このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。
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こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
1軒しか建てられない注文住宅…営業マンに断るのが怖い。
そう思う人も多いはず。
これまで間取りだったり、見積もりだったりを提案してもらって、長く顔を合わせてきただけに、それも当然です。
では、どう断れば相手を傷つけず、穏便に、すんなりと済ませられるのでしょうか?
今回は、そんな疑問に答えるため、実際にハウスメーカーや工務店で注文住宅を建てた60人の先輩たちに、どのように断って、営業マンがどう反応したかを聞いてみました!
断るにしても、いろんな理由があります。
まずは先輩たちの断った理由をまとめたのがコチラ!
価格を理由に断った先輩が60人中、22人とやっぱり多かったです。
そしてそのうち、6人は営業マンにしつこく食い下がられたみたいですね。
続いて多かったのが、「もう他に決めちゃったから」とか、具体的な理由を言わなかった先輩。
ただこれは、10人中6人に食い下がられてます。
それでは、参考のため、先輩たちの断り方をいくつかみてみましょう!
最後の方で、僕自身ハウスメーカーの担当だったので、営業マンの立場から、こう言ったら引き下がりやすい!という断り方も紹介しますね。
口コミ!先輩の断り方と営業マンの反応は?
価格を理由にお断りした先輩の体験談
千葉県 M・Uさん
私のときは、事前に他のハウスメーカーと比べていることは営業マンに伝えていました。
一条工務店、アキュラホーム、タマホーム の3社のなかで迷っていましたが、最終的に価格が一番低かった1社に決めました。
値引きをしてもらうのに相見積もりをしていて、断った2社の営業マンは、他メーカーの見積もり金額をある程度知らせていました(見積もり額は、2社とも100万円以上高かった)。
各社2回ずつ、見積もり書をつくってもらって、値引き合戦をしてもらった結果だったためか、断った2社の営業マンは、あっさりと引き下がっていきました。
「これ以上の値引きはできない」と言っていたので、最後まで頑張ってくれたんだと思います。
これまでのお礼を伝えたら、「残念でしたが、良い家を建ててくださいね」と言っていただけました。
壮烈な値引き合戦のあとで、価格を理由に断るのであれば、営業マンも納得せざるを得ないでしょうね。
理由を言わなかった先輩の体験談
福岡県 N・Oさん
我が家の場合は、5社の工務店を比較していましたが、断るのが怖いというか億劫というかで、何とか自然に諦めてくれないものかと、しばらく電話もとらないようにしていました。
でも、何度も電話が入るようになって、家に帰ると手紙がポストに入れてあったりで、なかなか諦めてもらえず、さすがに申し訳なくなって、断りの電話を入れました。
「他のメーカーさんに決めました」と伝えたのですが、「もっと値引きするので時間をください」と言われ、その日の夜に約束もしていないのに、上司を連れて家に尋ねてきました。
そこでもキッパリと断ったのですが、諦められない様子でしばらく帰ってくれませんでした。
間取りや見積もりを出してもらった後での、自然消滅作戦は、たぶん難しいでしょうね…。
デザイン・商品性を理由に断った先輩の体験談
兵庫県 M・Aさん
私と夫は、セキスイハイムの外観やイメージが好きで、他のハウスメーカーさんにも「今のところ、セキスイハイムさんが第一希望です」と伝えていました。
他ハウスメーカーさんは、私たちの希望に合わせるように、間取りや外観のタイルを提案してくれましたが、それだとオプション費用が高くなってしまい、これは比べる意味がないなという結論に達しました。
セキスイハイムさんなら、標準仕様で自分たちの希望通りの家になるので、そちらで決めたと伝えところ、「仕方ありませんね。今までありがとうございました」と言ってくださいました。
断った営業マンの人はみんな最後まで紳士的だったので、心苦しかったです。
◯◯ハウスが好きだから!って言われると、営業マンとしても食い下がるのは難しいでしょうね。
営業マンを理由に断った先輩の体験談
和歌山県 E・Mさん
ちょっと特殊かもしれませんが、あるハウスメーカーの営業マンとソリが合わず、断りました。
お願いしていたことも忘れてしまっていたらしく、連絡がこなかったので、そのまま候補から外していましたが、ずいぶん経ってから「その後、家の方はどうなりましたか?」と電話で聞いてきました。
その場で夫から「これから長く暮らしていく家なので、信頼できる営業マンにお願いしたい。あなたは信頼できない」とハッキリ断ってもらいました。
相手の営業マンは謝罪をしてきて、その日のうちに家にまでやってきましたが、やはりお断りしました。
それからは、特に連絡もこなかったです。
営業マンを理由に断ったときは、上司がでてきて、食い下がるケースもありますね。
元ハウスメーカーとして思う正しい断り方とは
ここで、僕が元ハウスメーカーだったことから、営業マンに効く断り方をお伝えしておきますね。
まず、嫌でしょうけど、断るのは電話やメールより、直接会って断った方が良いです。
というのも、食い下がられる可能性が高いから。
これまであなたが、間取りや見積もりの提案を受けているのなら、それはハウスメーカー内の設計士に協力してもらわないとできないことなので、例えばメール1本で断られても、そうあっさり引き下がれません。
たぶん、その後自宅の方に営業マンがやってくると思います。
そして、自宅に来られたら断りにくいです。
玄関先で話しても、近所の人に、あまりプライベートな話を聞かれたくないでしょう。
かと言って家の中に招き入れてしまえば、帰ってもらいにくい…。
自宅よりも展示場などで、直接対面して断った方が、いくらか断りやすいと思います。
そして断る理由に迷ったら、「価格・間取り・デザイン、総合的に判断して他社に決めました!」でもOK。
営業マンは、値引きすれば良いのか、それとも間取りを変更すれば良いのか、攻め手にかけて、あっさり引き下がるかもしれません。
「総合的に決めた」は意外と使える魔法の言葉です。
一番難しいのが、自然消滅。
これを狙っても、いつまでも電話や手紙が来る可能性が高いので、断るならハッキリ断ることをおすすめします!
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