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こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
「建売住宅と注文住宅……どっちがいいんだろう?」
住宅は、一生で一度あるかないかの高いお買い物。
現物を見て良し悪しを判断して買える建売住宅がいいか、オーダーメイドで細かな希望が叶えられる注文住宅がいいか、考えものですね?
建売住宅は注文住宅と比べて、コストが明確で追加費用が発生しにくい、入居までのスピードが早いというメリットがある一方、設備が没個性的になりがちだったり、建築途中をチェックできず性能を判断しにくいといったデメリットもあります。
そこでこの記事では、これからマイホームを検討中のあなたのため、注文住宅との違いに注目した建売住宅のメリットとデメリットを紹介していきます!
建売住宅のメリット4つ
まずは建売住宅のメリットから。
注文住宅に比べると、特にコストとスピードについては、建売住宅に分があります。
コストが明確で追加費用の心配が少ない
建売住宅は、コストが明確なのが大きなメリット。
価格が初めから決まっているので、自分の予算と合わせやすく、追加費用の心配も少ないです。
注文住宅を新築する場合、設計や建築過程で追加コストが発生する可能性がありますが、建売住宅ではそのようなリスクがありません。
また完成済みの住宅を買うので、内装や外装の質を事前に確認できて、価格に見合った価値があるか判断しやすくなります。
完成品に問題がないか事前にチェックできる分、将来発生する修繕費も最小限に抑えられるので、長期的なランニングコスト考えた場合にもメリットがあります。
入居までのスピードが早い
建売住宅は、購入から入居までのスピードが格段に早いのは大きなメリットです。
たとえば注文住宅を新築する場合、契約後の打ち合わせや建築期間で、1年くらいかかることがあります。
建売住宅ならほぼ即入居可な状態なので、転勤や子供の入学といったライフスタイルの変化に合わせて引っ越しがしやすいです。
ちなみに私は学生の頃、注文住宅だった実家の建築が遅れて、1学期だけ別の学校に通って転校した経験があります。
子供の入学時期と建築時期を合わせるのは、意外と難しいものです…。
新しいコミュニティで生活をはじめやすい
建売住宅では、ミニ開発で複数の家を新規分譲しているケースがあります。
このような環境であれば、新しいコミュニティの中で生活を始めやすいのもメリット。
同じ時期に建てられた、同じくらいの価格の住宅なので、年齢や所得層が近い世帯が集まりやすくなります。
特に子供がいる家庭にとって、子供が友達をつくりやすい環境は大きなメリットですね!
街並みに統一感がありデザインに悩まない
建売住宅を選ぶひとつの大きなメリットは、街並みの統一感です。
ミニ開発などで同時に建てられた建売住宅では、外観デザインから色彩に至るまで、一定の基準に基づいて建築されるので、区画全体に統一感がでます。
門扉や駐車スペースなど外構も完成した状態で売られることが多いので、購入後にデザインに悩む必要がないのは、結構楽です。
お隣さんの家が豪華すぎて、ウチの家が見劣りしてしまう!…なんてこともなくなります。
では、逆に建売住宅のデメリットには、どんなものがあるでしょうか?
建売住宅のデメリット5つ
建売住宅のデメリットは、もちろん間取りや設備を選べないこと。
でもそれ以外に、住宅会社との関係が希薄なのも、入居後にじわじわ感じるデメリットになります。
希望の物件が見つかるとは限らない
希望の物件が見つからない可能性があるのは、建売住宅のわかりやすいデメリット。
すでに完成された家なので、独自のライフスタイルや細かな好みを住宅に求めるなら、物件を探す手間の方が大変かもしれません。
書斎や広いバルコニーなど、「あったら嬉しいけど、絶対に必要じゃない」部屋や設備は、建売住宅ではあまり期待できないでしょう。
そのような希望があるなら、注文住宅の方がいいかもしれませんね。
設備が普通で没個性的になりがち
建売住宅を買うときのデメリットとして、設備が普通でリーズナブルな反面、没個性的になりがちです。
なので、キッチンやお風呂など、特別な機能だったり高級設備を望む人には物足りなく感じる可能性があります。
自分の好きなスタイルや特別な設備を家に取り入れたいなら、注文住宅にするか、あるいは中古住宅を安く買ってリフォームした方がいいかもしれません。
参考までに、水回り全体をリフォームすれば、少なくとも300万円は必要になります。
住宅会社を選ぶ範囲が狭い
これはもちろんですが、建売住宅だと注文住宅と違って、住宅会社を自分たちで選べません。
大手ハウスメーカーなどは建売をしていないことが多く、住宅会社を選ぶ範囲はどうしても少なくなってしまいます。
好きな住宅会社の建売住宅が欲しいなら、大規模分譲地が開発されたときなどはチャンスかもしれません。
分譲地に宣伝用に建てたモデルハウスを売却することがあり、見学用なので設備品もいいものを使っています。
ハウスメーカーとしても、分譲が落ち着いたら早く売ってしまいたいので、結構値下げしてきます。
この場合は競争率が高いので、早めに購入意思があることを伝えておいた方がいいですね。
建築途中をチェックできない
建売住宅といえば、家が建てられてる工程をチェックできないことも、デメリットといえます。
注文住宅なら、構造躯体にどんな素材を使うかは自分で決めますし、建築途中に現場をチェックすることもできますが、建売住宅は完成しているのでそうもいきません。
住宅品質にこだわりたい人には、ちょっと不安になるかもしれませんね。
壁内でどんな断熱材が使われているかや雨漏りを防ぐための工夫など、見えない部分の品質は営業マンに聞くしかありません。
なので建売住宅を選ぶときは、建築した住宅会社の評判をよく調べることが大切です。
アフターサービスが物足りなく感じることも
建売住宅で気をつけたいのは、アフターサービスを物足りなく感じてしまうケースがあることです。
注文住宅を新築したなら、あなたと一緒に家づくりをしてくれた営業マンや設計士がいるはずで、彼らは引渡後もたまに訪ねてきて、困ったことはないか聞いてくれたり割と接点があります。
そのような人がいると、ちょっと困ったことがあると質問できたり、入居後も結構な安心感があるものです。
でも建売住宅では、そういった住宅会社との深い関係性はあまり期待できません。
だから建売住宅を買うときには、その会社のアフターサービスについてよく調べて、評判や口コミを確認することが大切です。
コスト・スピード重視派は建売!こだわり派は注文!
いかがだったでしょうか?
ここでは注文住宅との違いに注目して、建売住宅のメリットとデメリットを紹介してきました。
建売住宅のメリットは、次の4つ。
- コストが明確で追加費用の心配が少ない
- 入居までのスピードが早い
- 新しいコミュニティで生活をはじめやすい
- 街並みに統一感がありデザインに悩まない
逆にデメリットは、次の5つです。
- 希望の物件が見つかるとは限らない
- 設備が普通で没個性的になりがち
- 住宅会社を選ぶ範囲が狭い
- 建築途中をチェックできない
- アフターサービスが物足りなく感じることも
まとめると、コストとスピード重視なら建売住宅の方があっていると思います。
住宅性能が気になったり、入居後も住宅会社に質問して不安を解消したいと思うなら、注文住宅の方がいいでしょう。
ただ、最初のうちから「建売住宅にしぼって探す!」と決めてかかる必要はありません。
いろいろな住宅会社に話を聞いているうちに、「ウチは建売もやっているので、見てみませんか?」と紹介されることもあります。
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