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こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
リフォームしたいけど、リフォーム会社ってどうやって選んだらいいの!?
ハウスメーカーに工務店、住宅設備メーカーやホームセンターなど、数あまたあるリフォーム会社。
どんなところを選べば良いのか…ハッキリ言って、迷って当然です。
リフォーム会社を選ぶなら、次の6つのポイントを比較すると違いがわかりやすくなります。
今回は、これら”リフォーム会社6つの比較ポイント”を徹底解説していきます。
あなたのリフォーム会社選びの参考になりますように!
リフォーム業者を比較する6つのポイント
建設業許可があるかないか
リフォーム会社の良し悪しを判断するのは、実際のところ相当難しいです。
ただひとつの目安となるのが、施工者資格(建設業許可)の有無。
実はリフォームは建設業ではありますが、請負金額が500万円未満の場合、建設業法上の資格はいりません。
「リフォーム専門」をうたっている会社もありますが、「資格がないので、軽微な工事しか請け負えません」というのが実情であることもしばしば。
もちろん、「資格がある」イコール「優良なリフォーム会社」というわけではありませんが、資格があることで対応の幅が広いことは確かです。
また、相応の施工実績があることが多いでしょうから、建設業許可はないよりあった方が安心です。
新築工事も請け負うことができるリフォーム会社であれば、建設業許可を持っていますので、ひとつの判断材料にしてください。
施工体制は一貫体制か別発注か
施工には、提案から施工まで同じリフォーム会社が一貫体制で行うところと、提案・受注はリフォーム会社で、施工は他の工務店に発注するところとがあります。
一貫体制の場合、全て一社で請け負うので、コミニュケーションが取りやすく、施工中のちょっとした変更などにも対応してもらいやすいメリットがあります。
ただしデメリットとして、現場監督も同じリフォーム会社が行うため、すべてお任せ状態になってしまい、素人目には施工が正しく行われているかのチェックができません。
逆に一貫体制でない場合、施工は地元の工務店に依頼するので、リフォーム会社が第三者の目で現場を監督します。
プロが監督してくれるので安心感がありますが、何か問題がおきたときに、責任の所在がリフォーム会社なのか、工務店なのか、ハッキリしないケースがあります。
どちらにしても、問題が起きたときに誰が責任をとるのかは、しっかりと確認しておく必要があります。
年間施工件数はどの程度か
年間の施工件数が多いということは、それは信頼の証とも言えます。
豊富な経験があれば提案力に期待がもてますし、業績が良ければリフォーム会社が倒産してしまうリスクも少ないはず。
少ない施工件数でも、地元に密着して評判の良いリフォーム会社ももちろんあります。
そういった情報がないようであれば、年間施工件数が多いところを中心に選んだ方が無難といえます。
見積もりは従量制か定額制か
リフォーム工事費の見積もりには、提案に応じて金額を算出する従量制と、最初に提示した金額の範囲内で工事を行う定額制とがあります。
定額制というのがわかりにくいかもしれませんが、これはパッケージ販売みたいなもので、仮に300万円という商品内容なら、その金額の範囲内で施工が可能かどうかを現場を内見して判断されます。
ただ定額制といっても、パッケージ内に記載の無い部分に工事が発生したら追加工事費がかかるので、どこからどこまでが定額の範囲内なのかをよく確認しなければいけません。
リフォーム工事は施工着手後にも様々な名目で追加工事費がかかることが多く、最終的な総額が不明瞭なところがあります。
定額制なら少しは安心ともいえますが、従量制と同じく、契約後にあなたの意向に変更があったときは追加工事費が発生します。
契約する前にリフォーム会社との打ち合わせを綿密にして、できる限り追加を出さないよう注意しましょう。
リフォームかし保険への加入はあるか
リフォームかし保険とは、リフォーム会社が加入する保険で、工事部分に不具合が生じた場合、補修費用としての保険金がリフォーム会社に支払われます。
この保険に加入していた場合、①構造耐力上主要な部分と②雨水の浸入を防止する部分については5年間、それ以外の部分については1年間の保証が受けられるので、工事後に欠陥が見つかったときも、スムーズに補修を受けられ安心です。
また施工中と施工後に、保険引受にあたり第三者の建築士による現場検査が実施されるので、欠陥工事の可能性が低くなるというメリットもあります。
なお、保険に加入するのはリフォーム会社ですが、実際のところ保険料の負担は施主であるケースが多いようです。
5万円前後の費用はかかってしまいますが、「安心を買う」という意味では価値のあるものです。
次のサイトでこの保険に加入している事業者を調べることができるので、検索してみてましょう。
リフォーム会社の得意分野はどこか
リフォーム工事は多種多様。
建物全体をフルリフォームすることもあれば、キッチンなど設備の取り替え、外壁や屋根の拭き直しといった部分リフォームのケースもあります。
規模の大きなリフォームになってくると、工務店など新築工事も請け負えるところに依頼すべきでしょう。
キッチンやトイレなど設備の取り替えであれば、ハウスメーカー傘下のリフォーム会社の方が、大量発注によって設備単価が安く抑えられていることがあります。
またはLIXILやTOTOなど、設備メーカーを選んでも良いでしょう。
外壁や屋根などの拭き直しや補修であれば、左官工事会社でも良いです。
リフォーム会社といっても、どのような会社かでそれぞれ得意分野があります。
迷うようなら、新築工事を請け負えるハウスメーカー傘下のリフォーム会社、工務店を選ぶ方が無難といえます。
リフォーム会社の探し方
リフォーム会社を選ぶなら、最初から1社のみ検討するより、先ほどの6つのポイントをみながら複数社をよく比較しましょう。
違いがよくわかるというのもありますし、値下げを期待するなら相見積もりでリフォーム会社同士を競合させるのが一番確実な方法だからです。
では、どうやってリフォーム会社を探すのか?
ひと昔前までは、リフォーム会社探しといえば雑誌やポスティングチラシ、知人などからの紹介が主流でした。
でも、それでは選ぶ範囲が狭すぎます。
最近ではインターネットを使った情報収集が主流となっているので、なかでも便利なサイトを2つご紹介しておきます。
工務店検索サイト:全国安心工務店ネット
工務店検索サイトは都道府県別に検索して、地元工務店の基本データを比較できます。
数ある中でも、おすすめなのは全国安心工務店ネットというサイト。
他の情報検索サイトに比べても情報量が多いのが特徴的で、建設業許可の有無や年間施工数、規模の大きなリフォームに対応できるか(新築物件も請け負っているか)は、ここだけで確認できます。
数あるリフォーム会社の中でも工務店しか見られませんが、登録工務店数は多いので一度目を通しておくと良いです。
一括資料請求サイト:タウンライフ
一括資料請求サイトとは、複数のハウスメーカーや工務店へ同時に資料請求ができるサイトのこと。
なかでも有名なのはタウンライフというサイトで、2018年にはGMOリサーチでトリプルクラウンを獲得しています。
資料といっても単にカタログを送ってもらうわけではなく、各社からリフォームプランや概算見積りを送ってもらえるので、どの会社であれば、どのくらいの費用でリフォームできるのかが一度にわかります。
室内の写真などをスマホで撮影して登録ページにアップロードすれば、直接会って話をしなくても、リフォーム会社選びに必要な資料が全て手に入ります。
利用は無料ですし、相見積もりとして値引き材料にも使えるので、おすすめしたいサービスです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
ひとくちにリフォーム会社といっても、施工体制も得意分野も、その業態によってまるで違ってきます。
6つのポイントをよく比較して、自分にあったリフォーム会社を選んでくださいね!