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こんにちは!このブログも7周年!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
広くて快適な20畳の部屋。
でも、フローリングが傷んだり汚れたりしていたら、広いだけに見栄えの悪さが目立ってしまいます。
見栄えだけならまだ我慢できるかもしれませんが、長年使っているフローリングは、反りによる床鳴りが酷くなったり、最悪、床下に湿気や水漏れがある場合は下地材が腐ってカビやダニの発生源にも…!
そこで、張り替えリフォームをしたい!
……わけですが、20畳という広いスペースだと、結構な費用がかかりそうですよね?
フローリングの張り替え費用は、フローリングの種類だけでなく、依頼する地域やリフォーム業社によっても違ってくるので、注意が必要です。
そこでこの記事では、これから20畳フローリングを張り替えしようとしているあなたに、一般的な費用相場と、業者を選ぶコツをお届けします。
それでは、参りましょう!
20畳フローリングの張り替え費用相場は40万円から
では早速ですが、20畳の部屋のフローリングの張り替え費用の相場は、どのくらいするものなのでしょうか?
フローリングの張り替え費用は、以下の3つの総額になります。
- フローリングの材料費:フローリングの種類や品質によって費用差があります。
- 工事費:作業内容や工期によって費用差があります。
- 廃材処分費:古いフローリングや下地材などを処分する際に必要です。
一般的には、20畳(33平米)の部屋のフローリングの張り替え費用は、総額で約40万円~60万円程度と言われています。
ただ、これらはあくまでも目安。
フローリングの種類はもちろん、地域や業社によっても結構な費用差がでます。
また、そもそも張り替えするのではなく、重ね張りをするという選択肢もあり、このどちらを選ぶかによっても大きく費用が変わってきます。
重ね張りは張り替えと比べ2割程度安い
フローリングの「張り替え」は、古いフローリングを剥がして新しいフローリングに張り替えますが、「重ね張り」は、古いフローリングの上にそのまま新しいフローリングを重ねて張ります。
なので重ね張りの場合、厚みが薄くて軽いフローリング材を選ぶことになり、結果として材料費が2割程度、張り替えよりも安くなります。
例えば、20畳の部屋で張り替えと重ね張りの材料費を比較すると、次のように違ってきます。
単価(円/㎡) | 20畳あたり(円) | |
---|---|---|
張り替え | 6,000〜10,000 | 198,000〜330,000 |
重ね張り | 5,000〜8,000 | 165,000〜264,000 |
※複合フローリング(挽き板)にした場合を想定
ただし重ね張りにした場合は、既存のフローリングを剥がすことがないため、下地のシロアリや腐食の被害があっても気づけないデメリットがあります。
フローリングを新しくしても、数年後にまた張り替えを検討することになりかねないので、注意が必要です。
フローリングは無垢・複合・シートの順で安くなる
もちろんフローリングの種類によっても費用は変わってきます。
一般的には、無垢フローリングが最も高く、続いて複合フローリング(挽き板・突き板)、シートフローリングの順で安くなっていきます。
- 無垢フローリング:天然の木材をそのまま床材として使ったもので、木の質感や温かみがあるのが特徴。ただ高価で、他の2つよりメンテナンスに手間がかかります。
- 複合フローリング:合板や集成材の上に薄い木材やシートを貼り合わせたもので、コストや施工が無垢よりも安くて簡単なのが特徴。傷や汚れにも強く、床暖房にも対応可能。また複合フローリングには、合板の表面に3mmの無垢板を張る「挽き板」タイプと、0.3mmの無垢板を張る「突き板」タイプがあり、挽き板の方が高くなります。
- シートフローリング:木目などの柄を印刷したシートを貼ったもので、最も安価で耐水性がある。ただ、木の風合いはあまりなく、シートが剥がれたり破れたりする可能性がある。
ただし、無垢フローリングや複合フローリングでも、使用する木材の種類や品質によって費用は大きく変わります。
例えば、オークやウォルナットなどの高級な木材は、パインやスギなどの一般的な木材よりも高価。
