このコンテンツは、元ハウスメーカーで今不動産特化FPであるカルタが、マイホームに関する情報をわかりやすくお伝えすることを目的としています。詳しくは運営ポリシーをご覧ください。
こんにちは!
元ハウスメーカー、今不動産特化FPのカルタです!
ハウスメーカーのホームページを見て、なんかスゴそうなのはわかるけど、他との違いがよくわからない!
そんなことってないですか?
ここでは、これからハウスメーカー選びをするあなたに、各社の特徴をわかりやすく解説していきます。
今回は、三井ホーム!
三井ホームの注文住宅って、「高級」なイメージがありませんか?
確かに、ハウスメーカーの中でもトップクラスの価格帯ですが、そのグレードや品質もトップクラスのものを持っています。
三井ホームは、ツーバイフォー(枠組壁工法)が建築基準法の中で制定された1974年に設立した会社です。
つまり、同工法の老舗でパイオニア的な存在なんですね!
それでは、そんな三井ホームの住宅構造や特徴がどのようなものか、魅力に迫っていきましょう!
独自のプレミアム・モノコック構法!
三井ホームの住宅構造はツーバイフォーですが、同社独自の技術を加えて、プレミアム・モノコック構法と呼んでいます。
プレミアムモノコック構法の特徴的なところを紹介しましょう。
2×6モノコック構造
ツーバイフォーの特徴であるモノコック(6面体)構造をそのままに、外周部には2×4(38mm×89mm)よりも大きい2×6(38mm×140mm)を使っています。
これにより、構造強度が上がるだけでなく、より厚みのある断熱材を入れられるようになり、断熱性能が向上するわけです。
ダブルシールドパネル(DSP)
三井ホームの大きな特徴の一つに、このダブルシールドパネル(DSP)があります。これは断熱材を構造用面材でサンドイッチしたもので、壁だけでなく屋根にも使えます。
特に屋根に使った場合、在来軸組にあるような小屋梁や垂木などを省略するプランも可能で、小屋裏スペースをスッキリとさせ、有効に活用することができます。
「ロフトは夏場暑い!」とか聞いたことありませんか?
屋根自体に断熱効果があるので、ロフトをつくるときにも良いですね!
ブロック・アンド・シームレスウォール(BSW)
従来のモルタルとは異なる耐衝撃性のある外壁下地材で、耐火・遮音・防水の性能も備わっています。
マットスラブ(MS)
いわゆるベタ基礎ですが、従来の約2倍の鉄筋量を使用しています。
トラスフロア(TF)
2階の床梁にはトラス梁を使用しています。軽量で強度があるため、スパンを長くとることができ、下階の空間を大きくとることが可能になります。
三井ホームでは、上記要素で建てる方法をプレミアムモノコック構法と呼び、その耐震性能は最高等級3が標準です。
耐力壁としても認められた制震装置!
一般的な制震装置は建築基準法上の耐力壁としては認められておらず、補助装置として扱われています。
ですが、三井ホームの制震装置バックス(VAX)の場合は、耐力壁としても認められています!
掲載元:三井ホーム
VAXを配置した住宅は、一般的なツーバイフォーの住宅に比べて、2階床の揺れを80%ほど低減できるとのことです。
設置は上の画像のように、東西方向と南北方向のそれぞれに1基ずつとなります。
大空間を実現するGフレーム!
三井ホームの新商品「グラセナ(GLACENA)」では、三井ホームオリジナルのGフレームを採用しています。
ツーバイフォーメーカーとしては珍しいもので、Gフレームは、上画像のように門型の形をしています。
柱と梁の接合部分を専用金物で強固にしているため、接合部が変形しにくく、耐力壁としての機能もあります。
このような構造をラーメン構造と言いいます。
通常、ラーメン構造は鉄骨造で作られるのですが、それを木質で実現させているのがスゴイ!
門型部分には耐力壁を必要としないため、最大幅を8m、最大高さを6mまでにすることが出来ます。
だから、下画像のような大開口と2層吹き抜けの大空間も可能なんですね!
まとめ
三井ホームは、開発力、ノウハウ、技術のいずれもがトップレベルの住宅会社です。
それらを反映させたプレミアムモノコック構法は、ツーバイフォー工法のパイオニアらしく、同工法メーカーの最先端に位置しているといえるでしょう。
同社の商品は、高級・高いと言うイメージですが、若い世代が購入しやすい規格型のものまで豊富に用意されています。
そして、それらのいずれもが耐震性能で最高等級3を共通としていると言うのは嬉しい対応だと思います。
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