このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。詳しくは運営ポリシーをご覧ください。
こんにちは!このブログも7周年!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
古くなって軋みがひどく、積雪のときには危険さえ感じるバルコニーを取り替えたい!
新築するのに、後付けのバルコニーにして費用を抑えたい!
などなど…。
2階にバルコニーを後付けする理由もさまざま。
では、後付けバルコニーを設置する場合、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか?
この記事では、実際の見積もり例を見ながら、
- 後付けバルコニーの本体価格
- 取り付け工事の費用
- 既存バルコニーを撤去して、新設する場合
これらが、わかるように解説していきます!
特に「後付けバルコニーの本体価格」は費用差がつきやすいところ。
まったく同じバルコニーを買ったとしても、依頼する業者によって大きな差がでるので、その仕組みも説明しますね!
後付けバルコニーの見積もり例
2階にバルコニーを後付けする場合、かかる費用は主に次のようなものになります。
- バルコニー本体価格:20万円〜
- 施工費:5万円程度
- 運搬諸経費:2万円程度
(既存バルコニーの撤去がある場合)
- 既存外壁簡易補修:3~5万円
- バルコニー撤去:5~10万円
サイズの小さなバルコニーなら、総額30万円くらいで後付けできるということですね!
イメージするために、下の見積もり例を見てみましょう。
これは、既存のバルコニーを撤去して、三協アルミのバルコニー商品である「オルネ」を新設したときの例です。

掲載元:三協アルミ「オルネ」
続いては、新築時に、三協アルミのバルコニー商品「コーデリア」を新設したときの見積もり例です。
掲載元:三協アルミ「コーデリア」
2つの見積もりを見ると、明らかに違うのが、バルコニーの本体価格。
前者のオルネ(柱あり)の方がサイズが大きいのですが、コーデリア(柱なし)の方が約3倍も高くなっています。
この価格差は、バルコニーのグレードというよりも、柱があるかないかによる差です。
バルコニー本体は、柱の有無で定価に3倍の差
バルコニーには納まりが何種類かあって、柱ありのタイプと、柱なしのタイプ(柱芯納め、胴差し納め)があります。
下の表で、柱ありなし2つのタイプの定価を比較してみましょう。
バルコニーの定価比較表

このとおり3〜4倍程度、コーデリア(柱なし)の方が高くなっていますね?
柱なしタイプのバルコニーが高いのは、フレームに強度をもたせるため、フレーム材の厚みや補強材などが必要になるから。
1階に邪魔な柱がなく、見た目もスッキリしますが、これだけの価格差を良しとするかは考えどころですね。
また、これらはバルコニーのみの金額であって、屋根をつけたり、物干しなどのオプションがつくとさらに費用は高くなります。
バルコニーの本体価格は、業者によって安くなる
先ほど、バルコニーの「見積もり」例と「定価」の比較表を紹介しましたが、よく見ると、見積額の方が定価より安くなっています。
コーデリア 2間×3尺
見積もり例・・・¥608,112
定価・・・¥792,100
実は、バルコニーの本体価格は、同じものを買ったとしても、依頼する業者によってかなり安くなるケースがあります。
だからバルコニーを後付けするなら、相見積もりで価格を比べるのが鉄則中の鉄則!
でもなぜ、同じバルコニーが業者によって安くなるのでしょうか?
ここで、バルコニー本体価格の決まり方を紹介しておきますね。
リフォームで相見積もりが鉄則なワケ
先ほど紹介した定価は、三協アルミのWebカタログの価格表から抜粋したものです。
バルコニーの定価比較表
ただこの「定価」とは、あなたがメーカーから直接購入する場合の価格。
リフォーム業者向けの価格ではありません。
リフォーム業者は、もっと安くバルコニーを仕入れることができ、自分たちの利益を乗せた上で、工事とセットであなたに売ります。
具体的な流れは、次のようになっています。

このように、バルコニー本体があなたのもとに届くまでには、多くの業者を経由します。
それぞれの業者が利益をとっていきますが、一般的に消費者(あなた)が関わるのは施工店だけ。
施工店が定価の何%で売ってくれるかで、あなたが支払う金額が変わってくるわけです。
だからこその相見積もり!
バルコニーを後付けするなら、少なくとも2〜3社に見積もりを依頼するようにしましょう。
はい、質問っ!
おっと、なんでしょう?
相見積もりするにしても、どんな業者を選べばいいの?
業者選びは、難しいところですよね。そこで、まずは次の3点に注目したらいいですよ!
建設業認可がある業者って、みんなそうじゃないの?
実は、リフォーム業は500万円未満の工事なら、なんの資格もない素人でも受注できてしまうんです。
え、そうなの!?
だから業者は、しっかりした規模で、施工数が多く、長く営業しているのが重要です!
それを聞いても、どうやって調べたらいいか難しいよ…。
だったら、かんたん確実な方法がありますよ!
なにそれ、どんな方法!?
それが、一括見積もりサイトを使う方法です!
一括見積もりサイトってなに?
ネットから一度に複数の業者に、見積もりを依頼できるサービスです。なかでもタウンライフが有名ですね。新聞でも紹介されてますよ。
掲載元:リフォーム産業新聞
なんで、これを使ったらいいの?
運営会社の基準をクリアしないと、そもそもここに登録できないからです。だから、安心して業者選びができますよ。
スゴイ便利なサービスだね♪
無料ですし、入力も3分でできちゃいますから、すでに見積もりをもらってて、やっぱり比べたい!っていう人にもオススメですよ!