、商品として標準規格になっていることもあります。
たとえば、三協アルミの「大開口サッシ ビューアート」では、2430mmまでが標準規格になっていますね。
特寸では2700mmまでいけるようです。
ただ、窓を高くしたら次のようなデメリットもあります。
- 直射日光を防ぐ庇(ひさし)もつける必要がある
- カーテンも特注品となってコストがかかる
標準の窓でも、立ち上がりを200mm程度上げて窓の位置を高くする手もあります。
コストは抑えられますが、跨がないといけないので、ちょっと危険かもしれません。
③天窓からの採光量は壁窓の3倍!
建築基準法上、天窓からの採光量は、壁窓の3倍で計算されます。
出典:住宅デザイン
天窓とは、屋根に設置した窓のこと。
多くの光をとりこみながらも、外からの視線にさらされることがありません。
部屋でベッドに寝ころびながら、雲のながれや夜空の月を眺めたりできるのは、贅沢な楽しみ方かもしれませんね!
ただ注意すべき点もあります。
- 直射日光が入りやすい方角は光が強すぎることも…
- 天井の壁がない分、断熱性は落ちてしまう
天窓は切妻屋根や片流れ屋根で設置することが多いです。
外観にも影響してくるので、くわしくは、外観は屋根の種類で大違い!注文住宅を新築するとき、どんな屋根にする?の記事も参考にしてくださいね!
④ハイサイド×ローサイドライトでプライバシーを守りつつ採光!
特に隣家に挟まれた土地で採用したいのが、ハイサイドライトとローサイドライト(壁の低い位置にある窓)の組み合わせ!
隣家からの視界を遮りつつも、十分な採光量が確保できます。
そして直射日光がはいりにくい分、やわらかな光のイメージになります。
ハイサイドライトとローサイドライトと間を収納スペースにするのも◎。
和室にローサイドライトを設置して、そこから小さな坪庭が見えるようにするのもいいですね!
ごろんと畳に寝ころんで、手作りの小さな世界を愛でる…贅沢な楽しみです。
⑤コの字間取りで中庭から光をいれる!
住宅密集地や細長い土地などで採用したいのが、コの字間取りで中心に中庭を設けること!
中庭に向けて窓を設置すれば、そこに面した全部屋に光が届きます。
京都の町屋にみられるつくりですね。
それほど大きくなく、1坪くらいでもOK!
窓が中庭を向いているので、隣家の視線を気にすることもありません。
中庭を子供の遊ぶスペースにしてもよし、木を植えて景観を良くするもよし!
注意点としては、凹凸があると建築コストが高くなること。
≫ 注文住宅の価格相場は?「相場より安く」家を建てる9つのコツでくわしく説明しています!
まとめ
いかがだったでしょうか?
日当たりの悪い土地でも、間取りの工夫しだいで問題なく光をとりこむことができます。
今回ご紹介したのは、次の5つでした。
- 吹き抜け×ハイサイドライトを採用
- 背の高い窓を採用
- 天窓を設置
- ハイサイドライト×ローサイドライトを採用
- コの字間取りを採用
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