カーポートあとから設置する費用

このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。詳しくは運営ポリシーをご覧ください。

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こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

カルタ

 

  • 雨の日は車の出入だけでずぶ濡れに…。
  • 雨上がりに車が汚れて、洗車が面倒!
  • 自転車が雨ざらしで、サビやすく…。

 

などなど、最初はいらないと思ってたけど、やっぱりカーポートは必要だと、あとから設置する人も多いです。

ただ気になるのが、その設置費用

カーポートは本体だけでも数十万円と高いですが、それを建てる工事費用もまた高く、敷地の状況や依頼する業者によって、かなりの価格差がでます。

カーポート

そこでこの記事では、カーポートをあとから設置するときの工事費用について、情報を徹底的につめこみました!

業界の裏話まで紹介しているので、読み終わったらカーポート工事については、かなり詳しくなっているはず?

カーポートの種類

まずは、カーポートにどんな種類があるのかを確認しておきましょう。

カーポート本体はアルミ製と鉄製の2種類

カーポートの素材には、アルミ製と鉄製があります。

鉄とアルミのカーポート

 

そして鉄製はさらに、既製品と鉄骨から組むオーダーメイド品とに分かれます。

  • アルミ製
  • 鉄製の既製品
  • 鉄製のオーダーメイド品

どちらかといえば、アルミ製カーポートの方が様々な色合いがあり、合掌作りから片持ちなど形状も選べる範囲が広いのでポピュラー。

その点、鉄製カーポートはアルミ製に比べて特殊な形状のものは多くありません。

オーダーメイドの鉄製カーポートは、既製品で対応できない場合や、既存の住宅にデザインを合わせたいときに使います。

鉄製オーダーメイドのカーポート

柔軟性はありますが、その分、費用がはね上がってしまうのが難点。

価格としては、鉄製既製品→アルミ製→鉄製オーダーメイド品の順に高くなります。

またメンテナンス面では、アルミはサビなど劣化しにくい素材ですが、鉄製は錆や腐食など心配しないといけません。

長い目でみれば、アルミ製の方が安いと言えるかもしれません。

屋根材はポリカーボネート製と折板の2種類

屋根材では、ポリカーボネート製あるいは折板(せっぱん)が一般的。

ポリカーボネート製の屋根は、高い耐衝撃性と耐久性があり、紫外線もカットしてくれるなど、カーポートの屋根として人気の素材です。

ポリカーボネートの屋根
※ポリカーボネート屋根

透明性もあるので、リビング前にカーポートを設置する場合など、太陽光を遮らないようにしたいときに適しています。

折板屋根は、剛板を大きな波型にすることで強度あげた屋根のことで、素材は主にガルバリウム鋼板が使われます。

折板屋根
※折板屋根

掲載元:マドリエ



ポリカーボネート製の方が、折板屋根に比べて成型コストかかり、取付部材もかなり多いので、価格は一般的に高いです。

ただ折板屋根も、厚みがあったり結露軽減材という発泡材が張ってあると高くなります。

カーポート設置費用の相場

カーポートは本体以外にかかる費用が意外と高くなります。

ここからは、カーポート設置にかかる工事費用と、本体の価格が決まる割引率について説明します。

カーポート本体以外にかかる3つの費用とは

車と電卓

あとからカーポートを設置するには、「カーポート本体」の他に、「組立施工費」「基礎・土間工事費」「運搬諸経費」という3つの費用がかかります。

  • カーポート本体
  • 本体組立施工費
    カーポートの組立てる費用
  • 基礎・土間工事費
    カーポートの柱を建てる基礎工事費用
    地面を覆う土間工事費用など
  • 運搬諸経費
    交通費
    高速代
    梱包費など

たとえば、一般的なサイズである2台用カーポートを設置した場合、全体の費用は次のようになります。

カーポートの費用相場

加えて、カーポートの設置に関わる撤去や解体などが発生すると、別途費用がかかります。


女性(これは?)

基礎・土間工事費の相場が書いてないけど、なんで?