また、シートフローリングでも、表面の耐久性やデザイン性によって価格は変わってきます。
では費用のイメージをするため、材料費の相場を表にまとめておきますね。
<張り替えの費用相場>
種類 | 単価 (円/㎡) |
20畳あたり (円) |
---|---|---|
無垢 | 10,000 ~15,000 |
330,000 ~495,000 |
複合(挽き板) | 6,000 ~10,000 |
198,000 ~330,000 |
複合(突き板) | 4,000 ~6,000 |
132,000 ~198,000 |
シート | 2,000 ~4,000 |
66,000 ~132,000 |
<重ね張りの費用相場>
種類 | 単価 (円/㎡) |
20畳あたり (円) |
---|---|---|
無垢 | 8,000 ~12,000 |
264,000 ~396,000 |
複合(挽き板) | 5,000 ~8,000 |
165,000 ~264,000 |
複合(突き板) | 3,500 ~5,500 |
115,500 ~181,500 |
シート | 1,500 ~3,500 |
49,500 ~115,500 |
材料費の相場がわかったところで、続いては、工事費と廃材処分費を確認しておきましょう。
工事費と廃材処分費で+15万円程度かかる
20畳の部屋でフローリングを張り替えた場合、工事費は約9万~14万円(家具移動費や見切り材取付費など諸経費含む)、廃棄処分費は約1万~2万円くらいが相場です。
重ね張りの場合は、施工が張り替えより簡単なため、工事費は約6万~11万円が相場です。
重ね張りだと廃棄処分費はかかりませんが、床の高さが上がってしまって、ドアの加工費用が発生してしまうかもしれません。
さて、ここまで相場をお伝えしてきました通り、20畳フローリングの張り替えには、合計で約40万円〜60万円くらいかかります。
材料費(複合フローリング):約33万円
工事費:14万円
廃棄処分費:2万円
総額:49万円
ただし、これは一般的によく言われる相場であって、地域や業者によって、大きなバラツキがあります。
ここからは、あなたが正確な費用を知り、また損をしないように、業者選びのコツをお届けしますね。
フローリング張り替え時の業者選びのコツ
地域や業者で費用差がある3つの理由
20畳フローリングの張り替えでは、同じ材料や工事であっても、地域や業者によって結構な費用差が生まれます。
その理由は、主に次の3つです。
・材料の仕入れ価格:地域によって材料の仕入れ費用が違ってきます。また、業者によって仕入れ先や数量割引などが違うため、材料費に差がでます。
・人件費:地域によって労働力市場の状況や賃金水準が違います。また、業者によって技術力や経験などが違うため、人件費に差がでます。
・競争環境:地域によってリフォーム業者の数や需要と供給のバランスが違います。また、業者によって営業力やマーケティング戦略などが違うため、価格競争に差がでます。
なので正確な金額を知り、また損をしないためには、複数の業者から見積もりを取って、比較することが何より大切です。
また選ぶ業者は、できるだけ長く地域で営業をしていて、実績の多いところにするべきですね。
甘言に騙されないようにしよう
これまで20畳フローリングの張り替え費用を確認してきましたが、相場を知っておくことは、悪徳な業者に騙されないためにも重要です。
彼らのよく使う手口には、最初大きな金額で見積もりをだしておいて、大幅な値引きで安く見せ、「今日中に契約してください!」と迫ってくることが多いです。
相場を知っていれば、そんな甘言に踊らされて、焦って契約してしまうこともありませんね?
それでちゃんと工事をするならまだ良いんですが、ひどいところでは、粗末な工事をした上で、意味のない水漏れ修理などをして追加費用を高額に請求してきたりします。
この記事を読んでくれているあなたは、ぜひ、冷静に着実に業者を選んでください。
まとめ
この記事では、20畳フローリングの張り替え費用と業者選びのコツをお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
20畳フローリングに張り替え費用は、約40万円〜60万円と言われていますが、フローリングの種類はもちろん、地域や業者によって大きな差がでます。
正確な金額を知り、また損をしないためにはリフォーム会社の比較も忘れずに!