こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
マイホームと聞いて、まずイメージするのが「2階建て」という方は多いんじゃないでしょうか?
でも、一度考えて欲しいのが「平屋」という選択肢!
「平屋は坪単価が高い」と聞いたことがあるかもしれませんが、平屋はコンパクトにしても、おしゃれで快適な間取りがつくりやすいです!
そして平屋には平屋ならではの大きなメリットもあります!
実際に平屋を新築した方にお話しを聞くと、こんな回答をいただきました。
熊本県在住 k・sさん 28歳
平屋は掃除がしやすくて楽です!
2階建てに住んでいたときは、階段の掃除って結構、苦でした。
階段って結構ホコリがたまりやすいです。
あと、洗濯機は1階のお風呂のとなりだけど、干すのは2階のベランダって人も多いんじゃないでしょうか?
洗濯ものをたくさん持って、1階と2階の上り下りはしんどいですけど、わたしは今、お庭で干してるので家事動線はかなり短くなったと思います。
家の中の掃除の負担が減った分、お庭の手入れに手が行き届くようになったし、マイホームの良さを活かしきってる気がします。
岐阜県在住 Y・Mさん 31歳
子供が独立した後は、空き部屋を掃除する手間だけ残ると思って平屋にしました。
マイホームで暮らす時間って、子供が独立した後も長いですもんね。
だから老後も考慮して、ウチは室内ドアは全部引き戸にして、バリアフリーです。
将来大規模なリフォームをするくらいなら、最初から老後の生活にあわせた平屋の方が良いと思いますよ!
山口県在住 N・Yさん 31歳
平屋は、家族を近くに感じます!
2階があると、ごはんを食べたら子供は部屋に閉じこもっちゃって、1階にわたしだけ取り残されるのが嫌でした。
平屋でも部屋にはいっちゃいますが、呼びかければ声がとどくところにいると、やっぱり違います。
京都府在住 S・Nさん 36歳
耐久性と耐震性を考えて、平屋にしました。
平屋は2階がない分、家の重さが軽く、耐久性と耐震性に優れていると聞きました。
部屋は多少コンパクトになってもいいので、家の予算を削った分、広めの土地を購入。
部屋が少ない分、冷暖房費もメンテナンスの費用も抑えられるので、やっぱり平屋にして良かったです!
いかがでしょうか?
平屋に暮らす方たちの生の声ですが、平屋の満足感が伝わってきますね!
107人がアンケートに答えてくださいましたが、子育て世代の20歳代・30歳代の回答者が多く、なにも平屋は、子供が独立した家庭だけのものではありません!
平屋は2階がない分、面積や高さの法的な制限を受けず、2階とのバランスも考えなくて良いため、間取りの自由度が高いのも特徴!
逆に間取りに工夫をしないと、なんというか…小屋?みたいな感じになってしまいかねません。
せっかく平屋を建てるなら、おしゃれに新築しましょう!
デッキスペースを有効活用!コンパクトでも開放的な間取りに!
http://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/shohin/xevoSIGMAhiraya/plan/plan3.html
こちらは、ダイワハウスの「シーヴォシグマ」の紹介ページで掲載されている間取りです。
それでは、この間取りのポイントをみてみましょう!
デッキを活用して外と中の境界をつくらない!
平屋は、一般的に坪単価は高くなります。
仮に平屋と2階建てが同じ床面積だとすると、平屋の方が、基礎も屋根も2階建ての倍の面積になるからです。
住宅の価格を押し上げてるのが、この基礎と屋根。
だがら同じ予算内で平屋を建てるとすると、間取りは必然的にコンパクトになります。
そこで利用したいのが、図のような広いデッキスペース。
コンパクトな平屋であっても、狭さを感じさせない外と中を融合させたおしゃれな間取りになります。
注意点としては、デッキスペースは人目につきやすいこと。
この間取り図のように対角線上に植栽をするなど、目隠し計画をお忘れなく。
細かい収納を適所に配置!
平屋の限られた広さのなかでは、大きなウォーキング・クローゼットを取りにくいもの。
この間取りのように、どこに何を置くかイメージして、細かい収納を必要なところに設置するのも良いですね!
ただ、ここまで多いと使い勝手は良いですが、内ドアの数が多くてコストはかかります…。
老後を考えると仕切りは少ない方が良い!
コンパクトな中で部屋や収納といった仕切りが多いので、老後を考えると厳しい間取りです。
「おしゃれなデザイン」という観点では今が良いですが、もう少し老後を考えるなら、次のようにしても良いかもしれません。
- トイレうしろの収納をつぶして、トイレをもっと奥に配置する
(車椅子の回転スペースをつくる) - お風呂の内開きドアは、引き戸に変更
(お風呂でもし倒れられても内開きドアだと助けられないから) - いっそ、玄関ホールをなくす
最後の「玄関ホール」をなくすのは、狭小住宅で使われる手です。
イメージでいうと、下の写真のような感じ。
来客がそう多くないのであれば、ひとつの選択肢ですよ!
https://renoverisu.jp/case/p/handsdesign-openspace_several_materials/
コの字間取りでインナーコートを愛でる平屋!
http://www.panahome.jp/sumai/hiraya/style.html#hiraya01
こちらの間取り図はパナホームの平屋です。
間取りのポイントは次のようなもの!
使い勝手の良いインナーコート!
平屋は2階とのバランスを考える必要がないため、間取りの自由度が高いのが特徴。
屋根の葺き方においても同じ。
上の間取りのように深い軒で屋根付きのインナーコートは、平屋だからこそ、つくりやすくなります。
もちろん2階建てでも、インナーコートはつくれますが、このような深い軒の下屋(1階部分の屋根のこと)をつくろうとすれば、それだけ2階部分を奥に引き下げることになって、結局狭くなります。
屋根付きのインナーコートで遊ぶ子供を見ながら料理したり…
夏はお風呂上りにインナーコートで夜空を見ながらのビール!