カルタ(う~ん)

現地調査をしないと、まるでわからないからです。

カーポート本体以外にかかる3つの費用のうち、特に基礎・土間工事費は、カーポートの大きさ・敷地の広さ・地盤の固さ・乗りいれる車の重量などによって、かかる費用がまるで違ってきます

そもそも相場というものがないので、業者に現地調査をしてもらい、見積もりをとってはじめてわかる部分になります。

カーポートの設置は、工事もセットで購入する

カーポートの設置は、通常は「材工」で依頼することになります。

材工というのは「材料+工事」のこと。

カーポートは基本的にDIYできるようなものではないので、本体に加えて工事もセットで購入するわけです。

材工費用

そして材工で依頼する場合、通常は、カーポート本体の価格はメーカー設定の定価よりも安くなります。


女性(これは?)

自分で買うより業者を通した方が、カーポートは安く買えるってこと!?


カルタ(ガッツ)

その通り!これは業者によって割引率が設定されているためです。次で詳しく説明しますね!

カーポートは同じでも、業者によって価格が変わる!

カーポートは業者を通して購入した方が安くなるわけですが、どこまで安くなるかは、業者とメーカーがどこまで親しいかによります。

メーカー商品には定価がありますが、業者に売るときには、業者ごとに設定した割引率というものをかけて価格をだします。

カーポート割引率

たとえば、50万円が定価のカーポートで、割引率が5%なら、2.5万円を割引くわけですね。

業者としては、材工で依頼を受けたら、工事だけで利益をだせます。

ところが、カーポート本体だけを購入されてしまうと、利益のだしどころが販売時しかないので、定価でしか売ってくれません。

同じ設置工事でも、業者によって費用が変わる!

さらには、まったく同じカーポートの設置工事をしたとしても、業者によって費用は大きく変わってきます。

カーポートの設置を請け負える業種もさまざまで、工務店・造園業・サッシ屋・土木屋などがあります。

業者もいろいろ

彼らには、業種による得意分野があり、慣れた作業なら割安にできますし、自分たちにできない施工箇所は外注するので、その場合は中間マージンが発生します。

単純にカーポートを建てるだけと感じますが、施工する業者によって設置費用はバラバラなので、複数の会社の見積もりを比較することが重要です。

カーポートの設置を依頼する業者の選び方

カーポートの設置工事は、基本的にホームセンター・リフォーム会社・サッシ屋と土木屋から選ぶようになります。

それぞれの特徴や注意点を見ていきましょう!

店舗で気軽に相談できるホームセンター

「カーポートを買おう!」と思ったら、まず気軽に店舗にいって話を聞けるホームセンターを思い浮かべるかもしれませんね。

ホームセンターには、カーポート本体の価格がわかりやすいというメリットがあります。

ただ、わかるのは本体価格だけで、そこに施工費は入っていません。

ホームセンター

前に説明したとおり、カーポートの施工は通常、「材工」で依頼します。

現地調査も何もしないまま、カーポート本体だけを見てホームセンターと契約してしまい、後から、これもあれもと追加費用を請求されるケースが多く見られます。

安さにつられて早々に契約することがないよう、注意しましょう。

実績が豊富で提案力のあるリフォーム会社

カーポートを施工するなら、地元のリフォーム会社に依頼するのがオススメです。

リフォーム会社とは、リフォームを請け負える会社全般を指し、その実、工務店・サッシ屋・土木屋・造園屋など様々。

外構を中心に請け負う建築業者も、リフォームもするなら、広くリフォーム会社に位置付けられます。

家の模型を持った女性

リフォーム会社にカーポートの施工を依頼する場合、まず現場調査をして、施主の要望を聞いて、豊富な施工実績から一番良いと思われるプランを提案してくれます。

カーポートひとつでも、会社によって仕上がりも費用もかなり違ってくるので、必ず何社かの提案を比較するようにしましょう。

手間をかけても安くするならサッシ屋と土木屋

「手間がかかってもいいから、費用を1円でも安くしたい!」というときにオススメなのが、サッシ屋土木屋にそれぞれ依頼する方法です。

カーポートは、組み立てがサッシ屋、土台となる基礎のコンクリート工事は土木屋が専門です。

男性現場監督

リフォーム会社の場合、カーポートの「組立て+基礎工事」両方をできる会社もありますが、できない場合は外注することになり、その際に中間マージンが発生します。

サッシ屋と土木屋に直接依頼すれば、その中間マージンの発生を抑えることができます

ただ、サッシ屋と土木屋のどちらも探すのは時間がかかり、業者間の引き合わせなど自分で手配することになるので、手間はかかります


女性(?)2

中間マージンって、どのくらいするものなの?


