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元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
とうとう待ちに待った新築の引き渡し!
引き渡し当日は、住宅会社の立ち合いのもと、家の各種点検や説明を受けて、カギを引き受けることになります。
嬉しい瞬間ですが、新築の場合に怖いのが施工不良。
「思ったより床が鳴るんだけど大丈夫なの?」
「水道からニオイがする気がする…これが普通?」
など、気になるところがあるかもしれません。
そんな不安を取り除くためにも、知っておいて欲しいのが、この記事で用意したチェックリスト!
引き渡し時に住宅会社の担当者に「これは大丈夫?」とちゃんとツッコミできるよう、ポイントをまとめてみました。
どんなところを見れば良いかの参考にしてくださね!
新築、引き渡し時のチェックリスト
玄関ドア
玄関ドアには、油圧で動くドアクローザーが設置されています。
これはドアをゆっくり閉まるようにする部品。
玄関ドアを開け閉めして、ゆっくりすぎないか、勢いよく閉まりすぎないかをチェックします。
スピード調整もできるので、気になるようであればしてもらっておきましょう。
床
汚れやキズがついていないかチェックします。
新築のときは、ギシギシと床なりがするかもしれませんが、木の伸縮する音であるケースがほとんどです。
窓
窓は、鍵をかけた状態で動かしてみましょう。
それで片側の窓だけ上に浮いたり、ぐらついたりした場合は、施工状態が悪い可能性があります。
スキマ風が入ってきて断熱性を下げる原因になるので、重要なチェックポイントです。
室内ドア
各部屋のドアがスムーズに開閉できるか確認しておきましょう。
勢いよく閉まる場合や、閉めるときに引っ掛かりがある場合も、ドライバー1本で調整できるので、引き渡しを受けるときに調整方法を確認しておきましょう。
また、ドア自体にキズや汚れがないか、ドアストッパーのつけ忘れがないかもチェックしておきましょう。
サッシ・バルコニー
新築でも、施工不良により雨漏りをしてしまうことはあります。
特に雨漏りがしやすいく、かつあなたが目視でチェックできるのが、サッシ周りとバルコニーです。
サッシは外壁側から、壁との接続面を覗き込みます。コーキングがしっかりされているか確認しましょう。
バルコニーも、出入口となる引き違い窓のサッシ下部を下から覗き込んで、コーキングの有無や粗さがないかを確認します。
壁紙
壁紙は貼り付ける前はロール状になっているので、継ぎ目にノリがしっかり充填されていないと剥がれの原因になります。
剥がれがあった場合、ノリを再充填すれば簡単に補修できるので、継ぎ目が目立つようなら補修してもらいましょう。
また壁と天井の継ぎ目に隙間が生じることもありますが、これは木の伸縮が原因であることが多く、特に木造住宅ではありえる話です。
仕方のないことでもあり、あまり神経質になる必要はありません。数年経過すれば納まっていくでしょう。
階段
階段は、踏板(足を載せる水平な板の部分)と蹴込板(踏板に対して垂直な板)の間にスキマが開いていないかをチェックします。
給排水
水道からの水の流れ具合におかしいところはないかチェックします。
新築では、水道水から溶剤のような臭いがするケースもありますが、これは水道管の工事で使用した接着剤の臭いの可能性が高いです。
健康に害はなく、時間の経過で臭わなくなります。また、水道メーターの位置も聞いてきましょう。
配線
全室のスイッチを入れて、照明が点灯するかをチェックします。
また、各コンセントの位置が指定した場所と違わないかもチェックしましょう。
コンセントの位置は変更できますが、後で業者に依頼すると1.5〜3万円の費用がかかります。
外壁
外壁にひび割れや汚れがないか、サイディングやタイルの場合は、コーキングがきちんとされているかを確認しておきましょう。
その他取付品
タオルハンガー・トイレットペーパーホルダー・手すり・収納内のポールハンガーなどは軽く手で動かしてみて、ぐらつきがないかチェックおきましょう。
清掃状態
部屋にゴミが残っていないのは当然ですが、特に基礎の上にゴミが置きっぱなしになっていることがあり得ます。
引越しまでにチェックしておきたいことリスト
続いては、引き渡し当日でなくても、引越し前までにはチェックしておきたいリストです。
書類の分別
引き渡しのときは、以下のような書類を預かります。
- 検査済証・建築確認申請書(副本)・確認済証・中間検査合格証
- 設計図書(竣工図書)
- 工事完了・引渡証
- 鍵の引渡証
- 工事監理報告書
- 住宅性能評価書(実施した場合)
- 地盤改良の報告書(実施した場合)
- アフターサービスの説明書
- 保証書
- 各種住宅設備のの取扱説明書
- 工事施工業者のリスト
- 登記識別情報
引越し以降は忙しくて、どこかの荷物に紛れこみ、いざというときに見つからないことになりかねません。
将来のリフォームや、仮に売却することになったとき、重要な書類になるので、ファイリングした上で管理場所を決めておきましょう。
特に登記識別情報は、昔でいう土地・建物の権利書です。
ぺらっとした1枚の紙ながら、無くしてしまうと大変なので注意しましょう。
家全体の掃除
引き渡し時にいくらチェックしても、新築では目にするもの全てが新しく、舞い上がってしまうもの。
後日、落ち着いてからでないと気づかない部分もあるので、引越しの数日前までに、新築でも一度全体を掃除してみましょう。
よくよく見ると、例えば、壁のプラスターボードを止めている釘やビスの頭が浮き出ていたり、壁クロスの表面に接着糊が残っていたりすることもあります。
素人で直せる部分もありますが、クロスに傷つけることもありますので、住宅会社にお願いする方がいいでしょう。
細かな傷や不具合は、自身で掃除してみて初めて見つかることが多いです。
シックハウス対策の喚起
最近の住宅建材は、シックハウス症候群の原因となる成分を最小限に抑えたものになっています。
でも、全く無いわけではありません。
家が完成してから引越しまでを締め切った常態にしていると、目がチカチカしたり、咳がでたりすることがあります。
なので、引越し前までにできるだけ換気させておくようにしましょう。
方法としては、窓を締めた状態で室内のドアを全てオープンにしておき、換気扇を24時間稼働させます。
これを数日間続けると、気にならない程度にまでなります。
家具のレイアウト
打ち合わせどおりにコンセントの配置ができていれば、家具はきっちり納まるはずですが、念のためにサイズを再度確認しておきましょう。
引越し当日に、収まらないのは最悪ですからね。
行政地域専用のゴミ袋の用意
引越し時には、大小様々なゴミが出るものです。
ですから、地域専用のゴミ袋を用意しておきましょう。
合わせて、ゴミの回収日や選別方法を事前に確認しておくと、片付けもスムーズになります。
とりあえずは、まとめておいて…では、二度手間になるばかりか、片付けも進みません。
引越し当日の近隣道路
引越しは、かなり大きなトラックで行うので、近所とのトラブルにならないよう、事前に引越し日に当たる曜日の交通量や駐車状況を確認しておきましょう。
合わせて、ご近所に引越しの挨拶をしておくといいですね。
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