おしゃれな生活!いいですね!!
水回りを一点集中させて、家事を楽に!
この間取りでは、キッチン近くにすべての水回りが集中しているので、家事動線が短くなっています。
洗濯ものをインナーコートから出て、すぐ庭で干せるので楽ですね!
深い軒のインナーコートに洗濯物を干せば、多少の雨でも部屋干ししなくて良く、梅雨時のストレスも軽減されるかも!?
キッチンを中心とした間取り!
パナホームお得意のキッチンを中心とした間取りになっています。
生活の中心をリビングではなくキッチンにすることで、リビングをコンパクトにして、その分、別の個所にあてがえます。
コンパクトながら、寝室・子供部屋ともに十分な広さがあり、土間と一体化させた畳リビングも個性的でおしゃれですね!
ただ主婦の方にとっては、キッチンをいつもキレイにしておかなければいけないプレッシャーがあるかも…。
平屋だからこそできるお洒落な外観!
http://hiraya.selcohome.jp/plan.html
こちらはセルコホームの提案する平屋の間取りです。
間取りはシンプル。ポイントは外観です!
真四角の間取りでも、急勾配な切妻屋根でおしゃれな間取りに!
真四角のいたってシンプルな間取りですが、急勾配な切妻屋根を使って、かわいくおしゃれな外観になってます。
2階建てで屋根の勾配を大きくすると、高さ制限とか斜線制限とかの方的な規制にひっかかってしまうことがありますが、平屋だとまったく問題なし!
天井は勾配天井にすると、高さがある分、実際の面積よりも広く感じるのも良いです。
天窓をつけると、風は下から上にむかって吹くので、通気性がよく健康的な家にもなります!
シニアにやさしく住みやすい平屋!
http://sumai.panasonic.jp/sumu2/case/c_35/02.html
こちらはパナソニックのホームページに掲載されているシニアにも優しい平屋住宅。
各所に工夫が見らますね!
この間取りのポイントは、もちろんバリアフリー!
平屋でこだわりのバリアフリー住宅を!
2階がなく、足腰が弱くなった老後でも住みやすい平屋。
老後を考えて平屋を新築するなら、せっかくなので、とことんバリアフリーにこだわってみましょう!
この間取りは、すべての内ドアを引き戸にしています。
玄関には腰かけがあって、靴を履くときに便利です。
玄関アプローチもスロープにしてますね!
将来リフォームするより、最初からバリアフリー住宅にしておいた方が、結果としてコストを抑えられます。
ここまでこだわっていると、老後も安心ですね!
「平屋もいいな」と思ったら
なんとなく、「家は広いほうがいい」って思ってたけど…その常識をくつがえされた気分!
コンパクトな方がより家族を近くに感じたり、家事が楽だったり…広さにかえられないメリットがあるんですね!
う~ん。2階建てメインで考えてきたから、迷うなぁ…。
できれば平屋の間取りと価格も比べてみたいけど…。
それなら、いい方法がありますよ!
えっ、なになに!?
「タウンライフ平屋住宅特集」といって、あなただけの平屋の間取り・資金計画・必要なら土地情報を、複数のメーカーにまとめて一括請求できるサービスです!
タウンライフ…平屋?
有名なサービスなの?
ネット専用サービスなのでテレビとか雑誌では見ないですね。
ただ、これまで累計121万人が利用している住宅専門のメガサイトです。業界では有名で、登録メーカーは600社以上!同様のサービスの中では群をぬいてます。
121万人って、すごいね!
業界人しか読まないような新聞には、掲載されてたりするんですけどね。
http://www.reform-online.jp/news/reform-shop/8194.php
今回ご紹介した、ダイワハウスとかパナホームにも一括で請求できますよ!基本は宅配ですが、パナホームはメールに間取りデータを添付して送ってくれます。
そうなんだ♪
気になってたし、請求してみようかな!
無料のサービスですし、3分くらいで登録できちゃいます!これから土地探しの人にも、すでに間取りの提案を受けている人にもおすすめですよ!
タウンライフでは、要望を入力できます。記入例をあげておくので、参考にしてくださいね!
記入例①
建替で平屋を検討中です。
延床40坪くらいの木造住宅を解体するので、解体費用を含めて総額2500万円以内で考えています。
土地は道路が南側で、横15m×奥行18mくらい。駐車スペースは2台分必要です。
母と同居するのですが、将来のことを考えてバリアフリー住宅にしたいです。
母の部屋は孤立したイメージにならないよう、家族の集まるリビングと直結させてください。
LDKは仕切りなく広い空間にしたいと思っていて、キッチンは対面式が希望です。
子供部屋は収納別で4~5畳くらいの狭めで結構です。
記入例②
土地を探して、平屋を建てたいと思っています。
〇〇学区内で探し中なので、土地情報も含めて間取りと資金計画の提案をしてほしいです。
予算は、土地・建物含めて総額で3500万円以内。
間取りは、家族との距離を近くしたいので、子供部屋にはリビングから入るようにしてください。
広めのリビングが良く、勾配天井にして高さも出したいです。
また、リビングからデッキに出られるようにして、開放的なイメージになれば嬉しいです。
ハウスメーカー時代、平屋の現場見学会をすると「平屋って、いいなー」と、改めて平屋の魅力に気づく方は多くいらっしゃいました。
今後、数十年と暮らす家です。
将来のことも考えると、コスト・広さでは平屋の方がいいかもしれません。
検討するだけの価値はありますよ!