カルタ(ボード)

大手だから安いことも、中小だから高いこともなく、業者によってバラバラですね。

基礎工事は手抜きしやすい?悪徳業者に騙されないために

悪徳な業者にあたってしまうと手抜き工事をされ、ひどい場合は設置後4〜5年のうちにカーポートが傾いてくることがあります。

完成したら見えない基礎工事は、手抜き工事をしやすいところ。
安くすることで契約をとり、帳尻合わせのために、必要な基礎の大きさを削るわけです。

悪徳業者

これを防ぐためには、見積もりに基礎の大きさが書いてあることを確認しましょう。

基礎工事には、大きく「コンクリート直打ち」と「独立基礎」の2パターンがあります。

たとえば直打ちの場合、「コンクリート直打ち 500角程」とあったり、土間にする場合はそれほど大きく打つ必要がないため、「400角根巻き」といった記載があるはずです。

基礎の大きさは、カーポートの大きさや積雪強度によって違うので、カーポートメーカーの施工図や基礎図を見積もり書と一緒に提示してもらうと、より安心です。

カーポート設置業者を探すには?

では信頼できるカーポート施工業者は、どうやって探せばいいのでしょう?

施工業社

ホームセンターなら店舗がいくつもあるので、探しやすいところ。
でもリフォーム会社とか、ましてサッシ屋・土木屋と言われても、どこにどんな会社があるか思い浮かばないですよね?

「◯◯市 リフォーム会社」や「◯◯市 サッシ屋」などで検索すれば、簡単に探すことができますが、信頼できる業者かどうかはしっかり見定めてください。

特にホームページに「カーポート組立込みいくらです!」という業者は信頼できません。

現地調査をしてもいないのに、適切な金額などわからないからです。

 

オススメなのは、無料で使える外構業者への一括資料請求サイト(例:タウンライフ)の利用です。

pcで検索する女性

そこで表示される業者は、サイト運営側の審査を通過したところだけなので、そもそも悪徳業者のはいる余地がありません。

どう探すにしろ、とにかく大事なのは比較です。
見積もりは3社以上の業者からをとるようにしましょう!

カーポートのDIYは2つの理由でオススメしない

女性(?)

カーポートってDIYできる?


カルタ(う~ん)

う〜ん、やめておいた方がいいですね

カーポートのDIYは2つの理由であまりオススメしません。

1つめの理由は費用面です。

カーポートは部材も多く、インパクトドライバーひとつで足りるものではありません。

多くの工具を買いそろえる必要があり、また梱包残材や残土の処分にもお金がかかるので、結局のところ業者に依頼した方が費用を抑えられます

2つめは安全性です。

カーポートは簡単そうに見えて、プロの腕前が大きく反映されます。

柱の立ちなどしっかり調整しないと、メーカー指定の耐久力をだせず、最悪倒壊する危険性もあるので、やはり業者に依頼する方が無難です。

カーポートの設置場所と性能に注意!

あとからカーポートを設置するなら、業者とよく相談してから配置や本体の種類を選びたいところです。

もし失敗してカーポートを移設取替えをする場合、その費用は相当なもので、カーポートの撤去や設置してあった箇所の修復を含めると、設置時の倍の工事費用がかかってもおかしくありません。

カーポートが日光を遮らないかや、柱が家と車庫の動線を塞いでしまわないかなど、完成後をイメージしてプランを決めてください。

特に積雪地域なら、カーポートの性能も重要です。

カーポートの雪

メーカーによって表現は違いますが、積雪20㎝、50㎝や豪雪地域専用のカーポートもあります。

オーダーメイドの鉄製カーポートにする場合は、積雪に耐えれるよう補強が必要なときもあります。

さいごに

カーポートは「買ったものを組立てるだけ」と簡単に感じてしまいそうですが、その施工は意外と難しく、費用も高くなります。

ここで紹介したように、カーポート本体の価格も工事費用も、敷地の状況や請け負う業者によって大きく違ってきます。

なので、何より大切なのは比較

契約する前に、必ず3社以上の業者からプランと見積もりをとるようにましょう。

業者を探すときは、悪徳な業者にあたらないよう、自分でしっかり判断しないといけません。

上で紹介したタウンライフのような無料の一括資料請求サイトを使えば、地元の優良な業者を探しやすいのでオススメです。

どれだけ時間と手間がかかっても1円でも安くしたい!と思ったら、地元のサッシ屋と土木屋を探してみましょう!

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