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RC(Reinforced Concrete)造住宅とは、鉄筋コンクリート造の住宅のこと。
RC造の住宅は、コンクリート内部に鉄筋を配することで優れた耐震性があり、長期間にわたって安定した住宅性能を保ってくれるメリットがあります。
ただし、それだけ建築費用が高いというデメリットも…。
この記事では、RC造の住宅の特徴について解説していきます。
あなたのマイホーム計画のご参考に!
耐震性に優れていて、災害に強い
RC造住宅は、優れた耐震性があるのが大きなメリット。
これはRC造住宅の建材である鉄筋がコンクリートに固定されているからで、地震が発生した際の地震力や水平力に強い耐性を発揮してくれます。
またRC造住宅は、接合部分が一般的に強く、地震時には建物全体が揺れ動くため、地震力を均一に分散させることができます。
さらにRC造住宅は、地盤との接触部分にも高い合成を持つフレーム構造を採用することで、地震との摩擦による力にも耐えることができます。
地震などの自然災害が多い日本では、耐震性が高い住宅はかなり重要なポイントですね。
断熱性能が高く、夏は涼しく冬は暖かい
RC造住宅は断熱性が高く、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができるのも大きなメリットです。
それは、次のような理由からです。
壁・床・天井が厚いから
RC造住宅は鉄筋コンクリートを使うため、壁や床、天井が厚くなり、厚みの分だけ断熱材を多くいれることができます。
断熱材によって、外部からの熱や冷気の侵入を防ぎ、住宅内の温度を一定に保ちやすくなります。
断熱材がしっかりと固定されるから
RC造住宅では、コンクリートの骨組みに断熱材を吸着剤でしっかりと固定します。
他の構造では時間経過によって断熱材がずり落ちることがありますが、RC造住宅では、それがありません。
そのため、時間が経っても断熱性能を維持しやすくなります。
鉄筋コンクリートの断熱性が高いから
そもそも鉄筋コンクリート自体が断熱性に優れているため、RC造住宅は建築材の中でも断熱性能が高いとされています。
設計の自由度が高く、個性的な建物にもできる
RC造住宅はその躯体強度から、一般的に設計の自由度が高くなります。
例えば、建物の形状をかなり個性的なものにしたり(宇宙船?みたいな独創的な家を見たことがあります)、窓やドアなどの形状も独創的なものを採用することもできます。
デザイン重視なら、RC造住宅は候補に入れておいて良いかも。
設備の改修・メンテナンスが簡単にできる
RC造住宅は、設備の改修・メンテナンスが簡単なのもメリットです。
例えば水回りの設備が老朽化した場合に、配管の交換など改修をするとします。
このときRC造住宅であれば、躯体が強くて耐久性があるため、建物が古くても壁や天井がほとんど損傷を受けていません。
そのため設備改修に伴って壁や天井壊す必要がなく、配管や配線の通しやすさもあって、比較的簡単かつリーズナブルに施工することが可能です。
またRC造住宅は構造体自体がしっかりしているので、重い設備を設置することもできます。
機能性や性能に優れた設備を導入しやすいというのも、RC住宅の良いところですね。
遮音性能が高く、外部の騒音をシャットアウト
一般的にRC造の住宅は壁などが厚く、外部からの騒音をある程度シャットアウトしてくれるので、他の建材に比べ遮音性は高くなります。
内部の音も外に漏れにくくなるので、家族のプライバシーを守れる快適な居住環境になります。
もちろん完全に音が漏れないわけではないので、断熱材の選定やしっかりした施工は必要です。
また窓などの開口部からは音が漏れるため、遮音性にどこまでもこだわるなら、二重窓を検討するのも良いかもしれません。
住宅としての価値が長期間安定している
RC造の住宅は、素材としての鉄筋やコンクリートが強度・耐久性ともに高いため、経年劣化や災害による被害が起きにくく、住宅としての価値が長期間安定するのもメリットです。
RC造住宅は、他の建材に比べて耐用年数が長く、一般的には50年以上。
正しいメンテナンスがされた場合には100年以上保たせることも可能です。
ちなみに、軽量鉄骨造住宅の耐用年数は30年〜50年程度、木造住宅は20年〜50年程度が目安とされています。
火災に強くて安全
RC造住宅は、コンクリートそのものが耐火性に優れているため、火災に強いのも大きなメリットです。
鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造のため、高温になっても内部の鉄筋が変形しにくく、コンクリートの耐火性能もあって、火災の進行を遅らせることができます。
またコンクリートは燃え広がりにくい特徴があるので、延焼も防ぎやすくなります。
ここまで、RC造住宅のメリットを紹介してきましたが、良いところだけではありません。
続いては、RC住宅のデメリットの部分も見ていきましょう!
建築費用が高く、坪単価は80万円〜120万円程度
RC造住宅は、建築費用が高いのが大きなデメリット。
鉄筋やコンクリートといった材料そのものが高価なこともありますが、職人への賃金もまた建築費用を高くする一因となっています。
というのもコンクリートの打ち込みや枠組みの組み立てなど、RC住宅では施工の精度が特に重要で、専門知識と豊富な経験を持つ職人が不可欠だからです。
RC住宅の費用相場は、もちろん地域や施工会社によって違いますが、一般的には坪単価で80万円〜120万円程度だと言われています。
工期が長く、6ヶ月〜12ヶ月程度
RC造住宅の工期は、一般的に6ヶ月〜12ヶ月程度で、他の建材建物に比べて長いデメリットがあります。
もちろん建物の規模や設計、施工会社の能力や工程管理によっても違ってきますが、天候や施工開始時期によっても工期が伸びることがあります。
工期が長ければ、それだけ職人が長く関わることになり、これもRC造住宅を高くする原因のひとつになっています。
立地環境によっては、コンクリートの劣化が早い
一般的にRC造住宅のコンクリートは、耐久性が高いとされています。
ただその劣化スピードは、使用されたコンクリートの品質や施工の良し悪しもさることながら、立地環境によっても大きく左右されます。
例えば、塩害を受けやすい海の近い立地や、強酸性雨の多い地域。
または交通振動の多い地域や地震の影響を受けやすい地域では、コンクリートが早期に劣化する可能性が高くなります。
定期的なメンテナンスで、劣化スピードを抑える工夫と費用が必要になるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
RC造住宅は、高い耐震性や断熱性能、遮音性能、火災に強いなどのメリットがあります。
また、設備の改修が簡単なため、長期的なメンテナンスにより住宅の価値が長期間安定しています。
ただし建材が高価で、専門的な技術が必要なことから職人にかかる人件費も高く、建築費用もそれに伴って高いというデメリットもあります。
具体的な費用を知るために、施工会社に見積もりを依頼するか、建築費用の見積もりサイトで確認することをおすすめします。
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