「家を建てたいんじゃけど、注文住宅のメーカーはどうやって選べばええの?」
これは僕の妹が、地元の広島で家を建てる際に聞いてきたセリフです。
注文住宅のメーカー選びは、難しいもの。
工務店がいい?それともハウスメーカー?
趣のある木造?重量感のある鉄骨?
広さは何坪くらい必要?
決めないといけないことは山ほどあるのに、服や家電と違って実物がないため、見て触って体感して決めることができません。
かといってイメージを頼りにメーカーを選んでいては、大幅な予算オーバーや、完成してみて「思っていたのとまったく違った」と後悔することになりかねません。
そうならないよう、僕がしたアドバイスは…
「最低でも3社は相見積もりして、同じ予算の中で比較しんさい!」
と、いうものでした。
「価格は契約直前にしか教えない」という風習じみたものが注文住宅の業界にはあります。
でも、そもそも予算を無視して比較しても、あまり意味がないんです。
比較は見積もりをもらってからがスタート!
正しい比較の仕方がわかれば、きっと上手く注文住宅メーカーを選べるはず!
妹は予算内に抑えた上で、期待以上の家を建てることができました。
これから紹介する方法が少しでもあなたの役に立つなら幸いです。
相見積もりで比較する効果
相見積もりをとれば、価格はもちろん、あなたのだけの間取り・外観イメージ・設備仕様といったメーカー比較に必要な情報が全て手にはいります。
そこで初めて比較がスタート。
大事なのは予算を第一に考えて比較すること!
そうすれば、これまで見えていなかった各社プランの違いが、より具体的にわかるようになります。
B社は標準仕様のままで十分だな。C社だと14㎜超のサイディングはオプションになるから、100万円上乗せするとしたら予算を超えてしまうな。
A社は間取りの自由度はあるけど、その分価格も高いな。B社はメーターモジュールで間取りはシンプルだけどA社より広くて安いな。
C社が他に比べて高いのは、細かい収納が多いのが原因かも。A社とB社みたいに、ひとつ大きなウォークインクローゼットにまとめたら安くなるかな。
このように相見積もりすることで各社プランの違いがわかったら、ときには加え、ときには削って、調整しながら完成形に近づけていくんです。
そうして、一番理想に近づけることのできたところが、あなたにとって一番のメーカーです。
相見積もりをとる一番の方法
では、どうやって相見積もりをとるのか?
ここには2つのクリアすべき問題があります。
①相見積もりには相当な時間がかかってしまい、多くを比べるのは難しい。
②いったん見積もりをつくってもらうと断るのが難しくなる。
妹にも、「子供が小さいのに、何社にも声をかけて営業マンが家に押しかけてくるのは嫌」だと言われました。
そこで勧めたのが、インターネットを使った一括相見積もりサービス「タウンライフ」です。
タウンライフとは、インターネット上で複数の注文住宅メーカーに同時に間取り・資金計画・土地情報を請求できるサービスのこと。
積水ハウスやダイワハウスなどの最大手から、地元工務店までこのサービスから一括で資料請求でき、GMOリサーチ株式会社の調査では、下記の通り3冠を達成しています。
このサービスには、注文住宅メーカーを選ぶのに便利な3つの特徴があります。
特徴①
▼超効率的に必要な情報が手に入る▼
住宅展示場をめぐって相見積もりをとろうとした場合、所要時間は最低でも1社あたり6時間かかります。
・営業マンによる初回ヒアリング(2時間)
・1週間後、間取りの初回提案(2時間)
・さらに1週間後、見積もりの提案(2時間)
これでは相見積もりするにも相当な時間がかかります。
タウンライフを使えば、営業マンに会うこともなく、自分の希望をインターネット上で登録するだけ。
各社プランをスムーズに手に入れられるので、3社分の相見積もりであっても自宅にいながら簡単に入手できます。
特徴②
▼会わなくていいから断りやすい▼
住宅展示場に行ったり、個別に注文住宅メーカーなどに資料請求をした場合、見積もりをとるまでには何度も面談をしますが、会えば会うほど、見積もりをとる会社が多いほど、断るときのプレッシャーと時間は、あなたに重くのしかかります。
タウンライフでは、営業マンに会わなくても注文住宅メーカーを選ぶのに必要な情報が手に入るので、気に入らなかった場合に断りやすいのは大きなメリットです。
この時点で、相見積もりをする際の2つの問題点は解決しました。
特徴③
▼「情報量×手軽さ」は圧倒的▼
タウンライフ以外にもインターネットを使った資料請求サービスはあります。
有名どころでは、「LIFULL HOME’S」や「スーモカウンター」といったところ。
ただ、同じ資料請求サービスでも、これらは中身がまるで違います。
LIFULL HOME’Sは、カタログ請求サービスです。相見積もりするには、その後営業マンと面談しないといけません。
スーモカウンターは、あなたと注文住宅メーカーの間に第三者が入ってフォローする、いわば仲介サービス。これも相見積もりとるためには何度も営業マンと面談する必要があります。
タウンライフは他2社に比べると、手軽に相見積もりできるのがポイント。展示場にいくこともなく、インターネットで登録するだけで間取りなどのプランやカタログが山ほど手に入ります。
実際に妹が登録したところ、1〜2週間で間取り・資金計画・土地情報が大量に届き、それらを参考にしながらスムーズに見積もり書をつくってもらうことができました。
※実際に、妹一家がつくってもらった間取りです。PDFファイルがメールに添付してあり、パスワードで開くようになっていました。営業マンに会わない分、丁寧に手書きで説明を加えてくれていました。
※大量に届いたカタログ類
よくある質問
- 利用したらしつこい営業をうけない?
- ありません。自分でも使っていて、あったのは追加情報の電話連絡が全メーカー合わせて2回くらいでした。どうしても不安であれば、希望の入力欄に「一切の連絡をメールでお願いしたい」とメッセージを追加してください。
- 本当に無料?タウンライフの利用料が家の見積もりにプラスされない?
- ありません。タウンライフ は各注文住宅メーカーからの広告費で運営されています。個別に利用料をとられることはないので、安心してください。
- 請求した資料はどのくらいで届くの?
- 注文住宅メーカーによって違います。早ければ1週間、遅くても3週間程度で届きます。
- なにかデメリットはないの?
- タウンライフ は、間取り・資金計画・土地情報を簡単に入手できますが、家づくりを「注文住宅メーカー任せ」にできるサービスではありません。情報をもらった中から候補を選び、「間取りをこう変更してほしい」「価格を200万円抑えられるよう間取りを作り直してほしい」など、あなたから次なるアクションをとる必要があります。